山梨学院大学 前回大会成績 12位 今大会予想順位 9位
前回大会はエース高瀬を筆頭に選手達が中々波に乗れず、凡庸な結果に。
復路は特に伸びを欠き、シード権に絡めないまま大会を終えてしまった。
それでも、4年ぶりに回った今年の予選会は危なげなく2位通過を果たし26大会連続出場をキープ。
コスマス(写真)が自身の記録を考えるといまひとつの出来に終わりながらも
他の日本人選手がしっかりと走り、予選会出場校の中では格の違いをしっかりと示したと言っていいだろう。
昨日紹介した国士舘大学と同様に、山梨学院の中心メンバーも4年生になる。
大エースコスマス、そして松枝、田口、中村。
経験も豊富で、力を持った選手が4人もいるのは間違いなく大きな武器だ。
不安要素は、予選会以降記録会を全く走っていない田口を筆頭に怪我が噂される選手が多いこと。
松枝、中村も本調子とはいえない状態が続いており、どこまで調子を上げられるかが命運を握る。
元々前回大会も上位に食い込める力は備えていたはずで、シード落ちするようなレベルには無かったはずだ。
今大会もそれは変わりない。4年生クインテットを中心に皆が力を出し切れれば、シード権はすぐそこにある。
【予想オーダー】
松枝-コスマス-井上-宮本-中村
田口-佐々木-篠塚-牧野-尾崎
松枝、コスマス、中村、田口はいずれもこの区間の経験者。
今回は素直にその経験区間に配置してみたものの、一方でそれでいいのかという疑問は残る。
コスマスの2区は堅いだろう。
前回大会で区間賞を獲得した3区に配置するという手もあるが、それでは2区に置く選手が見当たらない。
順当に行けば松枝なのだろうが、松枝で2区。と言われるとどうしても不安が付きまとう。
逆に田口なんかは、経験があるとはいえ6区で使うのは勿体無いという印象を受ける。
そもそも前述通り怪我の噂があり走るのかも微妙だが
いまやチームナンバー2とも言える存在なだけに、9区あたりに回せれば理想的と言えるだろう。
いずれにせよ今年も往路から突っ込んで行くことには違いないはずだ。
松枝コスマスを序盤に惜しみなく投入してスタートダッシュに成功し、山で貯金を稼ぐ。
理想ではあるが、難しい話ではない。これに成功すればシード権以上を狙えるチームと言っていいだろう。