とにかく
甘くてラブラブハッピーエンドなBLだけじゃなく
たまにはドロドロしてるようなものも読みたいの!
恋愛は男女も男×男も
惚れたはれただけではすまされないもの。
もっと命がけなのだ!
なーんて思っている貴方に!!www
この本はかなーり昔に読んでいて
もう一度読み返したくなったので
実家に戻った時に
持ってきちゃったんですよね。
故栗本 薫先生の「元禄無頼 上下巻」
色子やお小姓、念弟
そんな言葉がたくさん出てきていたな~とか思ってさ。
すんごく暗い内容だったような・・・・というのは
覚えているんだけど
細かいことは忘れちゃったので
最初から読みましたとも。
ああ、そうだ。
昔これを読んだ時にも
浮上するまでに3、4日くらいかかったんだっけ・・・と
今になって思い出す。
この本、もう普通には売ってないと思うんで
思いっきりネタバレしちゃってもいいかな。
主人公の回りに主要人物が10人ほどいたとしたら
一人残らず全員
死ぬ!!!!![昇天](https://emoji.ameba.jp/img/user/bu/bure-96-hockey/447827.gif)
しかも、まともに死ぬ人が1人もいないどころか
主人公である源三郎が一番むごたらしく
残酷に殺されちゃうのだ。![ガクブル](https://emoji.ameba.jp/img/user/na/nandm0404/106859.gif)
じゃ、私と一緒にどっぶり暗い気分にひたりましょう~~www
<上巻>
太平と爛熟の元禄時代、旗本たちはあらゆる道楽をやり尽くし退屈しきっていた。色白の美青年、九鬼源三郎も自由を持て余していたが、彼には少年の頃義兄伊 織に犯された忌しくも妖しい過去があった…。そんな彼の前に美少年、進之丞が現われ、運命を大きく変えていくが…。傑作耽美時代小説。
<下巻>
数奇な運命を辿り、源三郎のもとに身を寄せる美少年、進之丞。しかし、その背後には将軍への美童献上を企てる時の権臣、柳沢吉保の恐るべき魔の手が…。爛熟の世で、欲望と権力の狭間に彷徨い、破滅へと運命の糸を紡ぐ若者たちの生き様を描く、耽美時代長編の傑作。
源三郎はとにかくその美し過ぎる容姿から
見る者を虜にしちゃうのね。
友人達の中にも懸想しているものがいるんだけど
源三郎を好きになるものにはだいたい二種類いる。
友人達のように大切過ぎてまったく手を出さないか
源三郎の美しさが嗜虐性を誘い、嬲って嬲って残酷なまでに嬲り尽くすかの
どちらかなのだ。
まず源三郎の美しさに狂ってしまったのが義兄・伊織。
源三郎の姉・水江の旦那なんだけど
その時源三郎は13才。
美しく賢く強い伊織に憧れていたんだよね。
だけど伊織は源三郎の類稀な美しさにすっかりやられ
虎視眈々と狙っていたのだ。
そしてある日とうとうその時がきてしまったのよ。
しかも優しさのかけらもない抱かれ方で菊は裂け
ショックを受ける源三郎。
だけど伊織は源三郎を見るとどうしても
いたぶりたくてたまらんわけよ。
どうも源三郎は真性 Sの嗜虐性を目覚めさせちゃう罪な人みたい。
憧れの人からそんな抱かれ方をされて
これがトラウマになるんだよねー。
でも3年くらいこの関係が続くのよ。
姉の水江はというと伊織は指一本も触れやしない。
だもんで嫁いでから9年もの間乙女だった‥‥。。。。![ガーン](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/141.gif)
水江が男を知ったのは色子を買ってからというもの。
そしてその色子が吉弥というどうしようない小悪党なんだ。
この吉弥に最初、憧れてくっついていたのが寺小姓の
これまた絶世の美貌を持つ少年・進乃丞。
この進乃丞がさー、
カワイイだけのまったく役にたたないっつーか
役にたたないどころか厄災ばかり持ってきて・・・。
もうね、心が弱くてすぐに強い方になびいちゃって
そして浅慮!とにかく考えなし!!!
