今日は早めに帰宅した。
玄関を開ける前から上の子のピアノの音、
下の子は明日の準備、
手を洗い うがいをして 夕食をとる。
子どもたちは、寝る支度をしながら居間をうろちょろ。
ふと見ると、下の子の襟元にかなりの血が固まっていた。
聞くと戦いごっこをしていて、いいパンチを鼻にもらったらしい。
息子に言わせると、こちらは遊びで むこうは本気だったとか。
そして、「上には上がいることがわかった」と笑っていた。
屈託のない子なので心配ないが、どうやら先にじゃれついたのは息子のようだ。
大柄で腕力も強い友達の強さを試してみたかったらしい。
よほど自分に自信があったのだろうが、妄想が醒めてよかった。
博多のケンカは、激しく衝突する。互いの意見を臆することなくぶつけ合う。
されど、時が過ぎればケロっとしたもの。あっけらかんと乾いていて気持ちがいい。
まさに、長い歴史の中で培われた国際交渉術なのだ。
ちまちましたことは大嫌いだし、時間の無駄とさえ思う。
細かい世界でこじんまりと悦に入り、やれどうだこうだと したり顔で解説している輩がいると
やけんなん?と、つい馬鹿にしたくなる。 「つまらんね、おまえ」となる。
小さな世界に、つまらないルールをこしらえて、保身しているような連中を見ると
「あ~ぁ、なんかイライラするね」となる。 信頼できなくなってしまう。
九州は、おおらかで だから安心してケンカができる。
それは信頼関係があるからだ。
信頼関係がなければ良くも悪しくも、そもそも関わりあえないのだ。
※バテ合い とは、博多で殴りあいのことをいいます。