椙田(すぎた)です、
組織を束ねるリーダーや
会社を経営するトップであれば
誰もが知りたい人の動かし方。
この、人の動かし方には、
様々な理論や方法論があります。
今日解説するのは、科学的な裏付けと、
人間関係研究の先駆者が実証済みの方法です。
この手法で人との接し方を円滑にしましょう。
「人の動かした方」というと、
昔ながらの軍隊式マネジメントや
体育会系の絶対服従などが思い浮かびます。
しかしそのやり方は、
今のビジネスシーンでは、
「ブラック企業」というレッテルを貼られ、
信用を勝ち取りにくい方法論です。
もっと自然な方法はないのでしょうか?
-人を動かす3つの原則-
人間関係のパイオニアと称される、
デール・カーネギーは、
「人の動かし方の原則」を打ち立ています。
それが、
「盗人にも三分の理を認める」
「重要感を持たせる」
「人の立場に身を置く」
という点です。
「盗人にも三分の理を認める」とは、
極悪非道な犯罪者でさえ、
「自分は悪くない」と思うそうです。
犯罪者は刑務所で反省するどころか
「被害者のせいで犯罪者になってしまった」
と罪を認めようとしません。
極悪人ですら自分を正当化する。
つまり裏を返すと人間の本質は、
常に自分を認めてほしいと言えます。
これを逆手に取れば、
どんな相手でも理解しようと努めることで、
心を開いてくれるのです。
「重要感を持たせる」とは、
自己重要感という欲求を
満たしてあげることです。
人は自分の欲しいものを手に入れた時、
自己重要感という欲が満たされます。
人には食欲、睡眠欲、物欲など
様々な欲求がありますが、その中でも
「自己の重要感」という欲求は特に
満たされにくいものです。
これは人間ならではの特性ですが、
相手の自己評価に合うことを褒めれば、
意外にも簡単に欲が満たされ、
結果的に自ら動いてくれるのです。
「人の立場に身を置く」とは、
相手の心の中に強い欲求を起こさせることです。
何かいいアイデアが浮かんだとき、
そのアイデアを相手に思いつかせ、
相手の手柄になるように仕向けます。
手柄を得た相手は強い欲求が生まれ、
率先して行動をするようになります。
-リーダーシップ論-
会社で働いていれば、
いつかはリーダーシップについて
考えなければならない時がきます。
「上に立てば、下につくものがある」
これが組織のサガです。
組織行動論の中で最も尊重されている理論が
ロバート・ハウスが開発した、
「パス・ゴール理論」です。
リーダーが道筋を示すこと(パス)で、
部下のゴール達成をサポートする・・
という理論です。
リーダーの行動が
部下に受け入れられるためには、
その行動が部下の満足度を高めなければなりません。
上司が部下に仕事を教える時、
義務的に教えるのではなく、
本当に部下の成長を願って
教えることが重要です。
即時性があり、
将来的な展望が見えている上司に
部下はついてくるものなのです。
-人を動かす心理学-
「人を自然にうまく動かしたい」という人に、
ひとつとっておきの方法があります。
それが「人を動かす心理学」です。
とりわけ次の2つに即効性があります。
「ピグマリオン効果」と「宣言の力」です。
「ピグマリオン効果」とは、
上司が部下を信じて期待をかけることで、
部下もそれに応えようとする心理的働きです。
上司が褒め続けることで、
部下はその期待に応えるべく、
優秀な人間を演じようと努力します。
やる気のない人をやる気にさせる方法が、
「宣言の力」です。
「宣言の力」とは、
本人に大勢のいる前で目標を宣言させ、
行動を起こさせる心理的働きのことです。
大勢の前で宣言させることで責任を感じ、
そのために努力をしてしまうのです。
「パブリックコミットメント」とも言います。
独立しても、フリーランスになっても
完全に1人で仕事をすることはできません。
取引先、お客さんがいて、
自分の仕事ができます。
どこへ行っても人間関係は存在し、
同じく人の動かし方も存在します。
これらはあくまで理論や方法論ですが、
これらをうまく自分のものにして活用し、
自身の一次情報と併せれば、
それが「原則」となるはずです。
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