今回のミニカー改造は、京商製 日産スカイライン2000GT-R(KPGC10)のタイヤ(ホイール)交換とローダウンです。
このハコスカGT-Rのミニカーは、35GT-Rが発売された時に日産ディーラーに勤めている知人より頂いたものです。
京商製で精巧なつくりなので改造する予定はなかったのですが、我慢しきれず手を出してしまいました。(๑>◡<๑)
日産スカイライン2000GT-R(KPGC10)1971
室内のディテールやランプ類やバンパーなどが別パーツ、あと見えないですが下周りの造形などなど、とにかく完成度が高いハコスカGT-R。
さすがはメーカーが販促品に採用するだけのハイクオリティです。
しかしずっと見ていると、高い車高にノーマルタイヤが気になります。
ということでやるしかないですね。改造!
カスタムコンセプト
ハコスカGT-Rといえば、オーバーフェンダーにチンスポのレース仕様が思い浮かびますが、それならトミカまたはホットウィールのオバフェン仕様のキャストをカスタムした方が良いわけで…
やはり気になる車高とタイヤ(ホイール)を交換したストリート仕様に決定しました。
京商ミニカー カスタム
分解作業
早速分解作業に取りかかります。
まずはトミカ同様に本体裏側にある「かしめ」(赤丸)を3mmのドリルで削っていきます。
分解するとボディ(ウインドウ)・シャーシ(タイヤ)・内装パーツで構成されています。
タイヤ(ホイール)交換
当初はトミカワイドタイヤで製作していたのですが、やはりハコスカといえばRSワタナベの8本スポークが似合うだろうと思い、ドリームトミカ 頭文字D AE86トレノのタイヤ(ホイール)を使用することにしました。
トレッド調整
ハチロクから取り外したタイヤを一旦バラし、改めて真鍮パイプを使ってトレッド調整した車軸を作っていきます。
真鍮パイプをシャーシの幅に合わせてカットし、両端から約3mmほど内側にヤスリと千枚通しを使って、接着剤の流し込む穴を開けておきます。
今回タイヤを固定するのは、真鍮パイプの内径サイズに合う虫ピンを使用します。
というのも、最近のトミカの車軸が太くなっているのでストックが少なくなってきたからなんです。^^;
車高調整
車高調整をするには、内装パーツを削り込んでいきます。
しかし前輪側は削り過ぎた上に左右の高さがバラバラで調整が大変でした。(T_T)
そう考えるとトミカのサスペンションギミックは、ストロークするためのゲートがあるので車高調整がラクチンですね。
チンスポイラー製作
1.2mmのプラ板を車幅に合わせてカットし、先端に向けてヤスリで薄く加工していきます。
仮止めしながらバランスを整えたので仕上げに入ります。
塗装設備が乏しい314Factoryでは、ボディカラーと同色に塗装することができないので、シルバーに塗った後に1200番のサンドペーパーでツヤを落とし同色っぽくしました。
ロールバー製作
ロールバーには0.8mmの真鍮線を使用します。
形状は定番の5点式(4点+斜行バー)にしようと思いましたが、当時のワークス仕様の3点式の方がノスタルジックな雰囲気がでそうなので3点式に決めました。
しかしボディを被せると地味、悪く言えば目立たない…
ということで、斜行バーを追加しました。
当然ですが、実際は補強や安全性が目的なので目立たなくてもいいのですが、あくまでミニカー的にはアピールしたいポイントなので着色せず真鍮線の色のまま取り付けています。
マフラー製作
そのままでもデュアルマフラーの表現がリアルなシャーシパーツですが、少し大径タイプのマフラーにしたいので、マフラーエンド部分(赤丸)をカットし真鍮パイプを2つ取り付け大型デュアルマフラーにしました。
KYOSHO Custom NISSAN SKYLINE 2000GT-R(KPGC10)
ベースのキャストが良い出来なので、少しイジるだけでカッコ良くなりました。
以上、京商製 日産スカイライン2000GT-R(KPGC10)のタイヤ(ホイール)交換とローダウンでした。