爆弾テロ遭遇
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あれは東京を発ってまだ1ヶ月のときだった。
私は、ダイビングのメッカであるエジプトのダハブで
旅4年目も終わりに近づいていた夫婦に、旅開始直後の人間にありがちな
どの国が一番危険でコワかったか、という抽象的すぎる質問をしていた。
これまた彼らは旅が長くなると陥りがちな、
『モノを失くした・強盗にあった・殺されかけた』自慢などのそぶりを
まったく見せることなく 少し考えてこう答えた。
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友人がiphoneアプリを作りました。iphoneユーザーのアナタ、覗いてみてみて♪
飲み会、会議、ノレないお誘いを断りたいっ って時に是非
言い訳天才アプリはコチラ（リンク）
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「どこに行っても、最大限に気をつけてさえいれば
本当に危ないところは少ないと思う。
でも、あえて言うならば 中米はイヤな感じがしたかな。」
私はすかさず言った。
『コロンビアとかですか？』
今この時点で この話のオチがわかっていないアナタは
当時の酒びたりマリエ氏と同レヴェルです。中学校地理でもやり直してくださいｗ
２PIECES世界放浪の旅、40カ国目は南米北部に位置するコロンビアだ。
1月中旬に南米最南端であるアルゼンチンのウシュアイアに降り立ってから、早４ヶ月。
約８，０００キロをすべて陸路で北上してきたことになる。
だって８，０００キロってさ、時速１００キロで走って、ハチ・・・
はちｚｙ
は、はちじゅうじかん しかかかんないの？！
意外と近くね？！！！
いやいやいやいや、８，０００キロって直線距離だからね。
実際はボリビア側からリマに抜けるあたりなんか アンデス山脈とか越えてるし。
ツンと話し合った結果、北上４ヶ月のうちの、
丸１５日間はバスの車内で過ごしたんじゃないか
という結論に至りました。 う～～ん、がんばったのう。
さてその「コロンビア」が問題なのだが、
コロンビアといえば、
美女
と
世界第二位の産出国！コーヒー
と
殺人 誘拐 ゲリラ 麻薬
である。
１９９０年代の殺人率が世界最悪で、
世界で起こる誘拐発生件数のうち３分の２はコロンビアだったという。（ウィキより）
←ここまでとは知らず今調べてビックリした；
冒頭で、「コワかった国」と聞いて その国が南米にあることをもちろん知っていたのにも関わらず
即座にコロンビア、と口走ってしまったマリエ氏の気持ちもわからないでもない。
しかしこれはもう過去の話。
政権交代後は急速に治安の改善がすすみ、現在に至っては
ベネズエラやブラジル、エクアドルに比べれば全然マシだぜ！（ロンプラ引用）なんだという。
百聞は一見にしかず。
見てみよう。
２PIECES,コロンビア最初の訪問都市は首都ボゴタである。
そうそう 昨日の記事とおりブラジルビザを取るためだけに来たハズだったんだけどね。
フツウだ。
いやむしろ、
オシャレだ。
子供だかりを押し分けてみると・・・
やっぱエンパナーダか(･∀･；)
ええこれ、まだうちのブログでは紹介したことなかったかな。
南米の最強ファストフードです。
コレがあったおかげで、ボリビアに一時進出したマクドナルドは赤字撤退したんだぞ。
パン？というかトウモロコシの皮？を揚げたもの中に、牛肉か鶏肉と芋が入ってるんです。
こっちの人の腰まわりがジャンボなのは間違いなくエンパナーダのせいだろうね。
２PIECESはここ５日間くらい標高高くなったおかげで PPP子が止まらなくて痩せ続けてるけどね。
ご覧の通り、子供たちはフリーダムに駆け回り
街中はこれでもかっていうほど大っきな警察犬を連れたポリスだらけ。←本当に沢山いる！
ヤク中で目がイっっちゃってる廃人どもを除けば、一眼レフカメラを持って歩けるくらいに安心感がある。
そんなことを思いながらの話はさかのぼって、
ブラジル大使館の帰り道。
我々はカラカス通りをcalle100からcalle1方面へ南下する
トランスミレニオ、と呼ばれる市バスに乗っていた。
新しくてキレイな車内は大混雑だった。
３分程走ると、2駅目のcalle85駅を越えたあたりでバスは停車がした。
すると、女性の声で早口のアナウンスが入り車内が騒然とする。
