こんにちは
突然ですが、
私は漢字を人に説明するのがとても苦手です。
この間は「敦」という字を、
「敦煌(トンコウ)の『敦』です!」
今日は「関」という字を、
「関羽(カンウ)の『関』です!!!」
と説明。。。※中国史が好きなわけではありません。。。
やっぱりちょっと変なんですよね、私・・・。
かえって混乱すると大不評。
はい、さくまですこんにちは(スミマセン)
…。
さて!!!!
先日、当社初となる、「札幌市次世代住宅」の認定が下りました~
そうなんです~
「さくまさんっていつも何やってるんですか?」とお思いのお客さまも多い事でしょう。
私は一応、補助金関係の申請業務をメインでやっておりました。(徐々に移行予定…。他にも手広く色々やっております。)
建設業はとにかく書類が増えました。
うちの会社は全棟「長期優良住宅」をとっているので、通常の家でも
・確認申請副本
・長期優良住宅の副本
という二冊があり、
これから補助金を受ける物件に関してはBELSという制度で認定を受ける必要があり、ここでさらに一冊。
※ビルディング(建物の)・エナジーエフィシエンシー(エネルギー性能)・ラベリング・システムの略で、
今でも家電や車に☆マークがついて省エネ性能が分かると思うのですが、その制度が住宅にも適応になり、性能の良い家が☆でわかりやすく表示される制度です。
そして補助金の申請でもさらにもう一冊。
という訳で、補助金をうけるおうちは副本が四冊になります…
用意する方も大変なんですが、
見て審査する方も大変だなと、つくづく思います。。。
ちなみに補助金の申請は、
地味に大変な事、予期しないことが多かったりします。
最近とても審査が厳しくなったので、
住所の記載が「番」なのか「番地」なのかまで指摘が及ぶようになり…。
膨大な写真(でも実際提出するのはほんのわずか…。それでもないと困るので大量にとっておかねばなりません)、
膨大な書類(一つの物件でも同じような書類を何度も出します)、
各業者さんに納品書、出荷証明書の作成をお願いしたり、
設計事務所さんに外皮性能の計算を何度もやり直してもらったり、
とにかく書類が多い…。
仕事しながら、雪崩が起きそうなデスクを前に、某先輩の名言を自分流にアレンジしてしまい、
「書類にまみれろよ」
と呟いてしまうことも少なくありません!!!
(元ネタがわからない方は 「魚住」「鰈」でグーグル先生に聞いてみて!(笑) )
多くの補助金は、「交付申請」という事前の申請を行って、
「OK、そのままの計画で行くなら補助金出しましょう」と決定されて、
住宅ができてから「実績報告」という「この通り工事が終了しました」という申請を再度出して、
そこで認められて、初めて「確定」となり、お金が振り込まれる形になっています。
札幌市の次世代の場合は、
審査を行う審査に対する補助もあって、そちらも同様に、申請→報告の作業が入っていて。
なんと入念な補助金なのだろうか…。
申請のまま工事が全部終われば一番なのですが、やはり建築というものは現場で流動的に変化していくもの。
「別物件の在庫出たからこの断熱の部分、ネオマフォーム50mmじゃなくて100mmの使ったよー」(性能は良くなるのでお客様にとってはトク)
という、書類とにらめっこしているだけだと絶対にわからない変更などもあったり、
我が家もそうですが、
「ここに暖房パネルつけようと思ってたけれど…実際に壁ができたのを見てみると、こちら側の方が使い勝手が良さそう」
という現場の些細な変更も、
「こっちに変更になったのでよろしくどうぞ。でも性能には変更ありませんよ」などと『軽微な変更』として報告せねばならず、
なかなか一筋縄ではいかないのがこの補助金事業なのです。
(最近は、断熱とか一次エネルギーとかそういう内容も絡んできちゃってて…)
予期せぬことで「ここの部分はこう記載してください」と審査側事務局側から指摘があり、
急いでお客様に印鑑をいただかねばならないこともよくあります。(皆様いつもご協力ありがとうございます)
私は小心者なので、
「もし書類が間に合わなかったら…もしお客様に補助金が出なかったらどうしよう」と…毎度毎度非常にあせってしまいます
お金を扱う仕事は、なんと神経を使うものなのでしょう!
銀行や証券関係のお仕事の方は常にこんな緊張感の中仕事されてるんですよね。。。
そんな訳で、数々の申請を経て、実際に認定がおりると心の底からホッとしますし、
達成感もひとしお。
札幌市次世代住宅は特に初めての申請だったので、また、喜びも大きいものです
よかった〜〜。ほんとよかった〜。
間に合わないかと思って半べそだった〜〜
今回は性能値が 下方修正しても大丈夫なように、余裕を持ってスタンダードでお願いしましたが、徐々に申請慣れてくればハイレベル、トップランナーも可能になるかな???(どうだろ???でもそうなると、現場での変更が効かないからうちの会社向けじゃないかなぁ。そう考えるとやはりスタンダードレベルが一番手堅く確実ですよね)
ちなみに昨日は、経産省、国土交通省、環境省と合同の来年度以降の補助金の説明会だったのですが、
ZEH補助金が「ZEHプラス」というバージョンまで出てくるし、
環境省までCO2削減のため、ZEH補助金事業に参入。(3省でゼッチを推していきますよと)
なんと!!!!!
また補助金が増えるのかい…???
CO2削減はとってもとっても大切な事だし、ゼッチの考え方は好きだからゼッチ自体はどんどんやりたいんですけど、
この膨大な書類はどうにかならないものだろうか???
毎回こんなに大変じゃ、とてもではないけれど申請するのが厳しい。と頭を悩ませている毎日です。(だから大手ハウスメーカーは強いよね)
「ゼッチを建てるけれども、補助金の申請はやってないんです」という工務店もあると聞いて、、、それもよくわかるなぁ…ただでさえ建築業界はどこも人手不足だもんねぇ…と思った次第なのです。
悪い事して補助金だけもらおうとしちゃう人もいるから、
やっぱり審査は絶対に必要なんだけど、
補助金の申請は、もう少し簡素化していただけたら嬉しいなぁ。
なかなかその申請のためだけには、人の手が回らないのも、小さな工務店の実情としては本当なのですよね…。
まぁ!
そんな未来のことはとりあえず今日は置いておいて今日はホッと一息…。
ビールの味も美味しく感じます。
また頑張りまーす
キクザワは負けんぞ。
(元ネタがわからない方はくどいようですが、「魚住」「鰈」で検索を!
名シーンだからっ)
なんと言い訳がましいブログなのでしょう!
何にも言わずまた書類にまみれます。
今後ともよろしくお願い致します。