韓国の中央選管によると、大統領選の最終投票率は75・8%(暫定値)で、前回大統領選の63%を10ポイント以上上回った。
激しい選挙戦で生じた朴氏支持勢力と野党系支持勢力の溝は深く、北朝鮮政策や悪化している対日関係の取り扱いなど重要案件で、朴氏が難しいかじ取りを迫られる局面もありそうだ。
選挙戦は李明博(イミョンバク)政権下で拡大した国民の経済格差の是正・解消策などが主な争点となった。文氏は、李政権が「国民生活を犠牲にして財閥を優遇した」と強調。「庶民派」を前面に出して財閥規制や富裕層への課税強化を唱えたが、急激な変化を望まない国民の声の方が勝った。
一方、外交面では、北朝鮮による事実上の長距離弾道ミサイル発射などで日米韓の協力態勢が不可欠となる中、日本に対し「過去清算」を優先する文氏ではなく、「過去の問題はあるが未来が重要」とする朴氏が当選した意味は大きい。李明博政権下で最悪となった日韓関係の再構築が喫緊の課題となる。
就任式は来年2月25日。
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