2PIECES! LCCで地球をさすらおう -世界一周ブログ-

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当ブログの主人公、1984年生まれの夫婦2PIECES!
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訪問国 : カ国
現在地 : 日本


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エピローグ










それは、まるで自分の身体じゃなかったみたいな。























お久しぶりどーもです、マリエ氏です。

こんなに公共性の高い場所で自分らの顔写真平気で載せたり、

そもそもこんな歳で自分のことをマリエ氏って書いてみたり、

今夜の寝床が眠くなっても決まってなかったりだなんて

今振り返れば とんでも恐ろしいことばかりです。










そんな風に感じないことが 異常になってしまう

我々は今、そんな文化の国にいます。














んだから今日はね、ウチラの写真とかないからね。
すまんね 読者諸君。







さて、今日はこのブログの最後の記事を書きます。
クジラの彼的な感じで書きます。
つまりは旅、その後の話です。







12月何日かは覚えていませんが とにかくクリスマスイブらへんに
2PIECESは無事に帰国しました。


それからは丸二ヶ月以上夫婦別居。
互いの実家で親に寄生して生きていました。

ツンはそうでもなかったけど、
私の場合、就職してからそのときまで約6年間、
電車でたった一時間の距離の実家には一度も帰っていなかったので
つまりは両親と同じ空間であんなにも長い時間を過ごすのは、
本気の高校生ぶりとかだったワケで
実は私、結構緊張していました。

「親」と「子」ってどんな風にすればいいんだっけ
そんなことを28にもなって ぼんやり考えたりしていました。





年が明けてからは 特に初詣にも行かず
WIFIフリー、空調付でバストイレ付ホットシャワーしかもバスタブ付で3食付という
一年半の旅の間では爪の先すら届かなかったような豪華な「宿」で
ひたすら動画を見て過ごしました。
4日に一度程度、ツンとは電話をしていました。



それから、ヒロヒロが東京に遊びに来たり、
もりフーフ&トシタカふーふと飲んだり
新妻さおりってぃと焼き鳥を食べたりしました。
ちなみに さおりってぃには 偶然(?)昨日も会いました。

特に昨日 さおりってぃに会って改めて思ったのは
あの日々を過ごしたのは 本当に自分の身体だったんかなあ ってことでした。

きれいな格好をして 清潔な空間で
薄汚い風体で泣きながら地獄のようなトイレに入ったチベットを共に過ごしたさおりってぃに会って
なんかあれって、ドラマの撮影だったんじゃないかみたいな
まあでもうちら女優じゃないし

なんて言うか、周りにいる人は誰も
どう見たって今や普通の風体のマリエ氏とサオリッティが
まさか中国人に紛れてラルンガルゴンバ行きのバンに乗っていただなんて思わないだろうし
あのときのあの空気間を共有しているのは、
この国の中でたった4人だけだなんて


そうだ、わかった。そーゆことだ。
あんなことをしてきたのに、あんなことをする前と何一つ変わらない生活がまた始まったことが
生活の中にいることが、すごくギャップなんだ。








だからどう、ってワケじゃなくて
この感じはなんなんだろうってモヤモヤしてたの。
犠牲文になってすまん、さおりってぃ。w


















そう、2PIECESはふたりとも、無事に就職・社会復帰を果たしております。

ツンなんかすぐ内定出たもんね。
わたし、あんなに頑張ってるツンを初めて見ました。
妻ビックリでした。


ふつうの会社のふつうのサラリーマン。
昨日は二人して休日出勤で、
ツンはもうすぐリリースだからとかなんとかで 今日も出勤。

部屋干しの洗濯物がいつまでもクローゼットに戻らず部屋干しされてて
シンクは洗ってない食器だらけ。
冷蔵庫の中はチューハイとビールしか入ってないし
玄関には歩きつぶしてヒールの金具が飛び出たパンプスが散乱。
平日に夫婦そろってゴハンを食べられる可能性は限りなくゼロで、
1日30分くらいしか顔を合わさない。


