古代史漫談②古代人はモテルのが命 ー神は なぜ? 柱と数えるのか?ー | チャリで巡る お風呂屋さん!風呂敷日記

古代史漫談②古代人はモテルのが命 ー神は なぜ? 柱と数えるのか?ー

皆さん古代史漫談ですから
お気楽に聞いてくださいね
結構柔らかなHなことからはじまって
日本人のソウルに関わる話になるんで
最後まで御清聴のほどを

まず
神様の数え方
ヒト柱二柱と柱で数えますが
なぜか?
皆さんわかりますか?

日本の神話で
イザナギ*イザナミが
『ええおんなやなー』
『エエオトコヤネー』
と呼び合って
天の御柱の周りをまわって婚姻した
このときに登場するのも柱ですね
まずこのことを心にとめてください

話は変わって突然ですが
処女の値打ちは
歴史的にあることと関係していますが 
それは?なんでしょうか?
それは実にはっきりしてます
経済=財産権相続権です
父系社会で
父親の血を引く子供に財産をゆずりたい
このとき処女の値打ちはあがるのです
なぜなら?
母系社会は
誰の種であってもかまわない
女が生んだ子が後継ぎであり
母方の一族が養育財産ももっている
父系社会になると
ハーレム大奥をつくって
父の出自の確かな子供に
継がせようとするからです
社会構造が 
男が権力と財産を持つ社会でのみ
処女の値打ちがある
現代の20代の若者は
バージンを恥ずかしがる女性と
童貞を愛する人にささげたい男性が増えている
女性が自立経済力をもち
男性に権力と経済力がなくなっている証拠! 
歴史はくりかえす!
長い人類の歴史の中では
バージンだと結婚できないことのほうが多い
たとえば 
世界には処女をすてに行く寺とか
参拝した男がコインを投げ Hとか
人権をふみにじっている!
ゆるせん!
と当初私はおもいました
ところがそうではない
部族の婚礼披露宴
初夜の晩に
新婦が処女だとわかると
新夫が激怒!
なぜか?
『年ごろになっても
村の誰も手をつけない女を
知らずに嫁にして盛大に披露宴をした
俺は村の笑いものだ!
男の顔に泥を塗ったな!』
はーーもっともだ♪もっともだ♪
なるほど(=0=)
確かにそうともいえる
本来不倫とか貞操とかいのは
女性が男性の所有物である社会の場合の
値打ちであり、本来存在しないんです。
誰もが群がるいい女が
誰を配偶者にえらんでいるか?
もてる女に選ばれし男ということが
男の勲章なんです。
異性を選ぶ権利は女性の特権であり、
女性に選ばれるのが男の勲章
これはいまでもアフリカとかの単純な社会構造の中でいまでもそうです、ウルルンとかにそういう村でてきますよ 動物王国での複数オスが一匹のメスに対する必死のアプローチをみてもそうです。
女性に選ばれるための
男性同士の競争これは男性の宿命です。
この前提には女が生んだ子は
母方一族が育てるという社会の枠組がありますが。。
こう考えますと
財産名誉地位権力というのが
男の値打ちであるのは
社会が男性社会で財産権力名誉地位を男しか獲得できない社会での査定ということです。
女性でも財産名誉地位が獲得できる社会になるとこの査定はかわるんです。
ですから現代はまさしくそうです、
財産名権力地位名誉のある男があんがい売れ残る。近頃の若い女性は
一昔前とくらべて
男性に財産名誉地位権力があることに淡泊でねぇ。。ちょっとはあったほうがいいかなというぐらいの評価、それよりも一緒にいてて居心地の良い日常生活に協力的なパートナーを選ぶ傾向が強い。
そらそうでしょうなー
男性から物や地位を与えられるより、
自分で獲得するほうがいいわけですから。。
古代にもどってるわけです。
フェアといえばフェアですが
男性にとっても新たな難関でしょうねえ 
私が男だったら、
自分の財産権力地位に目がくらんで寄ってくる女も
イヤですが 
自分の財産権力地位を評価してもらえないというのもつらいですなー
皆さん奥さんが機嫌の悪い時に
物やお金を与えるとご機嫌が治りますか? 
それはようございました、
その手が通じるのもあとわずか。。
21世紀初頭の男女風俗史にそろそろ
昔は男が財産権力地位で女性に評価された時代があったらしい、男性がお金や物を与えれば喜んでくれるかわいい女性が昔は存在していたらしいと書き残さないといけない世の中になりそうです。

