動物好きの私には
動物が出てきてそれが愛らしければ
愛らしいほど萌えポイントが高い。

そしてこのシリーズは人虎の話。

人虎の血が色濃く現れる・・・それは皇帝の証。
皇帝の一族の中でも虎に変化が出来る者は
次期皇帝の椅子を約束されているのだ。

そんな人虎が統べる国の4つの話。
それぞれ話は独立しているのでどこから読んでも問題なし。

加納 邑著「皇帝(虎)シリーズ」

「皇帝は虎を求める」
BLのススメ
『虎を捕まえた者は、皇帝がなんでも望みをかなえてくれる』
貧乏だけど笛が好きな雨は、楽士になる夢をかなえるため、虎退治をすることに! 手助けしてくれるのは、街で雨の危機を救ってくれた、謎めいた美丈夫・白。高貴と野生の入り混じった精悍な姿、金色の瞳に情熱を秘めて、「誰かに心から愛されたい。それが唯一の望みだが、皇帝にもかなえることはできない」と囁く彼を、いつしか雨は大好きになってしまって…



「皇帝は白百合を奪う」

BLのススメ
風が山で助けた、怪我をした虎。彼は目の前で人へと姿を変えた…王者のように気高く精悍な男へと!虎の血筋をひくというその男・青と風は惹かれ合うが、青はこの国の皇帝の座をめぐり、異母兄に命を狙われていて…!?「俺はまるで獣のようだな。だが俺は…自分を抑えられない。お前が欲しい」満天の星の下。宝石のように光る瞳。風は激しい愛撫と思い詰めたような熱に見も心も奪われ…!二人の恋の行方は!?運命のシンデレラロマンス。



「皇帝は花嫁を抱く」
BLのススメ
「お前には、俺の花嫁になってもらう」海で溺れていた鈴を助けてくれたのは、精悍な美貌の「最高文官」—国でも屈指の権力を持つ男だった。美しい翡翠色の瞳で、鈴の唇を熱く奪った男は、鈴に女装して自分の婚約者のふりをすることを要求する。しかも彼には、実は別の正体があって…!?『たとえ同情でもいい。お前を抱きたい』自分の愛を欲しがって、縋るように迫る大人の男。彼の熱情に、溺れてしまう。究極のシンデレラロマンス。



正直申しますと、この3作
登場人物の名前が違うくらいで
攻と受の性格なんかはほとんと同じ。

このシリーズの受けはとても素直で正義感もあり
可愛らしい。
でもなんかこの小動物的な愛らしさが
私はなんとも好きなのだ。

実際に加納さんの書く少年達は他の小説でもそうだけど
皆、小動物的なニオイがする。

なんつーか、
ペットを愛でてる気分がしてくるのだww

で、おまけに人虎なわけで
(虎に変化するのは攻だけど)
その攻だって虎姿はかっこいいというより
かわいい感じがする・・・
特に腹毛・・・。
人間の腹毛じゃないよ!!虎のだよ!!

私も柔らかそうなあの虎の腹毛にくるまれて寝てみたい・・・

そして皇帝シリーズの一番新しいのが‥



「皇帝は紫の褥を濡らす」
BLのススメ
次期皇帝の紫用は、昔から側近の冬波に恋していた。精悍で寡黙だが、情熱的な眼差しで紫用をみつめる冬波。全部教えて、冬波—大事な花を手折るように優しく、ひとつに結ばれようとした時、紫用は何故か熱い想いを拒まれてしまう!!頻繁にそばを離れ出歩く冬波の行動に戸惑っていた紫用。さらに冬波に謀反の疑いが浮上し、紫用の一途な想いとは裏腹に、国をも巻き込む事態に…。愛と裏切り、時代に翻弄される波乱含みの恋の行方は。


人虎である皇帝が前3作では攻だったのに対し、
この4作目は皇帝は受である。

そして私がこのシリーズで最大にして見たかった場面も書かれてる。
それは・・・・

人虎は不思議な生殖能力を持つ。それが
男性と交わっても子を成すことができるというものだ。

3作目にその記述がでてきていて
この4作目にとうとう男×男の間に子供が~~!!

アンビリーバボー!!ひゃ~・・・

でも、ほら、人虎だから。
普通の人間と違うから。

そしてその子虎がカワイクって
私は萌えっぱなしなんですよ。
ああ~、私も虎の子が欲しい~~ラブラブ!

で、肝心のストーリーは‥って???

虎が素敵なので許すっっ!(←何を許すのっ?)
いや、私は好きですけどね。
こういうの。

H度ドキドキドキドキドキドキ
ペット度虎虎虎虎


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