運動と健康に関するセミナーに参加してきました。 | ISHII DENTAL CLINIC

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「歯磨き」で始まり、「歯磨き」で終わる1日。
ISHII DENTAL CLINICでは、その間にある「豊かな暮らし」を提案しています。

昨年末になりますが、足利市医師会主催、国際医療福祉大学病院 腎臓内科 安藤 康宏教授の講演を聞いてきました。

 

先生の話の中で、デスクワークなどの座りっぱなしの姿勢は1時間で既に老化が始まるということです。

生活習慣病による早期死亡の順位で、1位が高血圧、2位が喫煙、3位が運動不足と近年は運動と病気の関係が明らかになってきました。心臓疾患やガンなども運動することで改善されるのです。

また、運動で長寿遺伝子が増加するという研究も多く発表されています。

以前運動は、健康な人が行うというイメージでしたが、今は疾患を有する患者さんにも推奨しており、先生の腎臓内科でも優位な成績が見られるとのことでした。(全身疾患を有する方は必ず担当医師にご相談ください。)

 

運動の程度ですが、その人の年齢や筋力の差もありますが健康な人で時速約5Kmが理想で、時速3Kmでも7Kmでも動脈硬化を発症するリスクは同じということには アスリートの私も驚きましたしょんぼり

過度な運度を避け安全限界内での運動を推奨されていました。

 

米国心臓学会の報告によると、1日に1万歩以上ウオーキングを行う人は睡眠の質の向上、職場でのトラブルも少なく、家庭も円満である傾向が見られるそうですニコニコ

 

また、適度なウオーキングを行なっている人は、炎症性のサイトカインの減少が見られるとおっしゃっていました。ということは、歯周病の患者さんにも有効ということが言えると思います!!

更に、進行した歯周病の治療などのハイリスクアプローチに対し、虫歯や歯周病などの生活習慣病の予防の一環として、食事や運動などの予防的役割が多いポピュレーションアプローチを行うことで医科歯科共に集団全体の健康度の向上につながると思いました。

それはうまくいけば医療費の削減にもつがり国民全体の利益になるのではないかと思います音譜

 

安藤先生によると運動はまずは小さく始め、低負担で娯楽性がある運動から始めるのがポイントだそうです(*^o^*)