COLDシリーズ３連作の第１作目です！！
これ、GOLDで連載されていた時は
さほど心が動かされなかったんですよね。（なんてこと）
でも、小説を読んでやっぱり木原さんは凄い！と
改めて思っちゃいました。
３冊一気に読んでしまいました！
事故で記憶を失った青年が
友人だと言うサラリーマン風の男と同居することに。
自分の名前も年齢も職業も何もかも思い出せない。
それなのにその同居人は自分の一切を教えてはくれないのだ。
彼との関係も単なる友人としか言わないし。
しかし同居人は自分にカメラマンになれと押し付けてくる。
一体自分は何者なのか・・・・・
過去を知るため自分がかつて住んでいた場所や職場を尋ねるのだけど。。
知れば知るほど自分という人間がわからなくなる。
２人の関係も本当は何なのか・・・
気になって次々と読めてしまいますよ！！
木原 音瀬著「COLD SLEEP」
高久透は事故で記憶をなくし、友達だと名乗る年上の男・藤島に引き取られる。しかし藤島は極端に無口なうえ、透の「過去」を何ひとつ教えてくれない。透は、どこにも居場所がないような寂しさを募らせるが、藤島とともに暮らすうち、彼の中に不器用な優しさを見いだして──。ハート激震、ドラマティックラブ！ 過去と現在が複雑に絡み合う話題沸騰シリーズがいよいよスタート！ 短編「同窓会」と続編書き下ろしも収録。
人ってさ、
酔っ払って記憶をなくしただけでも
何かしたんじゃなかろうか・・って心配になる時があるじゃない？
（あ、ありません？私はありますよwww）
それがその数時間のことではなく、
自分が生きてきた20数年間がすっぽりとなくなってしまったら・・・・
そりゃ不安どころじゃないよね。
事故で大けがを負った透はまさにその不安の真っただ中。
しかも友人だといって自分の身元引受人になってくれた藤島という男は
何も話をしてくれない。
友人といっても、透と藤島は接点らしきものが何もなさそうに感じる。
しきりに写真の専門学校へ薦める藤島にも疑問だらけなんだけど
肝心のところは何一つ教えてくれない。
なので、透は意を決して自分の過去と繋がる前職場と前住居を尋ねに・・・
しかし、そこで透が見聞きしたものとは・・・
まるで今の自分とはかけ離れたような暴力的な男・高久透の姿。
そして記憶を失うきっかけとなった事故も
対人だったとか、相手は亡くなったとか、噂だけが飛び交い、
でも真相は誰も知らないものだったのだ。
一体、藤島透という男は何者なんだろうか・・・
徐々に過去の自分がわからなくなる透。
でも藤島だけが変わらず傍にいてくれる。
不器用ながらも透に向ける優しさにほっとする。
ある時、ケーキを買って帰るとそのケーキをとても嬉しそうに食べる藤島に
毎回のようにケーキを持ち帰るのが日課となった透。
いつしか透は藤島のその嬉しそうな顔を見たいがために
ケーキ屋でアルバイトをすることに。
静かに日々が流れていく中で
藤島はとある女性に自分をかばって刺されてしまうのだった。
そして透は初めて、自分が起こした事故が
相手を殺してしまうほどの事故だったということを知ることに。
１巻目はいわば序章ですね。
病院を退院するところから始まるんだけど
透目線で語られる話なので
藤島もとてもミステリアスに感じるんですよ。
無口で何を考えているのかわからない。
友人というけど、そんな雰囲気じゃないことくらい
透だってわかっている。
この藤島が一体誰なのか？？？
何より、透自身が今は記憶もないせいもあって
頼りない存在なんだけど、
過去の彼は誰に聞いてもキレやすく暴力にすぐに訴えるような人。
そんな過去を知って、すごく落ち込んじゃうんだよね。
だけど、今の透にはそんな欠片もないわけ。
最初は家事もできない透だったけど、
藤島が料理を一切できないことがわかり、
自分でいろんな料理を作ってみたり、
これが案外と器用で上手いのだ。
そして最初は藤島の喜ぶ顔がみたいからと始めたケーキ屋のアルバイト。
頑固オヤジとケンカしながらもとっても楽しそうなのよね。
でも楽しそうな透とは裏腹に藤島が笑顔を向けるのは
美味しいケーキを食べている時だけ。
って書くと、そんなにケーキが好きなのか、と思っちゃうけど
そんなに好きなんですよww
だって透がケーキに嫉妬しちゃうくらいですかねwww
ええ、この時にはもう透は藤島に惹かれていっているんだよね。
で、絶対藤島も自分のことを好きなんだ、って確信も持っているの。
でも藤島からはそんな雰囲気のことは何一つ言われることはないのよね。
だけど、２人の雰囲気がどんどん甘くなっていくのがわかるの。
ああ、らぶらぶになるんだろうな。。。。と思わせる反面、
絶対このままじゃ終わらないだろうな。という怖さも潜んでいる。
うまくいけばいくほどその反動が怖い木原作品の真髄って感じですかねー。
この本にはもう一つ「同窓会」という話が掲載されている。
これもシリーズでして、
まったく本編とは関係ない登場人物が出てきます。
高校時代の同級生が同窓会で再会し、そして付きあう・・・って話なんだけど
なんでこの話が同時収録されているのかな、、、って思っていたら、
最後の最後で本編とこの同窓会シリーズは
リンクしちゃうんですね！
もう、最後まで楽しませてくれます！そして泣かせます！
Ｈ度
（同窓会メンバーが頑張ってくれました）
ストーリー度
ＣＤもありますとも！
■CAST
高久透：羽多野渉、藤島啓志：野島裕史
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これ、GOLDで連載されていた時は
