1番面倒なSécurité Sociale(セキュリティソシアル。以降セキュ。/国民健康保険)への加入について。
まずは、妊娠かも?っと思ったら、
→Pharmacie(ファーマシー/薬局)にて、日本でもおなじみの『妊娠検査薬』でチェック。
フランス語ではTest de grossesseって言います。
私の結果は、
→陽性反応!
→早速、かかりつけのDr.を探す。
◎今回は専門の産科医。
彼のママンが医療系のお仕事をしているためDr.はすぐに見つかる。
◎フランスは医療体制が分業制で主治医制度を推進しているので、かかりつけのDr.の診断とサインがないと社会保障の金額も変わってくるらしい。
◎彼のママン曰く、信頼出来ない医師は即変更!なんだと。
私・・・小心者!?なんできっと嫌なDr.でも受け入れてしまうと思います。
→二週間後に初めての検査。
◎ってか、日本だったら翌日行きますけど…~_~;面倒だなっ。
◎初診で即エコー検査。
エコー検査後膣内チェック。これだけ。(日本ではもっと詳しく検査すると思いますけど・・・)
◎まずは、Dr.からの診断でこれから必要な書類提出の第一歩。
◎フランスでは妊娠発覚から妊娠14週目までにセキュやCAFへ報告しないといけないらしくて過ぎてしまうと一切払い戻し等も効かないらしい。
◎小さい袋に赤ちゃんらしきカタチが見える。
◎この時、彼の嬉しそうな顔を見て、
あぁ~この人の赤ちゃんを産みたいと素直に思えた瞬間。
→有給を利用して市役所へ認知届と同棲証明のために来館。
→その後、セキュへ必要書類など申請書等もらいに行く。
→医師の診断書と必要書類をセキュとCAFへ送る。
◎CAFとはなに?
アロカシオン(Allocation/手当金)の中でもAllocations Familiales(家族手当)を頂く為に家族手当金庫であるCAF(Caisse d’Allocation Familiales)にセキュからもらった提出書類と一緒になっている申請書をここへ送らなければいけない。
他にAllocations Logement(住宅手当)、 Allocations chômage(失業手当)などがあって、アロカシオンの内容によって管轄機関が異なるそうです。
→血液検査でいろいろ調べる。
◎フランスはLABORATOIREという検査センターで検査を受けます。
私は体調が悪い&彼が付き添えず、フランス語が出来ないので彼の配慮で近くのLABORATOIREの方が自宅まで来て採取してくれました。
◎ここから、貧血との戦いが始まる。あまりにも採血用の血が出ないので日を改めて採血する事も。
採血した後はフラフラでした。
→その後、いろいろな情報収集や日本の親への報告間近でアパートのプロバイダー契約が終了して連絡も情報収集も出来ず、1人孤独に匂い悪阻と貧血と戦う。
→血液検査の結果を持参してDr.のところへ。
→2回目のエコー検査。(後々からこれは初回のエコー検査になると彼から告げられる。)
◎このエコー検査の結果を持って、次はまた、羊水検査のための血液検査をする様に指示されるが、彼が付き添えないので彼のママンへお願いして血液採取へ。
この血液検査だけ専門の機関での検査らしくてわざわざ大きな病院を指定される。
◎そして、この事があり初めて彼はママンにべべの存在を告白。
ママンは初孫が出来ると喜ぶ反面、フランス語が出来ない&働けない&日本人(外人)etc…で呆れた感じもひしひしと伝わってきた。
◎マジで日本に帰りたい。そぅ思う毎日に耐えるしかなかった。
ちょうど語学学校へ通い出した時だったため本当に辛かった反面、毎日孤独にアパートて過ごすよりは良かった。のかな。
でも、語学学校へ行った次の日は決まって何もしたくない病が発生していた。
→寂しさに耐えられなくなって?!
