接吻よりも交わるよりも淫靡。
それが僕達の関係。
久々の本仁さんの作品ですーー!
本仁さんは独特の世界観がありますよね。
ただそれゆえ、読者を選んでしまうのも確か。
合う・合わないがハッキリしてしまうかな。
私は大好きです。
個人的には、これほどまでに「排他的」とか「背徳」とか「耽美」とか「デカダンス」とか
そんな言葉が似合う作家様もあまりいないんじゃないかと思っております。
そしてその独特な世界を表すのに一番似合う舞台が
明治から昭和初期にかけて、日本に華族制度があった頃かしらね。
「探偵青猫 」もそうだったように・・。
さて、今回は探偵ではありません。
貴族ということは同じだけど、子爵とその執事という関係。
しかも執事はドイツ人なのです!
おヘンタイ様なご主人様と祖国を捨てご主人様に仕える執事との
歪んだ主従関係。
本仁 戻著コミック「グランギニョール」
まず、このタイトル。
ぐらんぎにょーる???ってナンデスカー?って思ってしまう。
グランギニョール劇場というフランスで一時期はやった大衆演劇・見世物小屋のことらしいです。
しかも普通の劇場ではありません。
猟奇的で残忍、劇中の登場人物には社会的に好ましくない人達が登場するという、
あまりのショッキングさに気絶する観客もいたとか・・。
このことを知って読むと、確かに「グラン・ギニョール」というタイトル以外
ないような気になってきます。
つかね、本仁先生の描くキャラってのは
皆どこか病んでるんですよ!!
「飼育係・理火」もそうだったよな〜。
今回はご主人である須蛾子爵が
ドSでありながらドMでもあるという
やっぱりどっか病んじゃってる人でしたが、
理性的である独逸人執事のコンラートも
なかなかのもんでした。
須蛾子爵との秘密の関係をプラトニックと言えば聞こえはいいけれど、
単にプラトニックにならないところが本仁さんなのよね。
二人の間に第三者を介在させ、
コンラートを抱かせそれを見て歓びを得る子爵。
それを子爵は
僕達は決して過ちを犯さない
という言葉で表現するけれども
既にこの複雑な人間関係は過ちではないというのか?
うーむむむ。
二人の間だけに何もなければそこはセーフということなのであろう。
だけどどんなに隠した関係であっても
子爵の奥方がどんなにいけすかねぇ女であっても
そこはやはり女の勘は侮れず、
すぐに二人の密接な関係に気付くのよね。
もちろんコンラートが外人であるというのも気に入らないんだろうけど、
きっと日本人であってもこの奥方は
旦那が信頼を寄せる美しき執事には
イビリをやめることはなかったであろうな。
第一話がいきなりショッキングな結末になっていて、
2話目からそこに至るまでの日々が描かれています。
コンラートと子爵の歪んだ関係は過去子爵と付き合っていたという阿木乃男爵や
コンラートの引き抜きを考えているスマートな貴族の白川伯爵の二人が加わり
更に泥沼・・・・・・
いや、泥沼というよりも、これも子爵とコンラートの関係を彩る添え物に過ぎないのだろうか・・・?
本仁さん曰く、
この物語はあと4話で終わりになる予定なんだそうで、
しかも
最終話が大どんでん返し
ということで
驚愕いたしました!!!!∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
だ、だって1話目を読んで、
ここからどう大どんでん返しがくるんだよぅ〜!!!!
というのはおそらく皆さん思う感想だと思うんだよね!!
もうこんなの聞かされたら、
2巻目を是非是非出して欲しいっっっっっ!って
嘆願するしかないじゃないのよぅ!!!
ああ、本仁さんにしてやられましたww
どんなどんでん返しが待っているんでしょうか。
実は白川と共謀して子爵だけを殺しあのあと二人で海外逃亡、
心中したと見せかけて、実は生きていて逃亡・・・
私の貧困な発想ではせいぜいこのくらいしか浮かんできません・・・
H度
ストーリー度
参加しています。よろしくね
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それが僕達の関係。
久々の本仁さんの作品ですーー!
