○ 春の高山寺と、感動の文化財
3月20日の彼岸中日、京都の栂尾 高山寺に行きました☆
紅葉で有名な高山寺。しかし、その時期以外は参拝客が少ないのか、駐車料金無し。おまけに拝観料もいりません(石水院は別料金)。
石水院(国宝)は2011年に訪問。高山寺と言えば鳥獣人物戯画(国宝)が有名ですが、そのレプリカが展示されてます。
今回は未訪問なので省略。
訪問は朝の8時半、春の朝日が清らかでしたね。今なら新緑が美しいことでしょう。
苔は、相変わらずの美しさ
そして、一番奥にある明恵上人御廟、ここに来るのが目的でした。
それにしても、朝日を浴びた御廟は、とてつもなく美しかったですねえ
それで、御廟の何が目的かいうと、当然、宝篋印塔です。ここに、日本最古級の形態を持った石造宝篋印塔があるのですね。
古いのは真ん中にある塔。写真奥にもう1基、古いのがあります。
ちょうど光が差し込み、神秘的な雰囲気でしたが、残念ながら全く近付けません。この写真が限界ギリギリ
ズームアップ。しかし、文化財は間近で見てこそ意味がある。それを見てどう感じたのか、この距離からでは何とも言い難い(重厚な雰囲気は伝わってきましたけど)。
仕方なく、高山寺塔と同様の古い形態を持つ「為因寺宝篋印塔」を見に行くことにしました。
そして、これが・・・・・・
・・・・・為因寺宝篋印塔(重文、1265年、京都市右京区)☆
「う うわっ!な、なんだ この存在感は」
見た瞬間、唸りました。 写真では全然わからないかもしれませんが(実際でもわからないかもしれませんけど^^;)、とにかく重厚というか、存在感が半端ではなかったのです。
そうです、またこのパターンですねw(^▽^;)
「す、すごいぞこの塔は・・・・ほかの宝篋印塔とは比べ物にならない・・・・・こんな存在感と重厚感のある宝篋印塔には今まで出会ったことが無かった・・・・」
・・・・・とか、この塔を目の前にしてブツブツ呟いている自分は、完全に危ない人間ですw
まあ、当麻北墓五輪塔のように、宇宙を感じるほどでは無かったですけどw、宝篋印塔の中ではダントツで気に入りましたね
自分が文化地や文化財巡りをする理由・・・・それは、歴史や文化に興味があるということもありますが、それ以上に感動を味わいたいという面もあるのです。
もちろん、感動できる文化地や文化財は限られてますが、この為因寺塔を見て、久しぶりに大きな感動を味わえ、大満足 でしたね^^
今年はどんな感動を味わえるのか。為因寺宝篋印塔を超えるものは現れるのか(インド行く予定なのに、現れなければ困りますけど^^;)、楽しみですね
○ 宝篋印塔を見て世界に思いを馳せる・・・・・