偽りだらけの、あなたを愛す。
読んだのが数ヶ月前なので、
ちょっと忘れそうになっているけれど、
頑張ってレビューしますww
冒頭はえれなさんらしいな~。
男たちからの陵辱シーンから始まります。
そしてもちろん、サスペンス仕立てになっているんですよね~。
えれなさんといえば、
受けか攻めがミステリアス。正体不明ってやつですね。
そして複数人からの陵辱、または攻めからの不当なH。
で、マフィアやら893やら軍人やら絡んでくるので、
何かしらキナ臭さを感じさせてくれます。
今回もロシアンマフィアにスパイにとそのキナ臭さは継承。
もちろん冒頭から陵辱シーンなので、
受けちゃんが哀れな立場であることがすぐにわかる。
えれなさんの受けちゃんもいつも命がいくつあっても足りないくらいに危ない目に遭うよねーー!
という、えれなワールドなのでした。
華藤 えれな著「クリスマスワルツ 伯爵家の情人」
ヨーロッパはナチスの台頭で不穏な空気が流れる中、
そのドイツを舞台に日本人の血を引き異質であるルカが、
スパイであること以前にちゃんとそういう中で生きて行けるのかドキドキした。
いろんな人がいろんな思惑で動くので
どのキャラも怪しい感じがするんですよね~。
イザークの父親は巨大鉄鋼会社を経営するレンベルク伯爵家の執事をしていた。
その関係でイザークもまた幼い頃から伯爵家に仕え、
現在は伯爵家顧問弁護士として従事している。
そのイザークに伯爵家直系も孫である直冬から弟を探して欲しいという依頼が・・。
実は伯爵家の当主は70過ぎの高齢。
跡継ぎには2人の息子がいたが一人は早くに病死、
もう一人も病気により日中は外出できない。
働くことができるのは病死した息子と日本人女性の間にできた23歳の直冬だけ。
今、伯爵家はロシアンマフィアとナチスからその財産や地位を狙われている。
というのも、70過ぎの伯爵が後妻に迎えたのがロシアから亡命してきた貴族の遺児ソフィアだったからだ。
彼女の背景はキナ臭く、マフィアの陰が見え隠れしている。
おまけに直冬の異母兄は肺結核を煩い入院していたもの、退院後はナチスに傾倒している。
そんななか、直冬が基盤を盤石にしたいと考えても不思議ではない。
そのためには同じ母親から産まれた弟清春の協力が必要となる。
彼らの両親は、日本とドイツの関係が戦争により悪化したことが原因で
駆け落ち同然で伯爵家を出てしまったのだ。
そのとき連れていったのは弟の清春だけだった。
しかし、逃亡先で父親は死に、母親と弟は宿泊していたホテルが空襲で焼け落ち
その後の足取りがつかめずにいた。
清春とは幼い頃以来会ってはいない。
その清春を探し出して欲しいというのが直冬からの依頼だったのだ。
そして清春の居所をとうとう探し出したイザークが見たのは
男娼として身を落とした清春の姿だったのだ・・・。
で、この清春も本当の清春なのか、
イザークが清春を探しているらしいというのはロシアンマフィアの方にも噂が届いているだろう。
もしかしたら清春は替え玉でロシアンマフィアのスパイということもありえる。
本当に清春自身だとしても、この間どうやって生きてきたのかはわからない。
伯爵家をどう思っているのかもわからないし、それこそ、ロシアンマフィアの手先になっていることもあり得る。
イザークにも色々と思うところはあるわけだ。
こういうドロドロの背景って嫌いじゃないわ。
清春については本名がルカという別人であることが
早くからネタバレされていて、
なぜルカが清春に成り済ましているのか、
どうやって清春たちと接点を持っていたのか・・・
そういうのが徐々に明らかになって行く。
そして清春を探していたはずの直冬が清春を探していたのは
本当に共に伯爵家を継いでいくためなのか?
そんななかで、イザークはルカが偽物であっても
惹かれていってしまうんだよね。
もちろんルカも。
そしてスパイとして伯爵家に潜り込んだルカに
イザークを始末せよ、という命令がくだる。
えれなさんも結構最後まで読まないと
ハッピーエンドなのかアンハッピーなのかよくわからない。
たとえ命が助かったとしても、
未来を考えると手放しには喜べなかったり、
受けちゃんがもうボロボロになっていたり・・・。
命があって、愛し合う互いがいればそれだけで幸せって感じかな。
これもある意味そういうラストでしょうか。
だけど!!!!
