形見分けとは?古代史漫談
形見分け・・なんか現代死語みたいですが・・( ̄_ ̄ i)
母を見送った直後の私をとしては(父は6年前)
少々おもうとこありで・・今回のテーマにしてみた
一般的な形見分けの意味と古代原初的形見分けを見てみよう
形見分けのまえにまず形見とは?
死んだ人の思い出やよすがとなるもの
残された物(遺品)を見ることで、その人を思い出し。
形を(その人)リアルに体感できる品
ゆえに『形見』と呼ばれる
『形見』語源由来辞典
http://gogen-allguide.com/ka/katami.html
日本の形見分けの代表は着物
同じ着物を生涯着続けたこともあるぐらい
希少価値があった & サイズ変更が可能なため
物に魂が宿るという 日本古来の考えが根底にある
ようは 故人ゆかりの品々をゆかりのある人に分配するというのは
分霊なのよね( ̄▽+ ̄*)
故人の魂を分配するということなのだ
形見分けを受けたものは故人の魂を引き継ぐもの
形見は分けられることにより 新しく蘇生していく
そういうイメージやね・・( ̄▽ ̄)=3
これは遺品整理の真っ最中の私としては非常に実感があるのだ
愛用の遺品の形見分けとかはまだだが
処分しなければならないものを
あとかたずけを手伝ってくれた方や
近所でお使いいただける方で欲しい方にお持ち帰りねがっているが・
なんかこれが・・救われるような思いがするんだなあ
つまらないものでも処分するというのは・・
生きてた痕跡をゴミにするようで・・心が痛いおもいはある
喜んでもらってくれる人がいるというのは実に有難い・・
供養のような・・母の魂が普遍に舞っていくように思えるのだ
本当の形見分けでは
たぶん・・分けるもの分けられるもので
故人の思い出を語ったりして偲ぶんだろうなあとおもう
なかなか優れた 葬儀後の慰霊供養だとおもう
遺族は形見分けで心が救われ 立ち直っていくのだとおもう
正式の形見分けには
目上の人に送らない・相手に受け取ってもらえるかどうかの確認
包装はしない ・形見分けのお返しはしないなどがあるようである
葬儀後の後始末
http://shaddy.jp/kankonsosai/so/atosi/atosi_content03.html
今は着物などはリフォームして形見分けというのもある
なかなか今的なナイスな方法である(°∀°)b
・リフォームによる新しい形見分け例
http://www.osoushiki-plaza.com/funeral/index.html
でだ・・古代の形見分けどうだったのであろうか?(* ̄Oノ ̄*)
たぶんこうだったのではないか?と思える話を
さる冒険家に聞いたことがある
未開の海洋民の部落
どうも自然に従った生き方をしていると自分が死ぬときはわかるらしい
ある人が今日死ぬという日には部落にフレが周る
ゆかりの人が集まる
これから死ぬという人は集まった人 一人一人にお礼を述べ
あの人にはコレをあなたにはコレをと分配し
皆の見守る中で ポックリ息を引き取るらしい
人間として実に感動的な死に方である:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
で このときの分配で最重要な 分配の品とは?
骨なのである!!
あなたには肩の骨を あなたには胸の骨を・・
というのが重要な遺言なのである( ̄□ ̄;)
で??? その骨はなんになるか???
これは 縄文遺跡から 出土した 骨角器
鹿とかの獣の骨や角で作られた アクセサリーや道具類である
どうもこの海洋民の故人の人骨は
櫛になったり 釣り針になったりして 子孫に受け継がれていくようなのである
それだけ物資がないということ大きいとはおもうが・・
日本での事例は私は聞いたことがないが
たぶん
非常に原初的な形見分けとはこういうものではないかと私は思う
今流行りの手元供養
案外先祖がえりした温故知新なのかもしんないねo(^▽^)o
納骨加工型アクセサリー
http://www.gendai-kuyo.com/kakou-accessory.html
一挙に古代史漫談の新しいUP記事からすべて見るには
左上のテーマ欄『古代史漫談』クリックまたは
縁MADOKA
enmadoka