シンガポール政府が本当に望んでいること 2 | シンガポールから本当のことだけを伝えたい

シンガポール政府が本当に望んでいること 2

昨日の続きです。

アントレパス申請の条件が変更された時、
シンガポール政府の海外に門戸を開いた政策が変わって来た
と言うようなニュアンスの記事を目にしました。
(シンガポール国内に住む日本人の方です)

まあ、確かに当初本当に金銭的余裕や学歴の無い人の為に作られた制度が、
ある程度経済的余裕のある人しか利用できなくなった訳ですから、
確かにこの方の意見は正しいのだと思います。

ただ、この制度のよいとこばかり利用する人多く、
実際はシンガポールの利益にならない方が多かったから、
制度の見直しがされたわけで、

これは政府が当初望んでいた方向とは異なります。

今回の法人設立後のエンプロイメントパスの申請方法の変更にしても
やはり、あまりにも簡単に法人を設立する人が増え、
実態の無いペーパーカンパニーのような会社が増えてきたからでは
無いのでしょうか?

以前もお話したとおり、シンガポール政府は
シンガポール株式会社といえるほど、
国家の利益、発展の為に様々策を施しています。

その利益に生み出してくれないものの見直しをするのは、
会社としては当たり前のことだと私は思います。

優秀な人材だけがほしいシンガポールに世界的不況の影響で、
招かざる人々まで来てしまったというのが、
シンガポール政府の感想なんじゃないでしょうか。

ちなみに世銀発表で、シンガポールは世界で一番ビジネス
を行いやすい国に選ばれました。