食べることは、人が生きて行く上で欠かせない、大切な要素です。
食べるために、素材を集め、料理する。料理されたものを、食べる。
そうして人は、毎日を生きています。
毎日、自分や家族の食事の献立を何にするか、
毎日、必ず考えます。
自分が食べたいものを作ることも多いですが、
家族に食べさせたいと思って、新しいメニューに挑戦したり、
いつもの料理にちょっとアレンジを加えてみたり…。
本当に美味しいものが作れた時や、
食べた人が笑顔で美味しいと言ってくれたりすると、
自分でも嬉しくて、幸せで、自信につながったりします。
食べることは、ただ食欲を満たす、というだけでなく、
楽しみでもあると思います。
それも、たった一人で食べるより、何人か、あるいは大勢で食べた方が、
同じ料理でも、より美味しく感じたりしますよね。
同じ場所で、同じとき、ともに食す料理は、
その料理のおいしさだけでなく、その場の雰囲気や、
一緒の時を美味しく過ごす、嬉しさも感じることができるように思います。
ともに食べれば、気持ちも近づく…
デートといえば、まず食事に誘って…というのも、頷けます。
そんな「料理すること」を、
地球の極地「南極」で、仕事として行う
南極越冬隊の料理番の映画を観ました。
主演は、私が大好きな俳優さんの一人である、堺雅人さん。
彼がその料理人の役です。
以前から是非見たい映画としてリスト筆頭に上げていましたが、
今回友からのタイムリーなおすすめもあり、観ることができました。
もう、堺雅人さんが演じる、という時点で、
その根っからの優しい雰囲気が、映画全体をほんわかと
あたたかさで包み込むんだろうな~ってことは、
想像していました。
彼の表情、目線、やや戸惑ったような仕草や、
それでも何も言わず、ただみんなを受け入れる
その姿は、期待以上のステキな雰囲気でした…
『南極料理人』(2009年)
南極料理人 [DVD]/堺雅人,生瀬勝久,きたろう

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☆ストーリー☆
南極観測隊員のひとりである西村淳の任務は、南極大陸のドームふじ観測拠点(標高3810メートル)で越冬する隊員8名分の食事を用意することだった。西村は限られた食材と特殊な環境の中、隊員たちを飽きさせないメニューを作るために奮闘する。(Wikipediaより)
この映画は、先日観た「MIB3」のような、ワクワクするようなおもしろさはありません。
スピード感も、すごいCGも、次どうなるんだろう!というドキドキもありません。笑…
上記ストーリーのように、南極で仕事をする人たちに、毎日の料理を提供する仕事をする
主人公と、その南極観測隊員たちの日常を、ただゆっくりと、素朴にそのままに描いた、
ゆるりとした映画です。
その隊員たちというのは、
雪氷学者、その助手の大学院生、大気学者、気象学者と、
通信、医療、車両の各担当者、そして料理担当の「南極料理人」の8人です。
そう、男ばかり8人での、約1年間の南極生活なのですwww
思えば実際、南極観測隊員たちの、仕事については報道されることがあっても、
毎日、普段、どのように過ごしているか、は、あまり知られていないような気がします。
南極は、平均気温がマイナス50度とかの、文字通り極寒で、
太陽が一日中沈まない、夜になってもまだ明るい白夜のような時期もありますし、
その逆に、ずっと暗いままの時期もあります。
外に出ても、一面の雪原で、他には本当に何もありませんし、
ましてや、快適で便利な日本の生活からかけ離れた世界で、
水一つとっても、自分たちで雪を掘って集めて、水にする作業をしなければなりません。
食材も、全て持ってきた冷凍食品か、乾燥した食材か、缶詰です。
それでも、というか、だからこそ、
南極料理人は、みんなの状況や気持ちを察したり、聞いたりしながら、
その日のメニューを考え、精一杯心を込めて料理する。
美味しさという、笑顔と楽しみと幸福を提供するのです。
役柄の堺さんを見ていると、
自分が自信を持って出した料理を、
もちろん美味しそうに食べてはくれるんですが、
好みの調味料をドバドバかけたり、
思いがけない食べ方をされたりするのを見て、
戸惑っている様子が、何とも言えず共感を覚え、
それでも、たいした娯楽もなく、日々限られた環境で過ごす
隊員たちの気持ちも慮り、何も言わず、心に収める彼に、
またまた共感してしまいます…
印象深かったのは、雪氷学者の誕生日祝いに、と、
大きな肉のかたまりを焼こうとするのですが、
フライパンではうまく焼けず、彼が考えたのが、
肉に油をたっぷり塗って、棒に刺し、直接火をつけて表面を焼く、
という方法!
一緒にいた医療担当者が、外で、その火のついた棒を振りかざして、
「楽しい~っ♪」って言いながら、とてもはしゃいで走り回るシーン。
あぁ、こういうことなんだな、
ちょっとしたことで、はしゃぎたくなる、
そういう、童心に帰って心を解放するってことが、
こういうところでは、ことさら大切なんだ、
って思いました。
原始に戻って、人の本能を呼び覚ます、みたいな感じなんだろうと思います。ww
最後になりましたが、この南極料理人の作る料理は、
全部本当に美味しそうです。
盛りつけの一つ一つまで、心を込めて作られていることが伝わります。
料理は見た目も大事!
冷凍、乾燥、缶詰の食材から、こんなに美味しそうにできるんだ、
って感動もあります。
隊員たちは、この南極の地で仕事をしながらも、
各自にいろんなことが起こります。
悲喜こもごも、いろいろありながらも、
極地で働くもの同士、心通わせながら、
実に人間らしく、普通に生きています。
料理は、
いつも人の中心にあり、生きることである。
そして…
料理は愛だ!!
って思いました。
この感覚は、これらの作品にも似ています…
『かもめ食堂』
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『食堂かたつむり』
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この映画の原作はこちら。
『面白南極料理人』/西村 淳
面白南極料理人 (新潮文庫)/西村 淳

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映画『南極料理人』のフードコーディネーターの方の本
「ごはんにしよう。ー映画「南極料理人」のレシピ」/飯島奈美
ごはんにしよう。―映画「南極料理人」のレシピ/飯島 奈美

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そして、『南極料理人』エンディングはこの曲。
♪「サラウンド」/ユニコーン♪
本当に見て良かった~\(^_^)/!
いろんな映画を私も観ますが、こういう、ゆるりとした、愛のある、
そんな穏やかな映画が、実は一番好きかもしれません…。
興味が湧いた方はぜひo(^-^)o♡
そうでない方にも、一度はおすすめしますww

























