AKBの初動集客は成功ではありません。 | 心理マーケティングの視点 〜どうすれば成果を出すことができるのか〜

AKBの初動集客は成功ではありません。

業績を上げる基礎プログラム(222)

マーケティングを基礎から学ぶシリーズです。




PーWORLDでCRぱちんこAKBを検索すると、約3011軒ほどでてきます。


店舗導入率は約29.6%です。


各店30台だとすれば、すでに9万台ほど導入されることになります。


AKBを導入し、初動が良いのは当然です。


市場商圏の設置台数飽和、期間経過による新奇性の減少、競合する新台のリリース、などによる商品ライフサイクルへの影響を考慮しなければ意味がないでしょう。


その意味でも問題はこれからで、さらには大量に導入した機械代の支払いが始まってからです。


20万台として約760億円が市場から回収されます。


遊技機は回収を優先して考えると失敗するといわれます。


しかし導入した機械の稼働がどんなに良くても、経常利益に貢献しなければ経営は苦しくなります。


つまり経営にとって、売上•稼働•粗利は変数でしかなく、経常利益は企業存続の条件となります。


ついでに申し上げれば、間違っても経常利益は目的ではありません。


京楽としては、長く使える良い遊技機を大量に販売したいと考えています。


ホールがそれを甘く使用すればお客様が増加するという理屈です。


では、なぜ大量販売なのか?


他のメーカーが販売している短期間しか使えない遊技機をホールが購入するより貢献するからだそうです。


そして、売れるということはホールが欲しているということであり、


結論として、ホールがそれを欲しているということは、お客様が欲する可能性が強いということを意味します。


ただし、この辺りは導入して見ないと分からないのが事実です。


面白そうだと思ったが、打って見たら面白くなかった、


などということは普通に起きます。


どんなに作り込んである機械でも、ハズレづらくはなっても、確実にヒットを出せる保証などないからです。


しかしメーカーにとっては、売れてしまへばヒットしようがしまいがリスクは無く、ホールにとってリスクが最大となるだけなのです。


つまり、大量販売は大きなリスクを犯すことなのです。





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