篭脱け詐欺にあった会社 | 西村治彦の日記

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篭脱け詐欺にあった会社
この会社は、電気機材や家電を販売している会社でした。ある時、立派な背広を着た紳士風の男が、この会社にやって参りました。「テレビを一台買いたいのですが!代金は現金で支払います!」

 

 

 


現金取引なら、何の問題もありません。担当は、現金と引き換えに、テレビを一台売りました。この時の担当は、社内でも、立場が偉い部長でした。


翌日、また、この紳士風の同じ男が、また、やって来ました。「昨日買ったテレビは、すぐ売れました。今日は2台ほど、同じテレビが欲しいのですが!今日も現金で支払います!」
こうして、現金支払いなので、担当の部長は、現金と引き換えに、テレビを2台売りました。
また、次の日も、この紳士風の男がやって来て、「今日はテレビを3台買いたいです。現金で支払います!」と申しました。

紳士風の男は、連日やって来て、「今日は4台!」「今日は5台!」と現金でテレビを買い、支払っていきます。


6台目の日には、「今日は、テレビを100台買いたい!あのテレビは性能が良くて、すぐ売れてしまいます!」と申します。「代金は大金なので、今日は、持ち合わせがありません。うちの指定の倉庫に テレビを100台運んでくれれば、納品を確認した後、すぐ、現金で支払います!」と申します。「テレビを納品した倉庫に、翌日 現金を取りに来て下さい!」と約束です。

 

 

 

 

担当部長は、久々の大取引に、大喜び。それまで、現金で支払ってくれていたから、信用出来ます。
約束通り、責任者の部長は、指定の倉庫に、テレビを100台を トラックに積んで、納品しました。
代金は、翌日、部長が、このテレビ100台分を、納品した倉庫に取りに行きました。久々の大取引でした。「ルンルンルン?!」
「あれ!」倉庫には、人影がありません。「おかしいな!」
倉庫を開けてみて、びっくり。納品した100台のテレビは、1台もありません。
代金も払って貰っていません。
一台10万円としても、100台で、1000万円、「やられた!」

 

 


頭を抱える部長を嘲笑いながら、これらの100台のテレビは、秋葉原電気街で、バッタ品として、安く売られていたのだ、そうです。


籠の中に品物を入れても、籠の底が抜けていて、籠の底から、抜けました。品物を詐取されたのです。
このような犯罪を「篭脱け詐欺」と呼んでおります。詐欺にあった会社は、大きな会社でしたので、テレビ100台詐取されても、潰れずに、現在も健在であります。皆さんも、「篭脱け詐欺」に逢わないよう、お願い致します。

 

 

恋愛でも、「篭脱け詐欺」はあるでしょうか?
ありますね!だんだん優しくなってきて、同情して、籠の中に貯金の大金を入れてあげたら、籠の底から、大金が抜けて無くなり、男は、どこかに行ってしまった。その反対の、男女を逆にしたケースもありますね!
注意しなくても、いいから、悔やまないように致しましょう!

 


 

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