2月22日の行程を辿ります。
今回宿泊したのは神戸三宮のホテルなのですが、実はワタクシ、神戸に泊まるのは今回が初めてです。大阪での宿泊を考えていたのですが、時期的に(ほぼ大学入試の時期だと思います)手ごろな料金のホテルがなく、やむなく神戸で滞在となりました。
とりあえず阪神電車の阪神本線阪神神戸三宮駅からのスタートになります。
近鉄電車5800系ク5301の近鉄奈良行き快速急行に乗車します。
いやぁ~、神戸から近鉄電車に乗れるようになるとはねぇ~(笑)
快速急行に乗車するのは、当駅始発で確実に座れるという意味合いもありますが、最初の目的地に向かうのに梅田行き特急・直通特急よりもこちらのが好都合だったからです。
車両の規格が全く異なる阪神電車と近鉄電車ですが、相互直通運転に伴って、車両の規格を統一するとか、直通運転専用の車両を導入することはせずに、両者に対応する保安装置を搭載することで相互直通対応車とすることとし、車両規格不統一による停車位置や乗車目標の対応は、それぞれに対応した停車位置目標と〇△による乗車位置の設置、発車案内表示での〇△表示によって対応しています。
阪神尼崎駅から(阪神尼崎駅~大物駅間は阪神本線と並走)は阪神なんば線に入ります。かつては西大阪線という名称でしたが、2009年の大阪難波駅~西九条駅間開業によって、大阪難波駅~阪神尼崎駅間を通して現在の名称になっています。ちなみに大阪難波駅からの近鉄電車は、運転形態的に大阪難波駅~近鉄奈良駅間が奈良線のように見えますが、実際には大阪難波駅~大阪上本町駅間は難波線、大阪上本町駅~布施駅間は大阪線の複々線区間となり、布施駅~近鉄奈良駅間が奈良線となります。
2009年に開業した区間に入ると、しばらく高架を走りますが、安治川橋梁部分を除いて防音対策として半透明の防音壁が設置されています。高架のJR西日本大阪環状線・桜島線をまたぐ高さの西九条駅から、1.3㎞で地下の九条駅に向かうことから、この区間はかなりの急勾配で、基本的に平坦路線だった阪神電車が1974年以降、基本的に急勾配を下るための抑速ブレーキ(一定の速度で勾配を下るための電気ブレーキ)を標準装備としたのはこの区間のためだと言われています。
で、地下に潜って最初の駅である九条駅で下車します。ここは大阪市営地下鉄中央線との乗換駅になりますが、阪神電車が地下駅なのに対して大阪市営地下鉄は高架駅となっています。
余談ですが、ここでは阪神電車が近鉄電車奈良線と相互直通運転を実施していますので、当然阪神電車の駅に近鉄電車がやってくることになるのですが、もう一方の大阪市営地下鉄中央線も近鉄電車けいはんな線と相互直通運転を実施していますので、こちらにも近鉄電車がやってきます。
さて、関西圏には、“九条駅”が4駅あり、そのうちの2駅はここ阪神電車阪神なんば線の“九条駅”と大阪市営地下鉄中央線の“九条駅”、あとの2駅は奈良県にある近鉄電車橿原線の“九条駅”と京都府にある京都市営地下鉄烏丸線の“九条駅”となります。面白いのはこれら4つある“九条駅”全てに近鉄電車が乗入れている(京都市営地下鉄烏丸線は近鉄電車京都線と相互直通運転実施)ことで、近鉄電車の大和西大寺駅・近鉄奈良駅周辺の駅では当たり前のようにこれら4つの“九条駅”への乗車券を発売しており、当然運賃表にもそれぞれの“九条駅”までの運賃が記載されています。困ってしまうのは、乗客から問い合わせを受ける近鉄電車の駅員であり乗務員でしょうか?。「あのぉ~、九条に行きたいんですけど…」と問い合わせを受けた時に、ちゃんと確認しないと誤案内の元になってしまいます。九条への案内が苦情にならないように、そういうことを想定して近鉄電車の駅員・乗務員の皆さんはちゃんと確認しているものと思いますが・・・(笑)
九条ネタばかりで苦情がきてもコマルので、大阪市営地下鉄中央線に乗換えます。
大阪市営地下鉄20系2631のコスモスクエア行きに乗車して、この日最初の撮り鉄場所に向かいます。
オールカタカナの行先です。国内の駅名で、英文に“q”が入るのはおそらくコスモスクエア(Cosmosquare)駅だけではないかと思われます。
それでは次回以降に続きます。