それでも、権之助坂を上から飲みつぶして歩く週末があって、
狭いけどベンリなとこにマンション借りて、
TSUTAYAの会員カードだって作れたし、
楽天市場で空気清浄機買ったりもして。


こないだの祝日はツンも休みだったから外フラフラして
2年ぶりに見る桜が青山霊園の6分咲きのやつだったりした。

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一眼レフは帰国してから一度も触ってないけど、
一応一般人並みにスマホのカメラを使いこなせるようになって、
しかもわりと画質が良くて驚いたりして。

そんでいつの間にかまた、いかり肩に大また早足で カツカツ鳴らしながら駅に向かうようになってた。







ふつうの中で、ふつうのことがふつうに過ぎてゆく。

それは旅の終盤で案じていたほどには恐くなくて、逆に気持ちよくもない。

京急品川の前のマックで、
スーツの大群に動じることも無く 
地べたに座り込んでハンバーガー食べてる白人パッカーのカップルを見ても、
何も思わないくらいにリハビリも済んでいる。



それなのに何をウダウダ言ってるのかって言うと、
やっぱり長い間付き合ってくれた読者の方にはちゃんと
「旅その後」の気持ちを伝えようと思ってるからなのであります。


















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ようやく出来上がった旅の写真集は、

自分で作ったくせに何度見ても見入ってしまうのだけど、

生活に慣れれば慣れるほど、見れば見るほどに

すべてのことがウソだったような

幽体離脱して自分らのことを上から見てただけってほうがしっくりくるような感じがしてきて、だけど

見栄とか飾りとかを捨てて欲望のままに生きた550日間も

体裁と曖昧と立場を最優先に 責任や信頼を抱えて進むこれからの自分と社会の関係も

どっちも人生80年の中にある、たった数年の真実だって

そんなことに気づくことができたっていうだけでもう、我々に悔いも恥もない。













5月の連休に初めての国内ダイビングに行ってきます。



そして、明日は2PIECES揃って初めての給料日です。







おしまい。



夫婦で世界一周+第2弾で使ったお金と、費用内訳とか滞在国内訳とか賢いカード活用術とか


どうもこんにちは。
あけましておめでとうございます。マリエさんです。

平年と比べて長い年末休暇はいかがでしたか。
海外行って来ましたか。

この年末年始、国内・海外旅行の総旅行者数が3000万人を超えたらしいですよ。
3000万人てスゴくね
日本の労働人口の半分の人が年末年始休みで旅行したことになるんだもんね。

でもそれよりスゴいのはさ、たしかソースはJTBだったと思うんだけど、
もうすぐ日本人の年間海外旅行者数が2000万人を越えるんだって。
6人に1人が1年に一度海外旅行する国ってある?
労働人口から言ったら3人に1人が行ってる計算ですよ!

ちなみに、世界中で「一年間で海外旅行する人」は10億人で、
うち中国の人が1億弱だそうです。でもこの国、人口14億だからね。
と、これはちゃらちゃらっとネットで見ただけなので間違ってるかもしれませんあしからず。











さて、だいぶ長いとこブログをほったらかしてしまいましたが、最後のいくつかの記事では
たくさんのコメントやメッセージをいただきました。
どうもありがとう。

遅くなってしまいましたが全て返信をさせていただきました。
色々と、みなさんの率直な、というか
普段どんなことを思ってこのブログを読んでもらってるのかがわかって、嬉しかったです。


いただいたコメントの中で、旅の費用に関する質問があったので
今日はそれをまとめてみようと思います。
ちょうど、自分でも内訳がどうだったか見てみたかったので。
とゆーか質問募集したのに、まさかたったお一人様しか聞いてくれないなんて!!
笑え・・・るのかしら??






















2PIECES!!旅の費用等まとめ

【前提】
・世界一周航空券ではなく、LCC利用
・旅の日数は553日間
・訪問国数は47カ国
・訪問エリアは、順番に
アジア→中東→アフリカ→西部ヨーロッパ→北欧→アメリカ→西部ヨーロッパ→
東部ヨーロッパ→中東→メキシコ及び周辺国とカリブ海→南米→メキシコ→日本→アジア


旅のルート↓↓

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この↑↑の、旅の費用合計は、



250万円/人

※うち、出発前準備費(海外旅行保険やバックパック購入等)が20万円









でした。

どうでしょう。

どう思いますか?



