作者もこの作品に愛情入った~と
あとがきに書かれているように
その愛情が感じられる一作となっていますニコニコ

カーン公爵は国内外でも
恐れられている存在。
それも不吉な存在として。。。

冒頭ではその公爵の非情な感じが出ていましたが
話が進むにつれ
冷酷無情なクールな男ではなく
無口だけれど優しく思いやりのある人物であることが
よーくわかる。
そしてそれがこのキャラの魅力になっているんですよねー。

私、昔からこの手の攻・・・というか
男性に弱いのぽ

ルカ王子がどんどん彼に惹かれていく心の過程が
ちゃんとわかりますね~。

加納 邑著「黒のカーン公爵」

黒のカーン公爵 (ビーボーイノベルズ)/加納 邑
¥945
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「姫と閏の中でどのようにすればいいか、私がお教えいたします」。恐ろしい噂にまみれ、呪われていると言われる、黒のカーン公爵。そんな公爵の元に、隣国 に婿入りするための教育を受けに行くことになってしまった王子・ルカは、黒衣に身を包んだ冷酷な公爵に『夜の作法』まで教えられてしまう。しかし、公爵の 城で過ごすうちに、冷たい顔の下に隠された彼の心を知り…!?つのる恋心と王子としての運命。ドラマティックロマンス。


これ、先日ブログで10冊買った中の一冊で、
しかもあの中で最初に手にした一冊だった。
少なくとも全滅だけは免れて良かったわ~、私。グッジョプグッド!

さて、内容ですけど
最初は冷血漢の攻にわけもわからずルカ王子が翻弄されるお話・・・
そんな風に勝手に思っておりました。
でもそんなんじゃなかったよ。


口数少なく、ニコリともせず
ルカが公爵邸についた翌日に使用人が死亡しても
「王子には関係ないこと」で済ませ
そのあとも夜伽を教えるということで
王子の快楽を引っ張り出してしまう。
もちろんそれはルカにとっては屈辱的なことでしかなかった。

最悪な印象だった公爵だが、
そんな彼の考えをあることから知ることになり
実は自分が抱いていたカーン公爵の印象は
本人の本当の人柄とは
まったく違うということを知る。

ルカはどんどんこの公爵に惹かれていくのよね。
そしてその心の変化とかが
とても丁寧に書かれてて共感をもてました。

もちろん二人は相思相愛になるわけだけど
公爵もずっと臣下という立場を崩すわけではなく
二人が初めて結ばれるシーンも
ずっと言葉が「忠実なナイト」口調~ww

こ、これは新たなプレイなのかー??

と思わせるような
私的ツボに入ったドキドキシーンです。

ルカ王子もただのカワイコちゃんで庇護されるキャラではなく
自分の置かれた立場を理解し
運命に向きあい
好きな人ができた後もちゃんとその役目を果たそうとする責任感がある。
(もちろん揺れ動く気持ちはあってもね)

だからこそあのカーン公爵の心を
ガシッと鷲掴みにしたのでしょうね~。

続編、書いてくれないかしら・・・と期待しちゃいますニコニコ

H度ドキドキドキドキドキドキ
トキメキ度キラキラキラキラキラキラキラキラ
ペタしてね


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