大型バイクの男性死亡 | 2リットルのCBR

2リットルのCBR

1987年に中免取得
VT250FでライダーDebutを果たし
2004年に限定解除
CBR1100XX
→隼
→R1200RT
→K1600GT(2016年式)
→K1600GT(2023年式)



記事



こういう記事に接すると、いつも感じます。


他人事ではない、と。



多分、亡くなったライダーと私に、


技量、その他、大きな違いはないと思います。


もちろん、事故に対する考え方だって


年齢を考えると闇雲に飛ばしていたわけでもないと推察します。


ということは、「運」・・・



これは避けては通れない結果でしょうね。


スピード違反だって、常習者が捕まったことがない人が居る一方で


普段は優良運転者なのに、たまたま飛ばした直線で・・・


なんてことも多分にあると思います。


それも「運」



私は昨日、島根県からほぼノンストップで高速道路をひたすら走ってきましたが


幸いにも取り締まりには遭わず、渋滞も少なく


つまり、シートの上でただひたすら流れる景色を見ながら


スロットルを回す右手の痺れをどう解消するか、脚のだるさをどう取るか


そんな他愛のない時間を10時間も過ごしました。


色んなこと考えましたよ、たっぷりと。


その間、事故にもたくさん遭遇しました。



事故を減らすには、やはり「確率」を減らすしか方法がないと思います。


ゼロにすることは不可能でも、減らしていくことは可能です。


言い換えれば、増やすことも可能。


無謀な運転をすれば、その事故確率は一気に上昇するでしょう。



ある日、事故に遭って死んじゃうかもしれない。


ひょっとすると一生ベッドの上かもしれない。


そんなことを、流麗な景色と交互に考えながら


島根県から走ってきました。




プロテクターを付けることも、丈夫なフルフェイスのメットを被ることも


全て確率を減らす行為。


ゼロにはならなくても、やらないよりは絶対にマシ。


かの「胸パッド装着」を推奨していた、元GPライダーノリック氏も


公道でUターンするコンビニトラックに被せられ


胸を強打し、病院搬送後に亡くなりました。


尚、彼は推奨していた胸パッドは装着しておらず。



事故直後を目撃した女性は、


「彼は、胸を押さえて痛い痛いと言っていた」と、証言しています。


つまり、即死ではないのです。


意識が飛ぶわけでもなく、それでも亡くなるほどの臓器損傷なのですから


耐え難い痛みだったことと思います。



結局、「臆病」であることが、


少しでもライダーとしての時間を伸ばしてくれるんだと思います。


何を大袈裟な、と思うかもしれませんが


毎日どこかで同じライダーが命を落としています。


自分は大丈夫、という保証はゼロです。


明日は我が身、いつもそう思ってバイクに乗るようにしています。