個人的には、日割りすれば1日あたり4,159円/人だったので
思っていたよりかなり安く済んだと思っています。
目標は1日5,000円だったからね。

ただ、他のバックパッカーに比べたらちょい高になるんじゃないかなあと思います。
ご存知の通り、2PIECESはツン氏というガードが固すぎる財布大臣を抱えながらも、

・基本バスより飛行機
・ダイビングライセンス(オープン、アドバンス)取得
・ダイビング合計40本
・ケニア、タンザニア、ナミビアでサファリ
・イースター島
・ガラパゴス諸島
・チベット
・ビーチリゾートを好む
・一時帰国

と尽くせる限りの贅を尽くしながら、かつほとんど個室(ダブルルーム)に宿泊してますからね。
553日間も貧乏旅行してるくせに 
日本人宿以外でドミトリーに宿泊した回数10泊以下だからね!!
そりゃ友だちも増えんわw












確実にいえることは、こんだけの贅沢(?)は円高だからこそできたってコトです。
過去5年間見て、いっちばんうちらにとってレートが良い期間で旅できたみたいです。


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我々の渡航期間、USD平均を80円=1ドルとしましょう。
230万円=28,750ドル。

今日のレートが89円。
230万円=25,842ドル。

2007年のレートが、120円。
・・・なんかエグいからやらないけど。



まあ、今日のレートで見たって1人あたり230万円で旅した場合の差額が2,908ドル。
つまり、今出発して全く同じルートを行った場合、
この後1ドル90円前後で頑張ったとしても 1人あたりだいたい23~26万円分程度余分にかかるってことです。
ラッキーでした。












次、旅費用総額230万円/人の内訳です。







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その他、ってのは多分ほとんどが飛行機以外の交通費(バス、フェリー、鉄道、レンタカー)で、
それ以外が特別イベント費用(サファリツアー、入島料など)です。

内訳の内訳を、だいたいの勘で書きます。
勘でごめんね、家計簿とかつけてなかったのです。

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ふ~ん。

ふ~ん。

・・・宿代高いな笑
ま この後の内訳を見ればわかるんだけど、
宿代が高い南米に全体の4分の1の泊数さいているからね
平均するとこれくらいになっちゃうのは仕方ないと思います。

飲んでる印象あったけど、わりかし酒代安いよね。
そりゃ弱くなるわいや。











さて、ここで注目すべきはやはり飛行機代でしょう。

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#18フェニックス→フランクフルト、#34カルタヘナ→カンクンはマイル特典航空券





こりゃ安かったでしょー!!
いやあ、誇りに思います。
どーでもいいですが勝手にめちゃくちゃ満足して自慢げです。
勝ったね!!勝った!!!





ブログのしょっぱなでやった【LCCと世界一周航空券、どっちがお得?】
の結論としては、

43万+燃油サーチャージ+空港使用税+保険料、
かつ1年間の期間制限、フライト回数制限、ルート制限、ルート変更手数料等が乗っかってくる
世界一周航空券(ワンワールド5大陸、日本で購入を参照)より

安く、かつ圧倒的に多くのエリア・国数行ってるのではないでしょうか。

何度も言っていますが、旅のスタイルによって適正・お得度は変わってくると思うので
その辺のことはご了承ください。






















最後に、費用とは違う話ですがエリア・国別滞在期間内訳を。





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※一般的な概念と異なっているのでご確認ください。
中東・・・ヨルダン、イスラエル、イラン
西ヨ・・・スペイン、ドイツ、イタリア、チェコ、ポルトガル、ベルギー
東ヨ・・・クロアチア、ボスニアヘルツウェゴビナ、セルビア、ブルガリア、トルコ
他北米・・・キューバ、グアテマラ、ベリーズ







