最近のとある日、近所のお店に
夜、家族で歩いて外食に出かけた帰り、
道を渡ろうとしてふいに、娘に手を取られた。
私を導くようにして小走りで渡りきった後も、
娘の手はそのまま…
学校での友達との出来事の続きを話しながら、
歩くリズムに合わせて
ちょっと大袈裟にその手を振ったりして、
久々に母とのつながりを楽しんでいるよう…
思えば小さい頃、その手を握って
毎日幼稚園へ歩いて通ったっけ…
どこへ出かける時も、
自由奔放に振る舞うあなたが危なくないよう、
いつもその手を取っていたっけ…
過去に何度かこのブログにも登場してる
我が娘…
白く細いその指先が
もうあの頃とは違う心配を呼び起こすほど
あなたは大きくなった。
母に庇われ守られていたのはもう昔…
危なくないようにと、
今度はあなたが母の手を取るようになったのね…
華奢で滑らかであたたかい
その手を感じながら
愛おしさが目頭の奥をじんわりさせるのを
こらえて夜空を見上げた…
月、きれいだね…
今日の月
もうすぐ、満月…