2020年の大学入試問題は、「高等学校基礎学力テスト」「大学入学希望者学力評価テスト」「各大学個別の独自入試」の3段階になります。 実はこれはベンジャミン・ブルームの認知領域の6つのレベル分けに沿うもので、「知識-理解」 「応用-分析」 「統合 - 評価」という6段階を大きく3つに分けると3層構造に重なるということでした。 「興味、関心」は、論理的な思考を積み重ねていったのちに飛躍する創造的領域で「ナンデダロウ」と探究し続けるセンサーです。そこから「発想」が生まれ、それを観察、議論、検証して「現実化」していく過程を促す原動力になっていきます。 2020年大学入試問題を予想するような問題が東京大学理科Ⅰ類(2014年度・外国学校卒業生特別選考小論文)で出題されています。 Q.もし、地球が東から西に自転したとしたら、世界は現状とどのように異なっていたと考えられるか、いくつかの視点から考察せよ。 こういう問いは投げかけられた途端、「興味、関心」が満開になるでしょう。 対話や議論にシフトするチャンスです。