コミック「あそびじゃないの」 | 元漫画屋日記

コミック「あそびじゃないの」

漫画屋日記-あそびじゃないの 昨日は打ち合わせの後に、原稿に取りかかったのだが、難しい構図で1枚の下書きにかかり切りになってしまった…しかもまだ直すかも。

起きて風呂入ってマクド。今週末はケータイクーポンでビックマックが190円だから、超使えるぜー。そんで読書。

読んだ一冊(本当はチョロッと目を通すつもりだったのが、読み切ってしまった。)に岡崎つぐお先生作画の「あそびじゃないの(第1巻)」という単行本がある。

1993年初版とあるから、16年前の本と言うことになるのか…。

ちょっと思いつきで「ちょっと昔の、スーファミとかプレステあたりのゲームメーカーの現場を舞台にしたような漫画って面白いんじゃないかな~?」と思って、確かそんな漫画があったハズだ…と発掘したのがこの作品。

ファミ通で連載してたんだよね。当時、時々立ち読みで読むというかパラパラとめくった記憶はある。

当時のパッと見の印象で「ちょっと作品と絵柄が合わないんじゃないかな?」と思ってちゃんと読んでなかったのだけど(ゲームが題材なので、もっとポップで無機的なほうが合うと思った。ファミ通という雑誌の印象もあったと思う。)、読んでみたら漫画としてもかなり本格的で、現場の様子もよく描かれていてかなりデキのいい作品でした。

ちょっと序盤から伏線が多いというか要素が多すぎるのではないかという気がしないでもないけど(人物の相関図が複雑)、ファミ通ということで子供向けかと思ったらググっと深い部分もあったり、上記の気になる点はあるもののキャラクターの配置も効果的で全体的に質が高い。女社長さんがカワイイ(^x^)。

今だと、きっともっとシンプルにすると思うけどこういう作品があったんだな~という印象。お値段的に手軽に買える2,3巻をamazonで注文してしまいました。4巻まででていて、でも4巻では物語は完結していないようだ。


今の日本にはバブル前~に対する回顧趣味の機運があって、それは現実の状況が厳しいからという逃避行動的な面もあると思うのだけど、現状ビックビジネスになってしまった今のゲーム業界よりプリミティブで楽しげな世界がそこにはあると思う。自分自身、そういうテレビゲームの成長をプレイする側として楽しみながら一緒に育ってきたような世代でもあるから親しみもあるし。

でもケータイアプリとか、あの辺の世界だと似たような感じがあるのかな?今のゲーム業界の現場にいる人から見れば「ノスタルジックだね~、俺は今で必死よ!」という感じだと思うけども。

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さてさて、原稿原稿。今日で下書きは終わりにしたい。

そうそう!これはゲームだけど、ゲーム製作現場を舞台にした作品といえばCHILD-DREAM の「Angel Whisper 」という作品がある。この作品もかなり面白くて当時、夢中でやったなぁ~。