だけどなまじっかかわいいもんだからさ、
いろんな人から目をつけられちゃうわけよ。
その1人に服部長門というのがいるんだが、
長門がこの物語で伊織と並ぶもう1人の超ドS。
これまた残酷な限りを尽くす男。
伊織と長門はまさに残忍コンビ!(((゜д゜;)))ブルブルブルブル
で、色々あって、結局進乃丞は源三郎の側にいることになるんだけど
あくまで2人はプラトニック。
源三郎はトラウマからかチュウはするけど一線は越えないの。
だけどなんでこんな子を側において置くかというと
源三郎はもう人生に対して投げやりなのよ。
この子が災いを持ち込むのならそれも良し、としちゃうのよね。
進乃丞もプラトニックな関係だったから身体はずっと清いまま。
一方、水江をカモにしてた吉弥はその水江の旦那の伊織を脅し
金を巻き上げる算段だったが
逆に伊織にめちゃくちゃにピーされちゃう。
で、逆恨みした吉弥は水江を5~6人の暴漢たちに
ピーピーピーさせちゃうのだ![ガ~ン](https://emoji.ameba.jp/img/user/co/cocoro39/487642.gif)
そして進乃丞もまた吉弥に嵌められ長門のもとに連れて行かれ
お上の献上品として男色を教え込まされる。
その教え込みというのがまたすごい。
阿片と催淫剤とむごたらしい教育が
進乃丞を最期には廃人とさせてしまうのよ。![がーん](https://emoji.ameba.jp/img/user/yu/yuikakina/1568152.gif)
源三郎は‥‥
最期は服部に殺されるのだが、
服部も源三郎の妖しい美しさに惹かれていて
源三郎を閉じ込め嬲るのだが‥‥。
ホントにこんな最期でいいんですかい???って感じで・・・
その服部だって源三郎に懸想していた友人達の仇討ちにより相打ちになるわけで・・
もう救いはどこにもないので
これがこの時代だったのだ、と言われるとそれまでなのだが![しょぼん](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/144.gif)
源三郎は服部に殺された、と書いたけど
正確には自害。
服部に拷問を受け菊を散らされた瞬間
伊織を名を呼びながら舌を噛みきるのだ。
ま、それがなくとももうすでに体中ボロボロだったので
息は絶えていただろう。
源三郎は義兄がやっぱり好きだったのではないかと思うんだよね。
ただ幼少の何もわからない時にやられてしまったこと
尊敬する義兄に騙されていたこと
初めてだったのに酷い抱かれ方だったこと
何より姉を裏切っていること
これらが心の深淵に巣くっていて
それでもなはり憧れた人だから
自分で感情をコントロールできなくなっていったのか‥‥。
どんどん心が荒んでいったんじゃないかね。
このままだと3,4日くらい浮上するまでかかりそうなので
ハッピーなBLでもこれから大量に読みますか!
そして浮上しまくりましょう~。
H度![ドキドキ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/031.gif)
![ドキドキ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/031.gif)
![ドキドキ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/031.gif)
![ドキドキ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/031.gif)
鬼畜度![ドクロ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/152.gif)
![ドクロ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/152.gif)
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たまにはドロドロしてるようなものも読みたいの!
恋愛は男女も男×男も
惚れたはれただけではすまされないもの。
もっと命がけなのだ!
なーんて思っている貴方に!!www
この本はかなーり昔に読んでいて
もう一度読み返したくなったので
実家に戻った時に
持ってきちゃったんですよね。
故栗本 薫先生の「元禄無頼 上下巻」
色子やお小姓、念弟
そんな言葉がたくさん出てきていたな~とか思ってさ。
すんごく暗い内容だったような・・・・というのは
覚えているんだけど
細かいことは忘れちゃったので
最初から読みましたとも。
ああ、そうだ。
昔これを読んだ時にも
浮上するまでに3、4日くらいかかったんだっけ・・・と
今になって思い出す。
この本、もう普通には売ってないと思うんで
思いっきりネタバレしちゃってもいいかな。
主人公の回りに主要人物が10人ほどいたとしたら
一人残らず全員
死ぬ!!!!