本仁さんは独特の世界観がありますよね。
ただそれゆえ、読者を選んでしまうのも確か。
合う・合わないがハッキリしてしまうかな。
私は大好きです。
個人的には、これほどまでに「排他的」とか「背徳」とか「耽美」とか「デカダンス」とか
そんな言葉が似合う作家様もあまりいないんじゃないかと思っております。
そしてその独特な世界を表すのに一番似合う舞台が
明治から昭和初期にかけて、日本に華族制度があった頃かしらね。
「探偵青猫 」もそうだったように・・。
さて、今回は探偵ではありません。
貴族ということは同じだけど、子爵とその執事という関係。
しかも執事はドイツ人なのです!
おヘンタイ様なご主人様と祖国を捨てご主人様に仕える執事との
歪んだ主従関係。
本仁 戻著コミック「グランギニョール」
- グラン・ギニョール (ビーボーイコミックスデラックス)/リブレ出版
- ¥679 Amazon.co.jp
まず、このタイトル。
ぐらんぎにょーる???ってナンデスカー?って思ってしまう。
グランギニョール劇場というフランスで一時期はやった大衆演劇・見世物小屋のことらしいです。
しかも普通の劇場ではありません。
猟奇的で残忍、劇中の登場人物には社会的に好ましくない人達が登場するという、
あまりのショッキングさに気絶する観客もいたとか・・。
このことを知って読むと、確かに「グラン・ギニョール」というタイトル以外
ないような気になってきます。
つかね、本仁先生の描くキャラってのは
皆どこか病んでるんですよ!!
「飼育係・理火」もそうだったよな〜。
今回はご主人である須蛾子爵が
ドSでありながらドMでもあるという
やっぱりどっか病んじゃってる人でしたが、
理性的である独逸人執事のコンラートも
なかなかのもんでした。
須蛾子爵との秘密の関係をプラトニックと言えば聞こえはいいけれど、
単にプラトニックにならないところが本仁さんなのよね。
二人の間に第三者を介在させ、
コンラートを抱かせそれを見て歓びを得る子爵。
それを子爵は
僕達は決して過ちを犯さない
という言葉で表現するけれども
既にこの複雑な人間関係は過ちではないというのか?
うーむむむ。
二人の間だけに何もなければそこはセーフということなのであろう。
だけどどんなに隠した関係であっても
子爵の奥方がどんなにいけすかねぇ女であっても
そこはやはり女の勘は侮れず、
すぐに二人の密接な関係に気付くのよね。
もちろんコンラートが外人であるというのも気に入らないんだろうけど、
きっと日本人であってもこの奥方は
旦那が信頼を寄せる美しき執事には
イビリをやめることはなかったであろうな。
第一話がいきなりショッキングな結末になっていて、
2話目からそこに至るまでの日々が描かれています。
コンラートと子爵の歪んだ関係は過去子爵と付き合っていたという阿木乃男爵や
コンラートの引き抜きを考えているスマートな貴族の白川伯爵の二人が加わり
更に泥沼・・・・・・
いや、泥沼というよりも、これも子爵とコンラートの関係を彩る添え物に過ぎないのだろうか・・・?
本仁さん曰く、
この物語はあと4話で終わりになる予定なんだそうで、
しかも
最終話が大どんでん返し
ということで
驚愕いたしました!!!!∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
だ、だって1話目を読んで、
ここからどう大どんでん返しがくるんだよぅ〜!!!!
というのはおそらく皆さん思う感想だと思うんだよね!!
もうこんなの聞かされたら、
2巻目を是非是非出して欲しいっっっっっ!って
嘆願するしかないじゃないのよぅ!!!
ああ、本仁さんにしてやられましたww
どんなどんでん返しが待っているんでしょうか。
実は白川と共謀して子爵だけを殺しあのあと二人で海外逃亡、
心中したと見せかけて、実は生きていて逃亡・・・
私の貧困な発想ではせいぜいこのくらいしか浮かんできません・・・
H度
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