ずっと……
ずっと先輩が好きでした



これまた久々の愁堂作品レビューです!
愁堂さんは私にとっては非常に振り幅が広くて、
良い時はハマるんだけど、その反対の時は………あれれ?みたいな。←あれれ?なんて可愛い感じならまだいい方ですw

なので作品買う時は結構ドキドキするのよね。
んで今回の作品はと言うと……、
面白かったですー!
おまけにいつもエ口に関してはサービス満点的な愁堂さんですが、
その愁堂さんにしてはエ口スも少なかったかなー。
だけど、この作品に関してはその方がしっくりきたし。
サクサクと軽く読める作品です。


愁堂 れな著「恋するタイムトラベラー」
恋するタイムトラベラー (幻冬舎ルチル文庫)/幻冬舎
¥580 Amazon.co.jp
高校二年の高柳知希は、憧れていた先輩・原田雪哉が一年の美少年・松岡珠里に告白されるのを目撃。ショックを受け駆け出し、階段から転落した知希は一年前にタイムスリップしたことを知る。二年生をやり直すうち、知希は原田ともいい雰囲気に。そんな中、再びタイムスリップした知希に声をかけてきたのは、身長も伸び美青年となった珠里で…!?




主人公知希がずっと好きだったのは同じ部活の先輩原田だった。
最初はこの先輩とくっつくんだと勝手に思いながら読んでいたんだよねww

毎度のことながら私って本当に思い込みで読み進める事が多々ありすぎて、
よく見なくても一番目立つ表紙はどう見ても主要人物は3人だ!
っつーのに、ややしばらくそれに気付かなかった…汗

それに口絵のケーキを挟んで幸せオーラ漂うシーンはどう見ても恋人同士のような雰囲気。
しかも相手の男は原田先輩の風貌とは程遠い。

ってことは知希の相手は原田ではない?とあまり読み進めなくともわかるはずなのにね~。
つか、あらすじ見て買ってるはずなのに、そのあらすじさえもちゃんと覚えていないという……。
どうも、最初の数行読んだだけで、これは好みかも!と、買っちゃって最後まであらすじを読まないこともよくある←ここでもう致命的!

まぁ、そんなんで読んじゃうものだから、自分が思っていたのと違うことが多いのも頷けるww


大好きな原田先輩に意を決して告白しようと裏庭に原田を呼び出した知希。
でもそこにいたのは、学校一の美少年と噂されている部活の後輩の珠里と原田だった。
しかも珠里が原田に告白し原田がそれを受け入れ、二人はキスを……
というところで回れ右で駆け出しその場から逃げ出した知希なのだ。
ところが誤って階段から転げ落ち、気付いたら一年前にタイムスリップ!
まだ珠里が入学する直前だ。そこで知希は原田と急接近してかなりプライベートでも仲良くなるのだ。
そして珠里の入学。入部も阻止出来れば自分が見た未来は変えられるかもしれない?
そう思った知希なのだが、逆にそれが裏目となり珠里に懐かれ入部されてしまう!
原田とも親密になりそうな雰囲気なのに、珠里の存在はやはり不安。
しかもまたしても知希は階段から転げ落ちてしまい、気付くと2年後の未来にタイムスリップ!
しかもその場にいたのは美少年から美青年へと変貌した珠里で。。。


よくよくこの子は階段から転げ落ちる子だねぇ!
でもそのおかげで?
3度もタイムスリップをしてしまう。
タイムスリップは一度だけだと思っていたので、これはなかなか意外な展開だった。

しかも2度目のタイムスリップでは、知希は高校3年生、珠里は2年生。
もともとタイムスリップする前でも知希は2年生だったので、
いきなり受験生となってしまい焦りまくるのよね。←このへんはかなり現実的だわf^_^;
そんな知希の事を心配し、あまつさえ知希がタイムスリップしてしまったというような信じ難い話を聞いてくれたのが珠里だったのだ。
美青年に成長した珠里だけど、中身はあの可愛くて自分に懐いていた珠里のまま……
ときたら、知希だってグラグラと心が揺れ動いたって不思議はない。
でもじゃあ、原田先輩とはどうなったんだ?と知希が思っていると、
その原田からのお誘い電話がかかってきて…。


ご都合主義的にタイムスリップが行われてしまったり、過去へ行ったり、未来へ行ったりするけれど、
それで混乱するような事もないし、ご都合主義的なところも
結構楽しく読めたって感じ。
珠里の成長してもワンコな感じには好感が持てたー!

3度目のタイムスリップについては、読んでからのお楽しみ。
でも、ほんと、
知希は二度とあの階段には近付かない方が懸命ね。
私ならもう一度人生やり直したいところだけどww


H度ドキドキドキドキ
ストーリー度満月満月満月半月



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