もちろん、と言うのは恥ずかしいけど
やっぱり早口のスペイン語なんて何言ってるかじぇんじぇんわかんない。
近くにいた同い年くらいの女の子にどうしたの、と聞くと、
このバスは南下せずに折り返すから、ココで降りたほうがイイってことだけ聞き取れた。
知らない場所で降ろされ、途方に暮れるツンとマリエ氏。
フラフラ歩いていると
人だかりの前のTVに信じられない映像が映し出されていた。
"calle74, Av.Caracas
Bobma terrorismo"
７４番通り、カラカスアベニューで爆弾テロ発生
恥ずかしい話、炎上する車と救急車に運ばれる人々の映像を見ても、
アナウンサーの早口なんか全然理解できない我々は、テロップを目にするまで
「これさ、玉突き事故かなんかなのかな」 なんで言いながら呑気にカフェでコーヒーを飲んでいた。
数時間後なんとか宿に戻ると、入口を開けるなりオーナーがこうまくしたてた。
「あんたたち、どうしたかと思ったわよ！！テロよ、テロ！！
あなたたちが今日行ったブラジル大使館の近くでテロがったのよ！！
何人も人が亡くなったんだよ！！無事でよかったわァ」 （雰囲気で翻訳）
すぐにネットで情報を調べる。
テロから2時間近く経過していたが、日本のメディアにはほとんど情報がＵＰされていなかった。
BBCnewsによると、今回のテロは前大臣を狙ったもので、彼のボディガード2名が死亡、
その他にも通行人数十名が重軽傷とのことだった。
もちろん、今自分がいる国でこういうことが起こったってのは、衝撃的だった。
でも決定的にいつもと違うのは、
テロが起こったそのとき、
我々はテロ現場とまったく同じ通りの、
しかもたった９ブロックしか
離れていない場所にいたということだ。
あのとき、ファンタを買おうと入った駅近くのコンビニで
ファンタが８０円もしやがって、でも今超飲みたいし ここで８０円払うか否か、を
ダラダラと迷っていなければ・・・
さらにＮｅｗｓを探し読みしていると、さらに驚くべきことがわかった。
テロ発生のこの日の朝、別の場所でも爆弾を積んだ車が発見されていたこと。
カルタヘナへのオバマ大統領来コロンビアへの反抗として、
別の日にもボゴタ市内で爆発が起きていたこと。
テロに合わないように気をつける、ってゆーのは難しいかもしれない。
でも、そーゆー危険性が高い場所へ行くことを避ける、ってゆーのは自分たちでもできることだ。
旅も1年が過ぎ、俗に危ないといわれている場所でも無事に過ごし、
絶対的に危機感が薄かったんだ。
今回、ボゴタに関してはそういったことをほとんど調べずにいた。
持っていた情報は、
『危ない危ないって言われてるけど、なんだかんだ今は平気らしいよ～』
とゆーなんともおマヌケなものだけだった。
今自分たちがいるのは 落とした財布が返ってくる世界唯一の国ニッポンじゃない。
自分たちは、若くったって人は簡単に死ぬってことをこの旅で何度か見てきたじゃないか。
人の話を鵜呑みにしない。
目先の安全に油断しない。
バカみたいなケチはしない。
今は、自分たちの身は自分で守るしかない。
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世界で起こる誘拐発生件数のうち３分の２はコロンビアだったという。（ウィキより）
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もちろん、今自分がいる国でこういうことが起こったってのは、衝撃的だった。
でも決定的にいつもと違うのは、
テロが起こったそのとき、
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しかもたった９ブロックしか
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あのとき、ファンタを買おうと入った駅近くのコンビニで
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テロに合わないように気をつける、ってゆーのは難しいかもしれない。
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自分たちは、若くったって人は簡単に死ぬってことをこの旅で何度か見てきたじゃないか。
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