話はもとにもどりますが
昔は初夜権というのが
日本にも世界各地にありました。
新婚初夜を夫婦で交わる前に
領主、神主とかが先に新婦と床を交えることです
これも女性差別!ゆるせんと思いましたが、
これもどうも意味があることが
最近私はわかりました。
どうしてわかったかというと
夜這いについて調べてわかりました
夜這いというのはご存じのように
男性が女性の寝室に忍んでくることですが
昔からどうもわからなかったのが、
どうして
深夜男が家に侵入して家人につかまらないのか?
泥棒と間違えられることはないのか?
どうやって家に侵入できるのか?でした
たまたま夜這いをやったことがある男性に
話を聞くことができてそのことを尋ねたところ。。
なんとちゃんと家のカギも空いていて
娘の部屋までスムーズにいけるように
家人は用意しているとのこと。
私は驚きました!
つまり両親も家族も全員
今日男が家にやってくることをしっているのか?
それどころかたぶん
近所全部が今晩あたりあの男があの娘のとこに
夜這いにいくということをしっているということでは?衝撃でした!
そんな状況でHを私はできない!
プライバシーはないんかいなとおもいましたが。。
どうやら夜這いというのは公式訪問のようです。
確認のため
民族学者の松原右樹氏に確認したところ、
夜這いの習慣のある村は
家のつくりですぐわかるんだそうです。
家を入ってすぐ土間から入り口が二つに分かれる 一方の入り口は家族の共有スペースに繋がる入り口、もうひとつは娘の部屋に直接繋がる入り口で
この場合娘の部屋につながる入り口は家族の入り口より非常に立派な造りなんだそうです。
家族が雑魚ねのような長屋生活の貧しい村には夜這いの習慣はないしできないとお聞きしました。
つまり
 夜這いのかかる家というのは良家の子女でそれなりの財産家屋をもった家柄の娘さんということです。
夜這うと今は夜這うと書きますが、
もうひとつ婚合うとかいてヨバウという読み方もあるんです、
多分本来はこの婚合うでヨバウが正式なんでしょう
そして読みのヨバウは
男女が呼び合うことだとおもわれます。
つまり、最初もうしたイザナギ、イザナミが天の御柱をまわって互いを呼び合って契った これがヨバウの語源でしょう

こういうことをつらつら検証しますと
初夜権とはなにか?
これはつまり人生のリセット権ですね
なぜなら
初夜といってもほとんどの女性が男性と通じているつまり、お腹の中に誰の子供かわからないのがすでに身ごもっている可能性は多いにあるわけです、とくに違う村から来た女性は問題になるわけです、村の領主。神主が初夜をともにすれば月足らずでも村の子なんだろうとおもいますね 初夜権とは新婦と生まれる子供の保証人になるということと過去を問題にしないための人生リセット権を領主神主が持つということです。実際に肉体関係より、嫁入り前の裏事情を聞きだしそれを腹に納めて新婦を保証することが真の目的だと思いますね。村という親族共同体に入るための通過儀礼ですね。好色なことがなかったとはいえませんが、こういう実利的なことがなければ、民衆に恨みをかって権力維持はむつかしい 初夜権というのは結構長い歴史がありますからね。。

こういうことの担当者が
領主(貴族)神主でなぜあるのか?
わかりますか?
世界中の身分制のトップの階層は
神主僧侶貴族です
どうしてですか?
天皇はどうしてえらいんですか?
貴族はどうしてえらいんですか?
答えられますか?
権力者にとって一番大事な役目が
司法権です。
民衆のもめごとを裁くこと
これができないと
国を治めることはできない
人に人は裁けない
これは神の領域なんです
もうすぐ裁判員制度がはじまって
皆さんもひとを裁く立場になるかもしれませんが
誰もが不安におもうのは
人が人を裁いて相手が納得してくれるのか?
逆恨みされるんじゃないのか?
そうではありませんか?
それは古代も現代も同じなんです
最古の裁判法典は
ハムラビ法典です
ご存じ目には目を歯には歯を!
これも法典つまり神の声なんです
神の声判決を伝えるのは
神主(シャーマン)です
これはどこの国でも本来そうです
天皇は日本の国の大宮司
貴族はそれに連なる神官なんです
この形式は今の裁判所のスタイルにも残っています
なんで裁判官はあんなえらそうに
見下ろすように高い場所に居並んでいます?
時代劇のオシラス
高い場所から奉行が見下ろし
被告は土下座してるでしょう?
これは神様のまえで裁かれることを継承しているわけです。
奉行や裁判官、天皇、貴族神主僧侶
この人達は人間です
が裁かれる場では
裁かれる人は
この裁く人の後ろに神をみているんです。
神様の裁きであるから従うんです。
神様代理人の仲裁
といったほうがいいかもしれません。
どっちの言い分も聞いて
このあたりで双方納得しなさいと中に立つ人。
人の人のもめごとの間に
神と人との間に立つ人が仲裁する
これが裁判であり
シャーマンが長らく司っていたわけです。
だから日本で武家社会が台頭しても、
天皇家や貴族が地位を失わなかった
一つの理由は
この司法権の判例を
天皇家貴族それに連なる地元の氏神さんとかの神主、

檀家寺の僧侶がもっていたからです。
振興勢力の武家では治めきれない
領域だったんですね
江戸時代 
奉行所ができても
やはり地域のもめごとの采配というのは
神主僧侶によることが多かったんです。
落語を聞いたら必ずそうですわ、
熊さん八つあんがモメルと
まず大家さんがでてきて
次にお坊さんがきます、
それでも方がつかないときに奉行所にいくんです。
本来お坊さんか地域の氏神さんの宮司さんの仲裁で

