近年ではもっとも短期間で浸透した商品じゃないでしょうか。
そんな自分がスマホを買ったのは2年前の事。
SONYEricssonから発売されたXperia SO-01bという端末。海外だとX10とか言うのかな。
端末は型落ちになってから買ったので一括1万円ちょっとだったと思います。
Androidがやっと世間に認知された時代で、発売当初まだバージョンが1.6という代物でした。
1.6といえばiPadをそのまま7inchにしたような感圧式の怪しい中華パッドが出ていた時代です。
このXperiaはそれと比べると作りはしっかりとしていましたが、いかんせんOSがまだ発展途中の為色々とストレスのたまる仕様でした。
程なく2.1に上がり多少マシになりましたが、まだFlashが未対応だったり基本的にもっさりだったり問題点山積でした。
2.3へのアップデートも検討されたものの、docomoはなんだかんだと理由を付けて2.1でストップしてしまいます。
ここまでを聞くと、失敗機種を手に入れて後悔しているように見えますが違います。
この機種は他には無い色々と楽しい思いをさせてくれた機種でした。
それでも本来対応していないマルチタッチをソフトウェア的に搭載したり、かなり頑張ってアップデートは行われていたと思います。
しかし根本的な性能は2.1止まり。
そんな時です。どうやら日本では2.1で止まってしまったOSが海外では2.3になっているというのを知ります。
それなら上げてみよう、ということでネットでアップデートの仕方を調べて2.3にしました。
ちょっと漢字はおかしかったけど、Flashは見られるようになったし、なにより動きが少し軽快になったような気がして、それだけで嬉しくなったのを覚えています。
「なんだ、まだ使えるじゃん」
と思い、その後も使っていると、何やら今度はカスタム化されたromを入れるとさらに軽くなるらしい事を知る。
しかしこれにはrootという管理者権限を取得する必要があり、コレを行うと保証の対象外になるとの事。
端末が文鎮になってしまうリスクもあるとか、それ系のやり方が書いてあるサイトには「自己責任で」という言葉が必ず書いてある。
「少し怖いなぁ、、、でもやってみよう！」
その方面に全く詳しくない自分だけど、いくつかのサイトを読んでみて実行することを決断。
何度か失敗したりして本当に文鎮にしちゃったか？と思ったこともあったけど、なんとかroot化に成功。
慣れている人にはなんてことないのでしょうけど、何事も初めての自分にはこれが楽しかった。
リスクのあることはやっぱり成功した時の喜びが違いますねｗ
このSO-01bという機種は有志の方が沢山いて常に良くしよう、使いやすくしようと開発を続けられています。
カスタムロムも色々出ていましたが、自分はThGo2というのを選びました。
バージョンアップも頻繁に行なっていて、新しいバージョンを入れるのが楽しくなりました。
その結果、とても1.6で発売された端末とは思えない程サクサク動くようになり、機能も追加され、バッテリーまで保つようになり、見た目は4.0の用になりました。
もうまったくの別物ですｗ
1万円そこらでかったこの端末、一体どこまで楽しませてくれるんだｗ
なんと海外ではさらに進化して、今では本当にAndroid4.0が動いたとか、、、
どこまで凄いんでしょう。機種もその潜在能力を引き出す人も。
そんなSO-01bもそろそろバトンタッチとなるようです。
先日、PanasonicのLUMIX Phone P-02Dなる端末の白ロムを数千円で手に入れました。
この機種、バッテリーがなんだかんだとあまり評判の良い方ではないのですが、安かったのとこちらは今月中に4.0にバージョンアップ予定との事で買ってしまいました。
SO-01bは楽しくていい機種だったんですけど、カメラだけは基本性能に由来するためか使い勝手がそのままだったんですよね。
ちなみに映りはスマホなんで過度な期待はしません。ちゃんとした時には一眼持っていきますから。
スマホは普段撮りやとっさの場合なんですけど、SO-01bは起動がとにかく遅いんですよ。
そして一番痛いのがAFの遅さ。
一眼を使い始めてからAFの遅さはコンデジ時代よりストレスに感じます。
起動から撮るまで早くて15秒弱、大体シャッターチャンスは逃します。
そんな訳で、せめて普通に起動してAFだけでもまともなものを、ということで選びました。
YouTubeで見たらAF性能もまぁ普通だったので。
本当はXperiaのacroHD以降が欲しかったんですけでど、ちょっと高かったのでｗ
そんなわけで、お疲れ様でした Xperia SO-01b。