明日から修学旅行で九州に行きます!2泊3日です。でも残念ながら街中ばかりですので、砂浜には行けないですが…
2〜3日、ブログも書けないですので、砂浜のきのこ募集のお知らせをしていきます。
従来、スナジホウライタケと呼ばれていたきのこの中には、少なくとも2種類含まれていることが判明し、もう1種類は昨年出版された「南西日本菌類誌」により、シロスナホウライタケとして新種発表されました。この手のきのこは今の所、肉眼だけでは判別不能で、さらにいくつかの種が含まれている可能性が高いです。
僕はこのスナジホウライタケ類似種の分布を明らかにし、生態等を調べようと一昨年から研究しています。昨年は研究をまとめたレポートで、おかげさまで日本学生科学賞で内閣総理大臣賞を受賞させていただきました。しかし、まだ全国的な調査までは追いついていない上に、研究すればする程疑問が沸くばかりなので、今年も引き続き、砂浜のきのこの研究をします。おそらく高校生になっても、砂浜のきのこの研究を続けると思います。最終的には全国の分布地図を作製したいと思っています。
したがって、全国の標本と情報が必要となります。
もちろん自分でもなるべく海岸調査をしますが、それだけでは足り無いですので、皆様のお力を借りたいと思います。
その為、スナジホウライタケに類似のきのこを見つけた方は、出来ましたら写真撮影と環境のデータを確認した上、寄主(砂浜の海浜植物に寄生にしているので、植物)ごと採集していただき、ご一報いただければと思います。
きのこに慣れていない方は、判別は難しいかもしれないですが、似ているきのこなら何でもお知らせいただければと思います。
***ご一報はこちらから***
それでは、対象のきのこの紹介をします。
主に砂浜に発生しコウボウムギ、コウボウシバ、チガヤ、ハマニンニク(テンキグサ)、オオハマガヤ、ケカモノハシ、ヤエヤマカモノハシ、ヒゲナガスズメノチャヒキ、オニシバ、シバなどから発生しますが、その他の植物にも発生する可能性もあります。成菌の傘の径、1~2cmぐらいの小さなきのこです。これは比較的新鮮なサンプルです。
このように一見、砂から発生しているように見えるものもあります。
しばしば、群生します。
このように、海浜植物の根もとに発生しますので、採集する時は植物ごとお願いしす。
こちらはまだ未熟な子実体です。
もっと紫色のものや、形態が違うものもたくさんあります。わからなければまぎらわしいものでも、どんどん報告頂ければと思います。
砂浜のこういった環境に発生します。(下写真)
梅雨時期(特に6月)に多く発生します。しかし雨が多ければ、5月から10月の間は発生すると思います。
見つけた場合は、できれば写真を撮り、発生している植物ごと採集して、以下のデータを録っていただきたいです。
※採集日(必須)
※採集者(匿名でもかまいませんが、その場合は切手をご返送できませんが、ご了承ください)
※採集地(必須)
※発生環境(周りの生物、標高など)
砂の色や質との関係性も調べてみたいですので、出来ましたら発生していた砂浜の砂も一握り送って欲しいです。
情報はできるだけ多い方が望ましいです。
採集した標本は、乾燥機もしくは天日干し、冷蔵庫内(密封しない)などで乾燥させ、乾燥した標本を切手を貼って送っていただくと、同額の未使用切手をご返送します。
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