生徒諸君 | 2リットルのCBR

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今夜は、くたくたに疲れているのに

「生徒諸君」の最終回を見てしまった。

そして、不覚にも?感動してしまった(笑)


ナッキーという存在はオレにとって

今から約20数年は遡ることになる。


当時、小学3年生だったオレは

男子とはあまり遊ばずに、女子とばかり遊んでいた。

専らの遊びはゴム跳び、そして、チェーリング(汗)


子供の頃の写真を見ても、

女子数十人の誕生会に男はオレ独り、

なんて状況がたくさんあった。


だから、当然、読む漫画も少女漫画ばかり。


中でも、「生徒諸君」は夢中になって読んだ。


マール、チビ、副委員長、初音ちゃん、田村、沖田・・・

今でもソラでポンポン出てくるくらいによく覚えている。

そして、沖田の遭難事故では激しくショックを受けた。

また、チビが打ち込んでいたバスケにもそれは傾倒し、

結果、小学高学年からミニバスを始め、

中学でもバスケ部で精を出すほどにハマった。

(決して、”ダッシュ勝平”に魅せられたワケではない(笑))


つまり、オレの思春期は

「生徒諸君」と共にあったと言っても過言ではない。


まぁ、それくらい思い入れのある漫画ということは

分かって頂けたと思うが

実は、内山理名さん演じるナッキーが

ドラマ化されたときはハッキリ言って舐めていた。


「どうせ・・・」 としか思っていなかった。

しかし、回を重ねるごとにグイグイ惹きこまれていった。

チビも沖田も初音ちゃんも、そしてマールも

ドラマには一切登場しない。

(マールとチビの話だけは少し触れていたが)

それでも、昔読んだ「生徒諸君」をシッカリと

彷彿させてくれるのだ。不思議な感じだった。


内山理名さん演じるナッキーは

ただ元気なだけの女教師ではなかった。

過去に病弱な双子の姉と比較され

悲しい生い立ちをバックボーンに持つナッキーを

しっかり演じきっていたのだ。

それは、20数年前に読んだ漫画の記憶を

一瞬で呼び起こすほどのモノだった。


見事だった。


ストーリーも山の事故など現実離れした部分は否めなかったが

そこはドラマなので間引いたとして

充分に”次が気になる”台本だったように思う。

そして、回りを固めるキャスティングが絶品だった。

鉄仮面こと、椎名桔平さんもイイ役を演じていた。


とにかく非の打ち所がなかった。

久々にいいドラマを見せてもらった。


一度でも「生徒諸君」という漫画を読んだことがある人は

再放送を是非、見て欲しいと思う。


その昔、実写「生徒諸君」というドラマもオレは見ている。


確か、上田○○さん??という女優がナッキーを演じ

沖田役には新人の松村雄基さんが出演していたと記憶している。

その上田さん?を凌ぐ、ナッキーのハマり役だったのが

今回の内山理名さんだ。


今クールは、菅野美穂さんが出ている

「わたしたちの教科書」というドラマでも

学園モノのいじめなどをテーマに作られている。

こちらはまだ最終回を残しているので

どんなエンディングを迎えるのか今から楽しみだ。


「生徒諸君」

ホントにいいドラマでした。


鳥がピーチクパーチク鳴いているので

そろそろ寝ることにしよう。