多くは納得したはずです。
だから江戸時代は奉行所という裁判所と
神主僧侶の寺社という2重構造ですね。。
これは最近までそうだったでしょう、
本来地域のもめごとは地域で治める 
裁判所へ行くなんてとんでもない!
そういう風潮は最近まであったとおもいます。
有史以来人間は神と人の間に立つ人の仲裁で

人と人とのもめごとを治めてきたんです
人は 人と人との仲裁役の後ろに神を見

神の裁きを悟ってお互いの矛を収めてきたんです
こんなこと聞いたことありませんか?
『仲裁は時の氏神』
落語に良くこんなシーンがでてきます
街頭でモメテ喧嘩になる
まったく関係ない通りすがりのものが
『まあ待て!! 』と仲裁に入る
この見知らぬ人が双方の言い分を聞いて
喧嘩両成敗とあいなる
突然表れた仲裁人の見届けで
杯を交わしシャンシャンと手打ちで終わり仲裁人は喧嘩の双方にお酒をご馳走される
もめごとに関係ない人が
突然あらわれて仲裁にはいってくれはった
ありがたい 
この人は氏神さんのお使いや!
こう昔の人はそうおもわはったんです。
偶然現れた仲裁人の後ろに
神の采配をみているんです
エライですねえ昔の人は
現代人とはエライ違いですわ
いまやったらとめにはいったら巻き込まれますわな
でもこういう中に立つ人への信仰は
まだ受け継がれています
皆さんの中にも
お世話になった人がいるんじゃないですか?
ご結婚のとき?
そうです!
仲人さんです
本来仲人さんは男女の中を取り持ち
新郎新婦の保証人であり
神前での式に立会
結婚後も夫婦のもめごとの相談役です
神と人 人と人の間に立つ人ですね

神と人との間に立つ人は
あの世とこの世の境に立つ人
境目とか間というのは怖いものなんです
正しいこと 間違ったことの境目
人と人の間 男女の間
中を取り持つ物や人には
神の魂が宿るんです

あの世とこの世の境
天と地との境ともいえます
天と地をつなぐものとは
柱ですよね
柱には神の魂が宿るんです

理屈のようですが
ここにいる皆さん全員が
実は神さんは柱だと信じてます
神さんが降臨される絵をかけば
全員必ず柱を絵に書きます
絶対!
?????
現代人が天から人の形をした人が降りてくる
としたらまずなにを思い浮かべますか
宇宙人でしょう?
宇宙人ゆうたら円盤でしょう?
円盤から宇宙人が降りてくるとき
円盤がパコっと丸く空いて
光のスポットライトとともに宇宙人が降りてくる絵かくでしょ?
あのスポットライトは光の柱とちがいますか?
宇宙人と神さんはイコールじゃないですよ!
これはイメージです
イメージですが光の柱なしで宇宙人の降臨はしんじられないでしょう
皆さん宇宙人が円盤から降りてくるのを見た人ありますか??いないでしょう?
昔の人も神さんが天から降りてくるのを目撃した人はほとんどいないでしょう
雲の割れ目から日が射してそういう現象は目撃したでしょうが。。
西洋人も見たでしょうが

日本人はそれを柱と表現したのです
これから皆さん宇宙人は柱で数えてくださいね(笑い)

外人さんにも教えてあげてください(笑い)

御神体は見てはならないとされています
形あるものは所詮モノにすぎない
心の御柱なるものや鏡をみても
それが神かとおもうと
人間は礼拝できない
物は神の働きを指し示すもの
神の魂がよりつく物なんです

柱と共に神はあるのです
神を柱と呼んだのは
神の降臨をあらわした
なかなか見事な表現ではありませんか

神と人の間に立つ柱
神と人の間を取り持つ人
同じ働きなんですね
混迷する現代、そろそろ
この神と人との間に立つ人の復権が必要なときだとはおもいませんか?
が。。
じゃー私がなにかもめごとの当事者になってるときに、

神と人との間を取り持つ人が現れたら自分は納得できるか???
でけへんわーー!!!!
おもっいっきり文句いうとおもいます!
皆さんもそんなもんでしょう
が!
心の中に柱を立てることはできます
成功者とかそういうことが巧い人が多いですね
イキズまったときに
ゆきずりでフト耳にした一言で閃いたり
決断したり、解決策を得たり
そういう話は多いです
倫理法人会の皆さんが
毎朝輪読される
『万人幸福のしおり』
この内容はまさしく
心に柱を立てよ!
ということだとおもいます
毎朝皆さん心に柱を立てておられるのです
ですから
倫理法人会の皆さんに
この柱の話をお話したかったのです
『古代人はモテルのが命! 神は なぜ 柱と数えるのか?』

御納得頂けましたでしょうか?

御清聴ありがとうございました。

2009.0401 ホテルセイリュウにて
大阪鴻池倫理法人会モーニングセミナーでの講演
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