水戸事務所開設にあたって困難に遭遇したこと | 西村治彦の日記

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水戸事務所開設にあたって困難に遭遇したこと

私は、茨城県進出の折り、茨城県水戸市に事務所を開設しようと思いました。現在の水戸事務所です。この事務所は、水戸地方裁判所の期間入札で、落札しました。安く購入しました。一般市場価格の3分の1以下で落札しました。ここは、土地の上に古家が建っておりました。この土地は、いろいろ問題がありました。ここには、一筋縄では、改築も出来ないし、壊して新しく建物も建てられないことが判りました。それで、誰も入札には参加致しません。何回か入札のやり直しです。やり直す度に、最低入札価格は、下がってきます。そんな訳で、この時も、最低入札価格が、また、下がったのです。

 

 

 

問題は、この土地の前にある道路が、狭くて、建築許可が出る幅がありませんでした。
見た目は、建築許可が出る長さがありました。どうも長い間に、以前の住人が、夜な夜な、分からないように、シャベルとスコップと鍬で、道路を広げてきたようであります。それで、建築許可が出る道路幅があるように見えるのでした。
建っていた古家は、白蟻が食い荒らし、床は歩くと底が抜けそうでした。建て直さないと、使えません。
しかし、建築許可が、出そうもありません。困った私です。

 


うちの事務所にいるベテラン社会保険労務士、津久井美智子のご主人が、一級建築士でした。私は、津久井美智子のご主人に調べて戴きました。
いろいろ例外があるものです。その土地の前を通って、奥に市営住宅がありました。奥の建物に人が住んでいて、戦前からある道路であり、戦前から使用している道路なら、規定の道幅がなくても、建築許可が、出る可能性があることを、津久井美智子のご主人が、調べてくれました。さて、戦前からあった道路かどうか、どうやって調べましょうか?
津久井美智子のご主人は、図書館に行って、戦前の航空写真を探し出して、資料として用意しました。凄いです。戦前からある道路でした。


建築許可が、出る可能性のある資料が揃いました。
建築許可が、出ましたね!凄いです。何でも専門家、「もち屋はもち屋」です。
こうして、ささやかな、うちの事務所が、水戸市に建ちました。


今度は近隣の住民です。 水戸を始め茨城県は、その地の住民との人間関係が、都会と違って、とても密接です。「挨拶がなかった!」「うちで買おうと思っていたのに、何故買った!」「建てたから日当たりが悪くなった、どうしてくれる!」。仕舞いには、「地元の議員を呼んでくる!」「ヤクザも知っている!」。さらには、「あんたらは、うちの中を覗いてる。見るな!どうにかしろ!」とまで言ってきました。

 

 


「そうですか。では互いに家の中が、見えないように致しましょう!」
私は、隣との境に、高い塀を建てることにしました。かなり高いです。高さは、4メートルくらいです。これなら互いに見えません。
完成しました。ただ、高い塀のために、隣は日が当たらなくなりました。困っているでしょうね!しかし、「どうにかしろ!」と言われて建てた高い塀です。隣は文句を言えないはずです。
今度また、文句を言ってきたら、塀を継ぎ足して、更に高い塀にするしかありません。

 

 


最近は、隣は、何の文句も言ってこなくなりました。言うと、塀は、更に高くなります。

茨城県は、騒動が起きると大変です。今後の生き方を学びました。

 

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