![昇天](https://emoji.ameba.jp/img/user/bu/bure-96-hockey/447827.gif)
しかも、まともに死ぬ人が1人もいないどころか
主人公である源三郎が一番むごたらしく
残酷に殺されちゃうのだ。
![ガクブル](https://emoji.ameba.jp/img/user/na/nandm0404/106859.gif)
じゃ、私と一緒にどっぶり暗い気分にひたりましょう~~www
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<上巻>
太平と爛熟の元禄時代、旗本たちはあらゆる道楽をやり尽くし退屈しきっていた。色白の美青年、九鬼源三郎も自由を持て余していたが、彼には少年の頃義兄伊 織に犯された忌しくも妖しい過去があった…。そんな彼の前に美少年、進之丞が現われ、運命を大きく変えていくが…。傑作耽美時代小説。
<下巻>
数奇な運命を辿り、源三郎のもとに身を寄せる美少年、進之丞。しかし、その背後には将軍への美童献上を企てる時の権臣、柳沢吉保の恐るべき魔の手が…。爛熟の世で、欲望と権力の狭間に彷徨い、破滅へと運命の糸を紡ぐ若者たちの生き様を描く、耽美時代長編の傑作。
源三郎はとにかくその美し過ぎる容姿から
見る者を虜にしちゃうのね。
友人達の中にも懸想しているものがいるんだけど
源三郎を好きになるものにはだいたい二種類いる。
友人達のように大切過ぎてまったく手を出さないか
源三郎の美しさが嗜虐性を誘い、嬲って嬲って残酷なまでに嬲り尽くすかの
どちらかなのだ。
まず源三郎の美しさに狂ってしまったのが義兄・伊織。
源三郎の姉・水江の旦那なんだけど
その時源三郎は13才。
美しく賢く強い伊織に憧れていたんだよね。
だけど伊織は源三郎の類稀な美しさにすっかりやられ
虎視眈々と狙っていたのだ。
そしてある日とうとうその時がきてしまったのよ。
しかも優しさのかけらもない抱かれ方で菊は裂け
ショックを受ける源三郎。
だけど伊織は源三郎を見るとどうしても
いたぶりたくてたまらんわけよ。
どうも源三郎は真性 Sの嗜虐性を目覚めさせちゃう罪な人みたい。
憧れの人からそんな抱かれ方をされて
これがトラウマになるんだよねー。
でも3年くらいこの関係が続くのよ。
姉の水江はというと伊織は指一本も触れやしない。
だもんで嫁いでから9年もの間乙女だった‥‥。。。。
![ガーン](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/141.gif)
水江が男を知ったのは色子を買ってからというもの。
そしてその色子が吉弥というどうしようない小悪党なんだ。
この吉弥に最初、憧れてくっついていたのが寺小姓の
これまた絶世の美貌を持つ少年・進乃丞。
この進乃丞がさー、
カワイイだけのまったく役にたたないっつーか
役にたたないどころか厄災ばかり持ってきて・・・。
もうね、心が弱くてすぐに強い方になびいちゃって
そして浅慮!とにかく考えなし!!!
だけどなまじっかかわいいもんだからさ、
いろんな人から目をつけられちゃうわけよ。
その1人に服部長門というのがいるんだが、
長門がこの物語で伊織と並ぶもう1人の超ドS。
これまた残酷な限りを尽くす男。
伊織と長門はまさに残忍コンビ!(((゜д゜;)))ブルブルブルブル
で、色々あって、結局進乃丞は源三郎の側にいることになるんだけど
あくまで2人はプラトニック。
源三郎はトラウマからかチュウはするけど一線は越えないの。
だけどなんでこんな子を側において置くかというと
源三郎はもう人生に対して投げやりなのよ。
この子が災いを持ち込むのならそれも良し、としちゃうのよね。
進乃丞もプラトニックな関係だったから身体はずっと清いまま。
一方、水江をカモにしてた吉弥はその水江の旦那の伊織を脅し
金を巻き上げる算段だったが
逆に伊織にめちゃくちゃにピーされちゃう。
で、逆恨みした吉弥は水江を5~6人の暴漢たちに
ピーピーピーさせちゃうのだ
![ガ~ン](https://emoji.ameba.jp/img/user/co/cocoro39/487642.gif)
そして進乃丞もまた吉弥に嵌められ長門のもとに連れて行かれ
お上の献上品として男色を教え込まされる。
その教え込みというのがまたすごい。
阿片と催淫剤とむごたらしい教育が
進乃丞を最期には廃人とさせてしまうのよ。
![がーん](https://emoji.ameba.jp/img/user/yu/yuikakina/1568152.gif)
源三郎は‥‥
最期は服部に殺されるのだが、
服部も源三郎の妖しい美しさに惹かれていて
源三郎を閉じ込め嬲るのだが‥‥。
ホントにこんな最期でいいんですかい???って感じで・・・
その服部だって源三郎に懸想していた友人達の仇討ちにより相打ちになるわけで・・
もう救いはどこにもないので
これがこの時代だったのだ、と言われるとそれまでなのだが
![しょぼん](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/144.gif)
源三郎は服部に殺された、と書いたけど
正確には自害。
服部に拷問を受け菊を散らされた瞬間
伊織を名を呼びながら舌を噛みきるのだ。
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息は絶えていただろう。
源三郎は義兄がやっぱり好きだったのではないかと思うんだよね。
ただ幼少の何もわからない時にやられてしまったこと
尊敬する義兄に騙されていたこと
初めてだったのに酷い抱かれ方だったこと
何より姉を裏切っていること
これらが心の深淵に巣くっていて
それでもなはり憧れた人だから
自分で感情をコントロールできなくなっていったのか‥‥。
どんどん心が荒んでいったんじゃないかね。
このままだと3,4日くらい浮上するまでかかりそうなので
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H度
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