見事に旅の半分をアジアと南米で占めてますね。うぎゃー
んでもってメキシコ長っ




マリエ氏とツン氏の共通意見として言えるのは、

「西ヨーロッパいらんかった」
「南米5ヶ月は長すぎた」 



です。

否定的な言葉のオンパレードみたいだけど、勘違いなさらぬよう。
まとめ、ですので費用対効果を考えたときの反省点です。
以下、個人の感想です。








まず1点目。
西ヨーロッパ、とは私たちの場合
スペイン、ドイツ、イタリア、チェコ、ポルトガル、ベルギーを指しますが

「西ヨーロッパいらんかった」というのは、
「西ヨーロッパに45日間も滞在するなら、その分のお金を北欧に当てればよかった」
という意味です。

西ヨーロッパが悪いって話じゃありません。
西ヨーロッパは、節約して旅しても面白くない!! ってだけの話です。

「せっかく来たから根性」で同じような(に見えてくる)教会やら宮殿に入場料を払い、
その分宿泊費を浮かせるために夜行バスやバスターミナルで夜を明かし、
ベッドで眠るのは2日か3日に一度、
なんて!!
若い!!
2PIECES、若い!!!
今なら絶対やらん~

結果論だけど、行きたいトコだけ、
つまりはスペインとチェコに絞ってさわやかに駆け抜ければよかったなあ。

お金にヨユウを持って、レストランでワイン飲んでハム食べて、ブランド物買って美術館行って・・・
ってしたかったー でもそれってさ
定年迎えたらor会社の夏休みでやりゃいい話だもんね。くっそ~~!


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↑「イタリア・水の都ヴェネチアにて、駅にバックパックを預けて観光しようと思ったけど、
預け荷物代が鼻で笑うほど高かったので、仕方なく15キロ担いで観光」の図。
アホみたい。









で、かつ、北欧は西ヨより更に物価が高いけど、すんげい面白かったって話です。
北欧とはマリエ氏語で、今回訪問したスウェーデン、ノルウェーと
西ヨで予算を使ってしまったために行くことを断念したアイスランド、フィンランドを指します。

北欧は、いわゆるみなさんが想像する「ヨーロッパ」とは全然雰囲気が違います。
どこの国とも似ていない、独特の空気と景色。
オーロラ、フィヨルド、火山、森と水と雪と氷。

寒いわ山登るわ、わりかし体力いるんです。
しかも日本から遠いしね。1週間休みじゃキツい。
だからこそ、このタイミングでもっと行っておきたかったなあ なんて。いやん。


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2つめ、「南米長すぎた」についてだけど、5ヶ月いたからね!!
ご存知の通り、最南端アルゼンチンのウシュアイアから最北部コロンビアのカルタヘナまで、
全路まさかのバス移動。

おかげでスペイン語ちょいわかるよになったし、期間としては長くないのかもしれんけど、
1年半に占める割合として5ヶ月って長すぎーー

「南米ながすぎた」→「南米よりアフリカ」
の意味なのですが、うーーーん。


南米に5ヶ月もかかってしまった理由は、LCCが飛んでいないから。
飛行機が高いんです。
でも結果的に滞在期間が長くなるわ、バスもそこまで安くないわ、その上ロライマ山やレンソイスに行く体力(時間と金)が残らなかったわで、うーーーん。





で、私はアフリカが好き。

あそここそ、世界。
知らなかった、今まで見たことが無かった景色と現実。

極端な話、アフリカ以外に訪れた国々では 基本的な部分---電気が通って、バスが走って、ガスで透明な水を沸かせて、スーパーやトイレがあって、過去の人類の英知を集めた建築があって。
は日本と変わらなかった気がする。
極端な話ね。
それくらい、アフリカは私の知っている景色と違っていて、
衝撃的で刺激的で感動的で興奮的で腹立って恐くて腹立って、印象に残ってる。

出発からたったの2ヶ月目で上陸したアフリカ、
当時は怖いわ恐いわで逃げるように帰ってきちゃったけど、旅の後半にはすごく後悔して
本気で戻ったろかと思ったよね。

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好き勝手長々書きましたが、最後にあんまり他のブログで言及していないネタを。

