タケじい、ぷりんじゃ!
わしはぷりんが食べたくて死にそうじゃ!



ブロ友さんに

「きっと楓さんも気に入ると思うよー」

と、薦められたのがきっかけで読んだのですが、
すんごーーーく可愛いお話でした!!
もう、悶絶しそうなくらいに可愛い受けちゃんなのですよ~。
なんせ、あの絶世の美女と名高い「かぐや姫」の弟なんですから、
美形なのはお墨付き。
でもそれだけじゃないの。
なんせ、言葉遣いが・・・・・
冒頭の赤字にあるように、
自分のことを「わし」と呼び、語尾は「~じゃ」だもん。
しかも主人公竹内が皇子を見つけたとき、皇子の身長はたった15センチ。
これが可愛いと言わずして何と言う?

絵師さんも良かったです!
森原八鹿さんが描かれていたんですが、今まで森原さんのイラストの作品って読んだことあったかな??
初めてのような気がするんだけど、
とにかく話と絵がとってもマッチング!
特に43P目のぷりんかぶりつき皇子は絶品~!!!


chi-co著「恋の使者はかぐや皇子さま」

恋の使者はかぐや皇子さま (B‐PRINCE文庫)/アスキー・メディアワークス
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「わしはかぐや皇子じゃ!その阿呆な頭でも覚えるようにな!」七夕の準備のため竹林に竹を切りにでかけた保育士の竹内は、そこでひときわ光る竹を見つける。切ってみると、なんと中からそれはそれは美しい…男の子が登場!!かぐや皇子と名乗るその子は、翁を探しに月からやって来たという。うるさく騒ぐ皇子を置いていけず、家に連れて帰った竹内は、同居を始めることになり…。BL版かぐや姫の結末やいかに!?



竹内は幼稚園の保父さん。
幼稚園の七夕行事で使う笹をとりに近くの竹林へ。
そこで目にしたものは、光り輝く一つの竹。
竹内がその不思議な竹を慎重に切ってみると、そこに現れたのは・・・・

身長わずか15センチの小さな男の子!

しかもいきなり「じじ様のところへ連れて行け!」ときゃんきゃん吠え立てる。
話を聞くとどうやらこの少年、名前をかぐや皇子と言い、
あの有名なかぐや姫の弟で、月に帰った姉がおじいさんやおばあさんを
毎日のように心配しているのを見かねて姉のためにおじいさん達が幸せでいるのかを
見るためにこの下界へと降りて来た・・・というのだった。


このかぐや皇子がとっても高飛車で人使いが荒いんだけどさ、
なんせ15センチだし、見かけはとっても可愛いし、で、
すごんでみせても全然怖くないの。
もう、子供が癇癪起こしている感じ?

竹内は身長こそ高いものの、中身はまったくの草食系男子。
このちっこいマメ台風に振り回され、
でも楽しそうに毎日を過ごすんですよね~。
ええ、もちろん、おじいさんを探すってのは忘れてませんよ。

だけどそれ以前に、現代にやってきたかぐや皇子が
いろんなあれこれを見て、興味を示していく様がとっても微笑ましくて。
特にプリンのくだり!!

かぐや皇子がこの現代にやってきて一番に気に入ったものはプリン。
背がちっこいからプリンひとかけらでも皇子にはとっても大きい。
そのプリンに頭からダイブする勢いで顔を突っ込み、
顔中をプリンだらけにして満足そうににっこり笑っている絵が超絶かわえええええええ!!!

私、このイラストだけでご飯3杯はいけますよ!w

こんな感じでマメッ子台風が竹内をひっかきまわすんだけど、
残念だったのが、皇子はこの小ささのままではないのね。
もちろん、この小さいままだとBでLなこともできないので
徐々に大きくなっていくんだけども、
もう少しこの小さなサイズのままでも良かったかなー・・・・なんて思ったり。

大きくなると(と言っても、もともとそんなに大きくはないので160センチそこそこ?)、
もともと美形ということもあって、
男たちの求婚にあっちゃうかぐや皇子なのよね。
さすがかぐや姫の弟といったところでしょうかww

当て馬がでなきゃ、草食男子である竹内の気持ちを揺さぶることがなかなかできないですから。

でも、二人の恋は終焉を迎えちゃうの。
だってもともとかぐや皇子は月の住人。
いつかは帰らなきゃならない。
それはかぐや皇子の望みが叶ったとき・・・・。


ちょっとこういう期限付きの恋物語は切ない感じよね。
でも、もちろん、離ればなれで終わるはずもなく・・・、
ちゃんとかぐや皇子は戻ってくることが出来るんです!
まー、そんなことは言わなくてもわかるだろうけどもww

でもその戻ってこれたからくり?もなんともかぐや皇子らしい。

ちっこくて俺様で上から目線の物言いだけど、
それさえも可愛く感じてしまうかぐや皇子なのでした~。



H度ドキドキドキドキ
ストーリー度満月満月満月半月




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