４６年振りの同期会、皆、現役で　元気で　活躍中。熱海温泉で

４６年振りの同期会、皆、現役で　元気で　活躍中。熱海温泉で

　この日は　熱海温泉のニューフジヤホテルで、４６年振りの同期会があると言うので、熱海まで出掛けました。

　私は　車で出掛けたので、途中　えらく混んでいて、午後６時集合に遅れて、４５分ほど遅刻してしまいました。９名ほどの参加です。

　既に宴会場では　宴会が開かれているでしょう。幹事の「東海林豊敬」君に電話を入れましたが、「現在使われておりません」のアナウンスです。そしたら　彼から私の携帯に電話がありました。「もう　宴会やっている。今どこにいますか？」と。「入口　受付のところのソファーに座っているよ！」と私は答えましたが、待てど　待てど　彼は　やってきません。「困ったな！」

また　彼から　電話がありました。「どこにいるの？」。私：「レセプションと書いてあるでしょ。そこにいるよ！」

　彼は、「おかしいな！俺もレセプションの前にいる」と申しました。

レセプションの前にいる私は　彼を探しました。「いない！」

私の眼の前で　きょろきょろしている男がいました。髪の毛は真っ白、どう見ても老人です。「まさか　東海林ではないよな！」。彼も私が分かりません。目が合いました。「あれ！　東海林君！」「西村！」

　こうして　私たちは　どうやら　再会出来ました。「みな　もう　食事をしているから　急いで行こう！」

　私は　彼に　着いていって　宴会場に入りました。

「西村が来たよ！」。８人ほどが　私を見つめます。「シーン！」

　４６年も経つと　誰が誰だか分りませんね。「紹介します。こちらが　武田」「おう！　久しぶり！」

　ずいぶん　変わりました。彼は立派に見えます。いや全員　立派に見えました。「あちらが　寺岡！」「おう！　全然分からない！」

　こうして　全員を紹介されましたが、現在でも交流がある「松山」以外は　紹介されないと分かりません。長い年月で　人間も随分　変わるものです。みな　立派に見えます。
　今回　ここに集まった連中は、現役で　活躍している面々でした。

　聞いてみると、会社の社長が　４名、会社の役員になっている者が一名、不動産鑑定士をして簡易裁判所の調停委員をしている者が一名、労働委員会の委員をしている者が一名、社会保険労務士が一名、悠々自適の者が一名でした。

みな　人生を　思うように生きてきた者ばかりで、年輪と余裕が感じられました。齷齪（あくせく）している者は　おりませんね。

　既に　亡くなってしまった者もいて、その仲間たちの話も　出てきました。「そうか　彼も大志を抱いて　国政に立候補したけど、志なかばで　亡くなってしまったのか！残念！」

　私の話になりました。私のことは　すでにブログや本を通して　ある程度　知っている者も多くて、付き合いのある松山君が　すでに　皆に　多くを語っておりました。

　「いや～！」。みな　立派になって、人間味を感じます。人が嫌う話題は出しませんね。人を非難もしません。長い間の社会経験から、

話題の適否を知っているのです。人生をやり遂げた者の会話でしょうか。

　８時に宴会は終了したので、部屋に戻って　また　語り合います。

「いや～！」。　みな　何でも良く知っています。

　現役で活躍しているので、最新の知識も豊富です。最新の車の話、オートバイの話、原発後の太陽光発電の話、「井の中の蛙」になりかけている私にとって、新鮮でした。「私も　もっと　社会勉強をしなければ！」と　内心思ったのでした。

　夜の更けるのも忘れて　学生時代の話をしました。「西村は　学生時代　超貧乏で、一番安いタバコ’いこい’が小さくなっても　持てなくなるまで　吸い続けていた。雨が　降ると　手で　たばこに’屋根’を掛けて　雨に濡れないようにして　吸っていたよ！」と寺岡君が言いました。

「へ～！そうだったの！覚えていない！」。