日本に住む兄にだけ先に妊娠報告。
◎妊婦に必要な育児書等を送ってもらう。(育児書を読んでホント、自分が無知だと思い知らされる。)
→ちょうど、学生時代の友人にも報告。
◎その友人も日本からいろいろ送ってくれて、温かい気持ちに感動しながら荷物の中のカリカリ梅をかじりながら辛い悪阻をなんとか耐えた。
→友達から羊水検査の話を聞いて自分の無知さが痛い。
◎フランスではこの羊水検査前の血液検査での結果をとても気にします。私の周りだけかもしれませんが・・・彼も異常が見つかれば即、おろしてくれと。育てられないと。ハッキリ言います。
結果は・・・今のところ大丈夫との事で一安心。
→この頃、ようやくネットや固定電話が使える様になり、実家の両親へ妊娠報告。
◎驚かれたが祝福される。
→両親への報告後、血液検査で風疹とトキソプラズマ抗体を持っていない事が分かり、母に確認。
◎あんたの時代はやらなかったわね~っと一言。
そのおかげで毎月血液検査をする様にDr.から指示が出され、彼は唖然。
今まで平気で食べていたモノをことごとくダメ出しされる。
→セキュから追加書類を提示され、領事館に「出生証明書」の翻訳をお願いしに行く。
◎翻訳代11ユーロ。
◎セキュへ直接行って申請書と説明を確認した際は私の「出生証明書」の内容はなかったのに。
おい、おい~、フランス!
→上記の事もあり心配なので、彼の急なバカンスを利用して、これから必要な書類集めのため、2日もかけて、市役所(結婚のため)、セキュ(確認のため)、滞在許可書申請機関などへ行く。
◎市役所ですぐに結婚したくても無理だと判明。
◎滞在許可書はワーホリからビジタービザへの変更を提案される。
→5月上旬に2回目のエコー検査。
◎フランスは通算3回しかエコー検査をしない。(初回のエコー検査は含めず)
2回目のエコー検査時に性別が分かる。
診断は・・・
男の子。
彼は喜び。
私は…
元気な子が産まれてくるなら、まぁいっか。
→5月半ば過ぎにセキュから、なんで今頃⁈っという感じの内容ですべての書類が送り返されてきた。
◎理由は彼の給料明細三ヶ月分(初回は一ヶ月分だったのに。)
そして、これが最大の難関!?
っと、言うか、私や彼以外を巻き込むことになる『apostille(アポスティーユ)』っというもの。
◎セキュからの内容は、私の『出生証明書がアポスティーユ付きでなおかつ大使館・領事館ではなく法廷翻訳家による翻訳と原本が必要』との事!
◎おい!今頃かよ!!
彼に何度も確認した時にはそんな内容ではなかった。
自信満々で「大丈夫!」って、言っていたけどやっぱりだめじゃん!
ここまで来ると何が何でもフランスの社会保障に加入して今までの診察代&これからの分娩費用を頂かなくては気が収まらない。
◎ちなみにこの『apostille(アポスティーユ)』っと言うのは、
日本の外務省に依頼しなければならず、海外からの受付はしてくれません。
だから、日本に住む家族を巻き込む事になる。(私にとってこれが最大の難関。)
外務省のHPから内容を抜粋すると、公文書の確認証明で日本の市役所・区役所、法務局など官公庁が発行した証明書を、日本国内の役所により発行された文書であると、日本の「外務省」が認証するっという事らしい。
私たちは時期的に結婚の手続きの為に市役所へ話を聞きに行った際、この『apostille(アポスティーユ)』が結婚の際に必要だと教えてもらい、法廷翻訳家リストも頂いていた為、マルセイユに1人しかいない方に彼がすぐに連絡してくれました。
市役所からは翻訳代150ユーロと聞いていたため、セキュと結婚で申請書類だけでいくらかかるんだ!?っと、国際結婚もろもろに頭が痛くなってきました。
この後は・・・
案の定(T_T)説明してもさっぱり理解してくれない両親と外務省との手続きが分かったら詳しく書こうかと思います。
最終的にどんな書類が必要だったか今、まだ進行中なので分かり次第書いてみようと思います。
セキュとの戦い、まだ続きます!!