親子間売買での住宅ローンは一進一退 | 畑中の不動産コンサルティング手帳

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東京で不動産のコンサルティングをしている私の日々の考えを綴った手帳です。いずれ自分の考えを変遷をまとめるために、思ったことをそのままに書いています。あっさりとお読みいただければと重います。

おはようございます。

 

今回は親子間売買(親族間売買)での

 

住宅ローンについて書きます。

 

先日、金融機関の1行から

 

「親族間売買から完全に手を引くことになりまして・・・」

 

という連絡を受けました。

 

今度お会いして詳細を伺おうと思っていますが

 

電話で確認をしたところ

 

他の業者さんからの紹介案件が焦げ付いたり、

 

トラブルとなったりして

 

借り手と一悶着があって大変だったみたいです。

 

※その借り主(息子)さん、どうするんだろうな・・・という内容です。

 

「あるかなーとは思っていましたが、あまり旨味がなくて・・」

 

そう言っていました。

 

ただ、旨味がない話は事前に伝えていたんですけどね(苦笑)

 

で、この話を取り上げたのは、

 

”できる、できないはその時の状況にもよる”

 

ということ。

 

この金融機関でしかできない案件がこれでできなくなりました。

 

何かというと借り手に多少のカード履歴があっても

 

審査上はマイナスにならないということと、

 

年齢(通常45歳以上はシビア、借入額にもよる)による

 

足切りがなかったということです。

 

う~ん、紹介できなくなりイタイ・・・・

 

それ以上に、該当するお客さんができなくなったのがイタイです。

 

いつも私はお客さんに伝えているのですが、

 

「親子間売買はできるときにしておくのが良いですよ」

 

ということですが、こういうことがあるからなんですよね。

 

あと余談ですが、売主様がご年配の方だと、急に売買不可に

 

なったりもします。

 

昨年4月の依頼では、急に売主様(80代)が脳卒中で

 

倒れて、意思確認が取れる状況でなくなり、一旦延期。

 

昨年11月に入っても再開の目途がつかず、競売で

 

落札されてしまいました。

 

依頼になる前に3~4ヵ月の検討期間があり

 

私は売買による影響を深く理解するうえで

 

必要な期間であったと思っていますが、

 

※また、そんなに簡単に決断できませんし。

 

お客さんは

 

「あのときすぐ決断をしていれば・・・」

 

と後悔していました。

 

実家を取られるとなるとそう思われるのも当然です。

 

最後は少し話がずれてしまいましたが、

 

親子間売買の住宅ローンは状況により一進一退

 

そして、やれるときにやっておく。

 

そのように感じています。