シーズン1 2007年6月 人格転移を認識させられる
生存する他人とは、埼玉県にある工場に勤務する男のことである。
勤務先、名前はわかっている。
外資系の自動車部品を製造する会社で、この男は30代で既婚。
今は違うが、その勤務先の上司だった。
この他人を記事の中では、T氏とする。
T氏が人格転移したことをはっきりと認識したのは、
(認識したというよりは、認識させられたといえる)2007年の6月初旬だった。
私の体に次々と異変が起き始めた。
左腕が自分の意思とは関係なく動きだした。
何が起こったのかわからなかった。何だ?という感じだった。
左右の腕がバタバタと動き出した。自分の意思とは関係なくだ。
次に、右手の人差し指で私の胸にT氏の名字を書いたのだ。
次に、口が勝手に動き、パ、ピ、プ、ペ、ポとしゃべったのだ。
自分の意思とは関係なくだ。
THE TRUTH IS OUT THERE (真実はそこにある)