- 人間じゃなくてもいいの?
初読み作家様ですー!
帯を見て衝動買い。
だってテンのマルが可愛かったんだもの~!
そうなんです。
この作品はケモミミです~!
しかもテンなの。イタチ科の。
人間に憧れて山を下り人間に紛れて暮らしている。
相方は普通の人間。院生のスナオ。
一応BLだけどそれっぽい描写はありません。
でも一緒のベッドで寝ているし、
そういう関係なのよね?と匂わせてはくれます。
ま、和み系漫画なのでこの作品にエ口を求めてはいけないww
本郷 地下著コミック「ふくふくハイツ」
- ふくふくハイツ (ビーボーイコミックスデラックス) (ビーボーイコミックスDX)/リブレ出版
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ほんと、ほっこりしちゃう作品でした。
マルが素直で明るくポジティブ。
だからすごく好感が持てます。
スナオはあまり物事に動じないタイプ。
対局な2人だけど、それがかえって良かったのかも。
何気なーい2人の日常を描かれていて、
だけどそんな日常の些細な事にもマルは
いろいろと楽しみだとか喜びとかを見いだしています。
でも楽天的なマルも実は御家騒動を抱えているのだ。
マルの本性はテン。
ごまめ山というところに住んでいたようだけど、
一族をまとめなくてはならない若様なのだ。
今の当主はマルの母親。
どうやら皆人間に化けられるようだ。
本当ならばマルは母親の跡を継いで当主にならねばならないんだろうけど、
(彼らがどういう暮らしをしているかは謎)
マルはスナオと共に人間として暮らしたいと思っている。
なので、彼らがマルの居所を突き止め連れ帰ろうとした時も
マルは必死にスナオの元へと帰るのだ。
スナオはクールなようでいて、本当は情が深い。
マルが突然消えてしまった時もずっと寝ないで待っていたり、
マルが母親たちから逃れて帰ってきた時も
文句言いつつも結局はマルのために身を隠したり・・・。
マルがね、なぜスナオには懐いたのかわかるような気がするんだ~。
スナオってあまり感情表現が豊かじゃなくて、
正直何を考えているのか表情からは読み取りにくいの。
だけど本当はあったかくて、情熱的?な一面も持っている。
あまり物事に執着しそうにもないスナオが、
マルを探して回ったときは、すごく意外だった。
マルに対しては執着というか、愛着?があったんでしょうねー。
スナオの実家には犬猫鳥とたくさんペットを飼っていて、
どの子もスナオにすんごく懐いている。
スナオがめっちゃ可愛がっているって感じでもないんだけど~。
どうやら動物にめちゃくちゃ好かれるタイプなのよね( ´艸`)ププ
だからマルにも懐かれたんか。
マルがカラスと針金ハンガーをかけて死闘と繰り広げていたり、
熟れた柿を食べて美味しそうにしているところは可愛くて好き。
それに食べ物を作ることにとっても熱心なのよね。
料理にすごく興味を持っているのはなぜなのかしら。
調理をするという行為が人間独自のものだから楽しいのかなー??
なんか疲れているときに読むとほっこりさせられる漫画ですねー。
この他に短編が2作品収録されています。
どちらも不思議な話で一度読んだだけでは「ん?」という感じで
2度、3度読んで、ああなるほど、と思ってしまう。
ふくふくとはまた違ったテイストなのでどちらが本郷さんのカラーなのかしら。
と、気になってしまう作家さんです。
H度なし
ストーリー度
ケモミミ度
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