さほど心が動かされなかったんですよね。（なんてこと）
でも、小説を読んでやっぱり木原さんは凄い！と
改めて思っちゃいました。
３冊一気に読んでしまいました！
事故で記憶を失った青年が
友人だと言うサラリーマン風の男と同居することに。
自分の名前も年齢も職業も何もかも思い出せない。
それなのにその同居人は自分の一切を教えてはくれないのだ。
彼との関係も単なる友人としか言わないし。
しかし同居人は自分にカメラマンになれと押し付けてくる。
一体自分は何者なのか・・・・・
過去を知るため自分がかつて住んでいた場所や職場を尋ねるのだけど。。
知れば知るほど自分という人間がわからなくなる。
２人の関係も本当は何なのか・・・
気になって次々と読めてしまいますよ！！
木原 音瀬著「COLD SLEEP」
- COLD SLEEP (ビーボーイノベルズ)/木原 音瀬
- ￥893
- Amazon.co.jp
高久透は事故で記憶をなくし、友達だと名乗る年上の男・藤島に引き取られる。しかし藤島は極端に無口なうえ、透の「過去」を何ひとつ教えてくれない。透は、どこにも居場所がないような寂しさを募らせるが、藤島とともに暮らすうち、彼の中に不器用な優しさを見いだして──。ハート激震、ドラマティックラブ！ 過去と現在が複雑に絡み合う話題沸騰シリーズがいよいよスタート！ 短編「同窓会」と続編書き下ろしも収録。
人ってさ、
酔っ払って記憶をなくしただけでも
何かしたんじゃなかろうか・・って心配になる時があるじゃない？
（あ、ありません？私はありますよwww）
それがその数時間のことではなく、
自分が生きてきた20数年間がすっぽりとなくなってしまったら・・・・
そりゃ不安どころじゃないよね。
事故で大けがを負った透はまさにその不安の真っただ中。
しかも友人だといって自分の身元引受人になってくれた藤島という男は
何も話をしてくれない。
友人といっても、透と藤島は接点らしきものが何もなさそうに感じる。
しきりに写真の専門学校へ薦める藤島にも疑問だらけなんだけど
肝心のところは何一つ教えてくれない。
なので、透は意を決して自分の過去と繋がる前職場と前住居を尋ねに・・・
しかし、そこで透が見聞きしたものとは・・・
まるで今の自分とはかけ離れたような暴力的な男・高久透の姿。
そして記憶を失うきっかけとなった事故も
対人だったとか、相手は亡くなったとか、噂だけが飛び交い、
でも真相は誰も知らないものだったのだ。
一体、藤島透という男は何者なんだろうか・・・
徐々に過去の自分がわからなくなる透。
でも藤島だけが変わらず傍にいてくれる。
不器用ながらも透に向ける優しさにほっとする。
ある時、ケーキを買って帰るとそのケーキをとても嬉しそうに食べる藤島に
毎回のようにケーキを持ち帰るのが日課となった透。
いつしか透は藤島のその嬉しそうな顔を見たいがために
ケーキ屋でアルバイトをすることに。
静かに日々が流れていく中で
藤島はとある女性に自分をかばって刺されてしまうのだった。
そして透は初めて、自分が起こした事故が
相手を殺してしまうほどの事故だったということを知ることに。
１巻目はいわば序章ですね。
病院を退院するところから始まるんだけど
透目線で語られる話なので
藤島もとてもミステリアスに感じるんですよ。
無口で何を考えているのかわからない。
友人というけど、そんな雰囲気じゃないことくらい
透だってわかっている。
この藤島が一体誰なのか？？？
何より、透自身が今は記憶もないせいもあって
頼りない存在なんだけど、
過去の彼は誰に聞いてもキレやすく暴力にすぐに訴えるような人。
そんな過去を知って、すごく落ち込んじゃうんだよね。
だけど、今の透にはそんな欠片もないわけ。
最初は家事もできない透だったけど、
藤島が料理を一切できないことがわかり、
自分でいろんな料理を作ってみたり、
これが案外と器用で上手いのだ。
そして最初は藤島の喜ぶ顔がみたいからと始めたケーキ屋のアルバイト。
頑固オヤジとケンカしながらもとっても楽しそうなのよね。
でも楽しそうな透とは裏腹に藤島が笑顔を向けるのは
美味しいケーキを食べている時だけ。
って書くと、そんなにケーキが好きなのか、と思っちゃうけど
そんなに好きなんですよww
だって透がケーキに嫉妬しちゃうくらいですかねwww
ええ、この時にはもう透は藤島に惹かれていっているんだよね。
で、絶対藤島も自分のことを好きなんだ、って確信も持っているの。
でも藤島からはそんな雰囲気のことは何一つ言われることはないのよね。
だけど、２人の雰囲気がどんどん甘くなっていくのがわかるの。
ああ、らぶらぶになるんだろうな。。。。と思わせる反面、
絶対このままじゃ終わらないだろうな。という怖さも潜んでいる。
うまくいけばいくほどその反動が怖い木原作品の真髄って感じですかねー。
この本にはもう一つ「同窓会」という話が掲載されている。
これもシリーズでして、
まったく本編とは関係ない登場人物が出てきます。
高校時代の同級生が同窓会で再会し、そして付きあう・・・って話なんだけど
なんでこの話が同時収録されているのかな、、、って思っていたら、
最後の最後で本編とこの同窓会シリーズは
リンクしちゃうんですね！
もう、最後まで楽しませてくれます！そして泣かせます！
Ｈ度
（同窓会メンバーが頑張ってくれました）ストーリー度
ＣＤもありますとも！
■CAST
高久透：羽多野渉、藤島啓志：野島裕史
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