『パチンコがアニメだらけになった理由<わけ>』
『結果を出し続けるパチンコ・マーケティングとは』
ルポライター安藤健二さんの著書で、洋泉社から発行されています。
『エヴァンゲリオン』が、『マクロス』が、『牙狼<GARO>』が、どうしてパチンコになるんだ?
日本が世界に誇る漫画やアニメ産業の実態と、庶民の娯楽の代表パチンコ21兆円市場を結ぶタイアップ企画のちょっと表には出せないヤバい話
≪目次≫
・『エヴァ』の意外なヒット理由
・『アクエリオン』の謎
・タイアップのミステリー
・閉鎖的なパチンコ業界
・タイヨーエレックとサンセイR&Dに聞く
・パチンコ業界がアニメを欲しがる理由
・タイアップ全盛時代を生んだCR機
・高騰するタイアップ物の弊害
・アニメ制作会社『ジーベック』に聞く
・アニメを救うパチンコマネー
・タブー視されるパチンコ化
・最終回答『オタク向けアニメがパチンコになる理由』
パチンコ化について、アニメ業界が口をつぐむ背景には、
アニメは文化であるが、パチンコは文化でない
という、パチンコが市民権が得られていない部分にあるようです。
それに比べ、アニメはアカデミー賞を受賞している。
(千と千尋の神隠し:宮崎駿監督)
パチンコ業界だが、タイアップ物にはライセンス料やCM代がかさむために、
パチンコ店とパチンコファンにしわ寄せが来るようになった。
メーカーが売りつけるパチンコ台の価格は高騰し、
パチンコ台の釘調整はきつくなり、
コアなパチンコファンですら、ついていけなくなっている。
アニメ業界だが、原作の顧客だったオタク層から反発を受けるようになった。
『オタク向けアニメのパチンコ台』が、原作ファンをパチンコ店に呼び寄せる力は限られている。
コアなオタク層はライフスタイルの違いから、パチンコの利用者は少なく、むしろ嫌悪感を示す人が多い。
『オタク向けアニメのパチンコ台』が、ビジネス上のメリットだけで生まれている以上、
原作ファンから熱い支持を受けることはないだろう。
パチンコファンも、乱発されるオタク系コンテンツとのタイアップ物に飽きる日が来るかもしれない。
末期症状の患者同士の延命治療は、いつまで保つのだろうか。
≪ジェリコの壁≫
ほとんどのアニメ会社は取材拒否をする。
その理由は、お金に魂を売った、と思われたくないから。
ほとんどのパチンコメーカーは取材拒否をする。
一般社会に対して内情を教えないという徹底した秘密主義だから。
そんな内容の本です。
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