ウワサに終止符が打たれ、ホッとしている…
若ダンナの遠藤直人( @Naaot )です。
とっても有名な都市伝説。
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ジョン・F・ケネディ大統領に記者団が…
「尊敬している政治家は?」
と質問した。
すると、
「Yozan Uesugi」
と答えた。
「Yozan Uesugi??」
その場にいるどの記者も、誰のことか分からず、
日本人記者すらも分からなかった。
のちに、米沢藩の上杉鷹山公のことだとわかった。
・・・・・・・・・・・・
というお話。
長い間、都市伝説化していました。
「そんなこと言ったという確証がない。」
「それは、ケネディ大統領ではなく、ルーズベルト大統領だ。」
「そもそも、ウワサだ。」
などなど、郷土史家の先生でさえ、否定的だったお話。
米沢の地元民でさえ、そんなのウワサだ・・・と信じていた話。
このウワサに終止符が打たれました。
キャロライン大使が明言
■読売新聞より…
父ジョン・F・ケネディ元大統領が、江戸時代の米沢藩の名君とされる上杉鷹山を尊敬し、
「あなたが国家に対して何ができるかを自問してほしい」
と述べた就任演説に代表される考え方に影響を与えたと紹介した。
【読売新聞】 キャロライン大使が、上杉鷹山公について明言
・・・・・・
なんと!
キャロライン大使が、父ケネディ大統領と上杉鷹山公の関係を明言してくださいました。
都市伝説は、本当だったのです。
記者団とのやりとりがあったかはともかく、
ケネディ大統領が上杉鷹山公を尊敬し、
大きな影響を受けていたのは、本当だったのです。
ケネディ大統領に影響を与えたと思われるのは、コチラ。
鷹山公が、家督を譲るにあたり藩主としての心得を書いた「伝国の辞」です。
たったの3文です。
一、国家は先祖より子孫へ伝え候国家にして我私すべき物にはこれなく候
一、人民は国家に属したる人民にして我私すべき物にはこれなく候
一、国家人民のために立たる君にし君のために立たる国家人民にはこれなく候
簡単に訳すと…
1.国家は先祖から子孫に伝えるものであって、藩主が自分で身勝手にしてはならない。
江戸時代にもかかわらず、藩主の独裁へ警鐘を鳴らしています。
2.人民は国家に属している人民であって、自分で勝手にしてはならない。
国民は、家来ではなく、国家の構成員という発想です。
3.国家と人民のために立てられている君主であって、君主のために立てられている国家や人民ではありません。
国と民のための君主、君主のための国と民。
逆にするとまったく違う意味になります。
この思想を、西洋の考え方が入ってきた「幕末」ではなく、
江戸時代中期に肝に銘じて、国家運営をしていた上杉鷹山公。
名君です。
今回のキャロライン大使の会見で、ケネディ大統領と上杉鷹山公がつながりました。
地元、米沢としては、こんなにうれしいことはないです。
もしかして…
もしかして…
キャロライン大使、米沢で上杉鷹山公にお参りしてくださるんじゃないでしょうか?
ぜひぜひ!米沢へ。
と勝手に期待しています。
今、こんな時代だからこそ、鷹山公から学びたい。
改めてそう思いました。^^
「ウワサの真相。^^」
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