我々が賢かったのは(自分で言うな)、
旅のメインクレジットカードが、マイレージのたまるタイプだったこと
だと思います。
正確には、旅のために作ったわけではなく 日本にいた頃の飲み代や光熱費の支払いもそのカードだったんだけども。


先述のとおり、今回の旅で我々が航空券購入に支払った金額は73万円、
2人で146万円でした。

で、
ガラパゴス往復以外の航空券は 全てマイルのたまるカードで購入しているわけで、
当然それ以外にもネットで予約したホステルや南米のバス代なんかも そのカードで購入しているわけで、

つまりは、
自然にマイルがめっちゃたまるわけです。









上にあった表でも分かるとおり、
LCCというのは「国内都市間」もしくは「近隣諸国間」を結ぶ路線が圧倒的多数で、
「大陸間」を結ぶ路線はあんまりありません。

つまり、例えばヨーロッパ⇔北米とか、北米⇔南米とか、アジア⇔南米とか、
海を渡る路線はすごく高額なんです。
特に、北中米⇔南米は6万越えとかね。

ここを、それまででたまったマイルで飛んでしまえという話で、
実際に2PIECESはアメリカ⇒ヨーロッパ路線と、南米⇒メキシコ路線を特典航空券で飛びました。
2人合わせて浮いた額は20万円以上になるでしょう。

さらに、大陸間以外でも、ゾーン制のマイレージであれば
例えば常時航空券が高い パラオ⇒成田便とか、南太平洋諸国⇒成田便なんかも、
少量のマイルで渡航できるわけです。帰国後だって使えるんです。

どこの航空会社のマイレージにするかはちゃんとお得なところを見てから選びましょー。
ちなみに我々はユナイテッド航空(スターアライアンス)のをメイン使用しています。

旅をする中で自然にたまったマイルで たまには機内食つきのフツウ飛行機搭乗!!
いやあ、新しい旅の形ですかねェ~2PIECES-




さあて 長かったですね。
久しぶりに書いたのではりきっちゃった上にスゴ疲れましたー

お付き合いありがとうございました。
またね


































僕と世界一周

 
あけましておめでとうございます。ツンです。
 
 
先日(というか昨年)、マリエが書いてくれましたが
このたび、無事に世界一周旅行から日本に戻りました。
家族、友人、旅先で出会ったみなさん、情報をくれたみんな、本当に感謝しています。
 
 
 
 
いやしかし、ブログの更新をしないうちに年が明けてしまいましたね。
もう2013年だってさ。すげえ。
  
 
僕の書く、最後のブログは
『僕は小さくてせせこましい人間です』という話です。
 
新年早々こんな内容ですんませんね。
 
 
 
★ 
 
 
 
さて、ブログの中で『世界一周』って言葉をさんざん書いてきましたが、
『世界一周』ってスゴくないですか?
 
なんか凄くデカい言葉で、
なんというか、とてつもないような途方もないような。
 
 
 
 
そういう響きに魅せられて、
世界一周にチャレンジする人が多いのだと思います。僕らも旅行中にたくさん会いました。 
 
 
 
 
それでね、世界一周、もしくは長期旅行でも良いんですけど、
そういうことをしてる人は いろいろ、一般的でない。平たく言えばフツウじゃない。
 
すごく元気だったり 変人だったり 思い煩っていたり
学生だったり 資格を持っていたり 前職が特殊だったり 
 
 
 
 
たとえばマリエ氏は、
『外国への留学経験があり、英語も堪能で、海外旅行が大好き。
これまでに努力をして挫折をして積み重ねているから、自分に自信がある。』
おお、スゴイねマリエ氏。 
  
 
そう、長期旅行者には いろいろなタイプがいると思うのですが
『自分に自信がある』という人が多いのではないでしょうか
 
 
 
 
 
 
 
 
 
