今年1月から、入浴介助に加えて就寝介助のヘルパーさんに入ってもらっています。
入浴介助も就寝介助も、お泊まりデイのスタッフさん達が、交代で来てくれています。

最初の頃は、毎日、朝夜と誰かが来るという生活に、ありがたいながらも多少ストレスを感じていましたが、今ではすっかり慣れて、むしろ心待ちにしています。

シフトの関係で、突発的に他の方が来ることもありますが、Aさん、Mgさん、Myさんの3人に落ち着いてきました。
このうち、Mgさんは管理者的立場にいる人で、3年前に初めて会ったときは、なんだか、冷たそうで融通の利かない人みたいだなーとあまりいい印象ではありませんでした。
ところがどっこい!
すごーく明るくて、おしゃべりしても楽しいし、何より利用者のことをよく考えてくれる人でした。

夫は、皮膚が弱く、すぐかぶれて湿疹ができてしまいます。
夜は紙おむつで仕方ないけど、日中は木綿のボクサーパンツに尿取りパッドの組み合わせで、できるだけ皮膚への負担を少なくしています。
以前お泊まりデイに、お願いしてみたところ、快く引き受けて下さって、以来、夫は日中布パンツで過ごしています。

この前、Mgさんが教えてくれました。
夫が布パンツにしてから腰周りの皮膚の状態がとてもよくなったので、他のかぶれがひどい利用者さん達の家族に話して、布パンツを用意してもらったそうです。
そしたらてきめんに良くなってきたそうです。
それを嬉しそうに話してくれました。

紙パンツは家族が負担するわけだし、デイとしては、紙パンツの方が扱いも楽です。
わざわざ面倒な事をする必要もありません。
それにもかかわらず、デイの方から申し出て布パンツにしてくれたというので、私は、その利用者さん達のためにも、嬉しくてなりませんでした。

Mgさんは、介助力も素晴らしいです。
Mgさんが入浴介助に来てくれるときは、私はほとんどやることがなくて、他の仕事をしていられます。


入浴の時の手順は、夫を浴室に連れて行き、立たせたままパジャマのズボンを下げ、おむつのままシャワーチェアに座らせます。
スリッパ、ズボンを脱がせ、また立たせて、今度はおむつを外します。
パジャマの上も脱がせて、壁についている手すりを持たせて、シャワーをかけます。
シャワーチェアに腰掛けた時洗えなくなるお尻周りを、石けんをつけた垢すりで洗ってもらいます。
それからシャワーチェアに座らせて、後はゆっくり頭から体から洗ってもらいます。

洗い終わったら、再び立たせて、シャワーチェアを浴槽ぎりぎりまで移動してまた座らせます。
シャワーチェアを回転させながら、片足ずつ浴槽に入れていきます。
両足が入ったところで、浴槽の中に体全体を移動させます。
この時、以前お見せした、斜めの手すりが役に立ってくれています。
手を滑らせてなんていう高級技はもう使えませんが、しっかり握ることはできるので、体を移動させるときに、多少安心です。


ちなみに、木製のバスボードは購入したのですが、結局使っていません。
バスボードは、厚手の集成材でできており、中央に金属製の溝が埋め込んであります。
取り外しのできる同じく集成材でできた円形のものの裏に、ベアリングが埋め込んであって、そのベアリングを溝に宛がって、浴槽に足を入れた後に、簡単に滑らせて、体を中央にもっていくことができます。
出るときも、座らせて、浴槽の端まで体をもっていくのが楽です。

他の形式のバスボードと違って、これは素晴らしいと思ったのですが、いかんせん、円形のものが小さすぎます。
それをめがけて座らせるのが、ものすごく大変でした。
そして、足を持ち上げて浴槽に入れるときに、体が後ろにそってしまい、円形のものからお尻が外れてしまいます。
これなら、シャワーチェアを使った方が安定するねということで、使用をやめました。
このバスボード、もう一回り大きければとてもよかったのにと思います。


湯船にのんびりと浸かってもらって、その後、二人がかりで、両側から手を引いて立ち上がらせます。
二人がかりだと、今のところすんなり立ち上がってくれます。
そして、自分から足を浴槽から出そうとします。
浴槽を跨ぐほど脚が上がらないので、後ろで支えてもらいながら、私が脚を持ち上げて出します。
その日によって、浴槽の後ろについている手すりを持ってくれることがありますので、その場合はより安心して脚を持ち上げることができます。

Mgさんが介助の時は、裸になった時点で、もう大丈夫だからと言ってくれ、次に呼ばれるのは浴槽に入れるときです。
しかも、もう夫は、浴槽のそばまで移動してあるシャワーチェアに座っています。

他の二人の場合は、裸にしてお尻周りを洗って、シャワーチェアに腰掛けるまで、ついています。
体を洗い終わった時点で、呼ばれて、立ち上がらせて移動するところから手伝います。

夫がお風呂に入っている間に、洗濯したり、着替えを用意したり、片付けものをしたり、結構忙しいので、Mgさんの時は助かります。
まぁでも、これは他の二人の方が普通で、Mgさんはスーパーヘルパーさんなんだろうと思います。


AさんもMyさんも、お泊まりデイではよく夜勤でお世話になっている人達です。
Aさんは、とっても温かい人柄です。おしゃべりも大好きです。
この間、ひじきご飯をしょっちゅう食べるという話をしていたので、おいしそうだねーと言ったら、なんと作って持って来てくれました!!(笑

Myさんの方は、夜の就寝介助にもよく来てくれます。
最初とっつきにくい人だなーと思っていましたが、話してみると全然そんなことはありませんでした。

この人はデイのこともよく話してくれます。
デイの社長さんは、うるさい人で、特に温度管理がうるさいそうです。
それから、日光浴をさせなければいけないとうるさいそうです。
晴れた日には、車いすの人からなにから、駐車場になっている中庭に連れて行って日光浴をさせるそうです。
利用者にとってはほんとにありがたいことです。

二人とも、家にヘルパーで来るようになって、夫の家での様子や、私のやり方、夫への接し方がわかって、よかったと言ってくれています。


私も、Aさん、Mgさん、Myさんに助けてもらいながら、なんとか夫を家においておけます。
とってもありがたいです。







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