で、犯人は誰なのー!?というモヤモヤのままに終了。
最後までハラハラさせてくれる展開はさすが華藤さんと言ったところなんだけど、
アンドレイ(ロシアンマフィア)の復讐のシナリ オってのも結局なんだったのかよくわからなかった。
ハラハラとモヤモヤで終わった作品でしたね~。
でもアメリカでイ チャコラしてる二人の幸せなその後も読んでみたい。
つかモヤモヤはさすがに払拭させてもらいたわ。
H度![ドキドキ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/031.gif)
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ストーリー度![満月](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/250.gif)
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参加しています。よろしくね![ラブラブ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/035.gif)
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読んだのが数ヶ月前なので、
ちょっと忘れそうになっているけれど、
頑張ってレビューしますww
冒頭はえれなさんらしいな~。
男たちからの陵辱シーンから始まります。
そしてもちろん、サスペンス仕立てになっているんですよね~。
えれなさんといえば、
受けか攻めがミステリアス。正体不明ってやつですね。
そして複数人からの陵辱、または攻めからの不当なH。
で、マフィアやら893やら軍人やら絡んでくるので、
何かしらキナ臭さを感じさせてくれます。
今回もロシアンマフィアにスパイにとそのキナ臭さは継承。
もちろん冒頭から陵辱シーンなので、
受けちゃんが哀れな立場であることがすぐにわかる。
えれなさんの受けちゃんもいつも命がいくつあっても足りないくらいに危ない目に遭うよねーー!
という、えれなワールドなのでした。
華藤 えれな著「クリスマスワルツ 伯爵家の情人」
- クリスマスワルツ 伯爵家の情人 (講談社X文庫―ホワイトハート)/講談社
- ¥680 Amazon.co.jp
ヨーロッパはナチスの台頭で不穏な空気が流れる中、
そのドイツを舞台に日本人の血を引き異質であるルカが、
スパイであること以前にちゃんとそういう中で生きて行けるのかドキドキした。
いろんな人がいろんな思惑で動くので
どのキャラも怪しい感じがするんですよね~。
イザークの父親は巨大鉄鋼会社を経営するレンベルク伯爵家の執事をしていた。
その関係でイザークもまた幼い頃から伯爵家に仕え、
現在は伯爵家顧問弁護士として従事している。
そのイザークに伯爵家直系も孫である直冬から弟を探して欲しいという依頼が・・。
実は伯爵家の当主は70過ぎの高齢。
跡継ぎには2人の息子がいたが一人は早くに病死、
もう一人も病気により日中は外出できない。
働くことができるのは病死した息子と日本人女性の間にできた23歳の直冬だけ。
今、伯爵家はロシアンマフィアとナチスからその財産や地位を狙われている。
というのも、70過ぎの伯爵が後妻に迎えたのがロシアから亡命してきた貴族の遺児ソフィアだったからだ。
彼女の背景はキナ臭く、マフィアの陰が見え隠れしている。
おまけに直冬の異母兄は肺結核を煩い入院していたもの、退院後はナチスに傾倒している。
そんななか、直冬が基盤を盤石にしたいと考えても不思議ではない。
そのためには同じ母親から産まれた弟清春の協力が必要となる。
彼らの両親は、日本とドイツの関係が戦争により悪化したことが原因で
駆け落ち同然で伯爵家を出てしまったのだ。
そのとき連れていったのは弟の清春だけだった。
しかし、逃亡先で父親は死に、母親と弟は宿泊していたホテルが空襲で焼け落ち
その後の足取りがつかめずにいた。
清春とは幼い頃以来会ってはいない。
その清春を探し出して欲しいというのが直冬からの依頼だったのだ。
そして清春の居所をとうとう探し出したイザークが見たのは
男娼として身を落とした清春の姿だったのだ・・・。
で、この清春も本当の清春なのか、
イザークが清春を探しているらしいというのはロシアンマフィアの方にも噂が届いているだろう。
もしかしたら清春は替え玉でロシアンマフィアのスパイということもありえる。
本当に清春自身だとしても、この間どうやって生きてきたのかはわからない。
伯爵家をどう思っているのかもわからないし、それこそ、ロシアンマフィアの手先になっていることもあり得る。
イザークにも色々と思うところはあるわけだ。
こういうドロドロの背景って嫌いじゃないわ。
清春については本名がルカという別人であることが
早くからネタバレされていて、
なぜルカが清春に成り済ましているのか、
どうやって清春たちと接点を持っていたのか・・・
そういうのが徐々に明らかになって行く。
そして清春を探していたはずの直冬が清春を探していたのは
本当に共に伯爵家を継いでいくためなのか?
そんななかで、イザークはルカが偽物であっても
惹かれていってしまうんだよね。
もちろんルカも。
そしてスパイとして伯爵家に潜り込んだルカに
イザークを始末せよ、という命令がくだる。
えれなさんも結構最後まで読まないと
ハッピーエンドなのかアンハッピーなのかよくわからない。
たとえ命が助かったとしても、
未来を考えると手放しには喜べなかったり、
受けちゃんがもうボロボロになっていたり・・・。
命があって、愛し合う互いがいればそれだけで幸せって感じかな。
これもある意味そういうラストでしょうか。
だけど!!!!
で、犯人は誰なのー!?というモヤモヤのままに終了。
最後までハラハラさせてくれる展開はさすが華藤さんと言ったところなんだけど、
アンドレイ(ロシアンマフィア)の復讐のシナリ オってのも結局なんだったのかよくわからなかった。
ハラハラとモヤモヤで終わった作品でしたね~。
でもアメリカでイ チャコラしてる二人の幸せなその後も読んでみたい。
つかモヤモヤはさすがに払拭させてもらいたわ。
H度
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ストーリー度
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