チェルシーがバルセロナに勝利、決勝進出 | 21世紀サムライの備忘録

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チェルシー、バルセロナの連覇の夢を阻み4季ぶり決勝進出=CL

 24日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)準決勝、バルセロナとチェルシーの第2戦は、アウエーのチェルシーが2点のビハインドに加え数的不利を負う苦しい状況から2-2のドローに持ち込んだ。この結果、第1戦を1-0で制したチェルシーが4シーズンぶりの決勝進出を決める一方、バルセロナは大会連覇の夢が絶たれた。

 2点差以上での勝利が必要なバルセロナはこの日、3バックに変更して中盤を厚くする。対するチェルシーは第1戦と同じスタメンを採用した。試合は序盤、第1戦と同様に全員で守備を固めるチェルシーをバルセロナが攻め立てる中、両チームともセンターバックの負傷というアクシデントに見舞われる。チェルシーはケーヒルに代えてボシングワを、バルセロナがピケに代えてダニエウ・アウベスをそれぞれ投入する。

 メッシの決定的なシュートがGKチェフに阻まれるなど、チェルシーの壁を崩せずにいたバルセロナだが、35分にクエンカの左クロスをファーサイドのブスケツが押し込み、先制するとともに合計スコアで同点に追い付く。

 一方のチェルシーはその2分後、ボールと関係ないところでラフプレーを働いたテリーが一発退場処分を受けてしまう。すると43分、メッシのスルーパスを受けたイニエスタが冷静にシュートを流し込み、数的優位に立つバルセロナが2-0として決勝進出の条件を満たす。



 これに対し、後がなくなったかに見えたチェルシーは前半ロスタイム、ランパードのスルーパスを受けてディフェンスラインを突破したラミレスがループシュートを決め、2-1とするとアウエーゴールの差により勝ち抜けの状況に持ち込む。

 迎えた後半、バルセロナは開始直後の48分にセスクがドログバに倒されてPKを獲得するものの、大黒柱のメッシがこのPKをクロスバーに当ててしまう。それでも休むことなく相手ゴールに迫るバルセロナだが、GKチェフを中心とするチェルシーの守備陣にことごとく攻撃をはじき返されてしまう。

 徐々に焦りの色が見え始めたバルセロナは、終盤のメッシのシュートもポストに嫌われるなど、どうしてもあと1点が奪えない。逆にチェルシーは後半ロスタイム、味方のクリアボールを受けて独走した途中出場のフェルナンド・トーレスがGKビクトル・バルデスとの1対1を制し、バルセロナに引導を渡した。

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