一方で僕は、自信のない人間でした。
 
 
中学校は成績優秀だったけれど、高校生活はコケて、
大学はまあそこそこというか普通のところに合格。
 
アルバイトをしながら、だらんとした大学生活をして
就職活動もいいかげんで、最後の方になって、なんとか決まって。
 
仕事は忙しかったけれど、たまに大きく休みがもらえるから、
お酒を飲んだりマンガを読んだりして過ごして、それでバランスを取る。
 
 
心の底から楽しかった
死ぬほど努力した
苦しすぎる挫折だった
悩みぬいて決断した 
 
 
そういう経験がない。
ゆえに自信がない、誇れることもない。 
 
  
 
 
 

そんな僕は、世界一周というデカい響きに魅せられ、
『世界一周をしたら自分の中で何かが起こるんじゃないか』
なんて、期待していたのでした。 
 
 
 
 
 
 
 
 
・・・まあ、結局 何も起こりませんでしたけどね。
 
そりゃあ、30年弱付き合った自分というものは
1年そこらの経験では そんなに大きく変わりませんよ。
 
 
 
僕らは世界の色々な場所に訪れ、自分で見て感じて、
これは聞いていたとおりだと確認したり、これは知らなかったと発見しただけです。
 
観光は自分の変化に直結するものではないですからね。
 
 
 
 
 
 
 
 
でもね、新しい自分を発見することも、自分の中での変化もありませんでしたが、
自分を確認することができました。
 
 
旅行の準備をするとき、次のルートを決めるとき
宿で交渉するとき、現地の人と話すとき
 
 
学歴とか経歴とか職業とか、『こうあるべきだ』という しがらみが無い生活だったので、
おもいきり、自分と向き合うことができました。
 
 
 
 
そうして確認した自分は 『小さくてせせこましい人間』だったのです。
 
 
エネルギッシュに自分をぶつけたり、センスのままに自分を表現したり、
そういうことはできなくて、
 
小さいことに気を配って、自分ができる範囲で最善を尽くす、人を気にする、
無理はしない、チャレンジしない、外的要因のせいにする、いいわけが多い、
そういう人間。おお、残念だねツン氏!
 
 
 
 
 
たとえば、ブログを書く人にも いろいろなタイプがいると思うのです。
 
思ったことを そのまま吐露する人。
スラスラと1日に何本も書き上げる人。
 
 
僕もブログを書いてきましたが、
思ったことをそのままぶつけたことも、スラスラと書き上げたことも、一度もない。
 
ブログを書こうと思ってパソコンの前に座って、
全体の構成を考えて、それから写真を選んで、
文章を箇条書きにして並べ替えて。
 
 
そうしてなんとかブログを書き上げるけれど、そうやってできた文書だから勢いがない。
 
だから読みやすさだけは何とかしようと思って、行間を空けたり漢字や句読点や空白を直す。
 
 
 
 
 
  
僕は結局そういう人間でした。
そしてそれは、長い旅行を通じても変わることのない僕そのものなのです。
 
 
  
なんというか、小さくてせせこましいですが、自分はそういう人間だと、確実に分かったので
すがすがしく自分と付き合っていけそうです。
 
器のでっかい人間だったら良かったのだけれど、それはそれ。
 
 
 
 
 
 
 
 
こうして自分と向き合えたのは、世界一周に一生懸命だったからだと思います。
一生懸命やる中で、飾らない自分が見えてくる。
 
  
 
 
そして、世界一周に一生懸命になれたのはマリエのおかげです。
 
マリエが明るくて賢くて、好奇心と思い切りがあったから、
イスラエルもイランもアマゾンもアフリカも行くことができたし、
500日を超える海外生活にも耐えることができました。おお、スゴイねマリエ氏。
 
 
あんまりブログ上で感謝をしてもしょうがないので、
今度 もつ鍋とビールと共に感謝をしたいと思います。ありがとう、マリエ。
 
 
 
 
 
 
 
 
さて、そんな せせこましい僕ですが、
そういう人間なので、盗難や大きな病気もなく 無事に帰国できたと思います。
 
盗難とか病気が無いってのは けっこうすごいことなんじゃないか。あれだけ いろいろ周ってさ。
なんて、今では思います。
 
 
生まれて初めて、マリエに支えられて一生懸命取り組んだコト、
それが僕の世界一周旅行です!ありがと!
 
 
 
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