本日は、収入保障保険を見て行きましょう。
発売当初から、各社力をいれている保険商品のため、
いろんなバリエーションが出てきました。
この記事では、基本的なしくみを押さえるにとどめます。
収入保障保険はお父さんからの贈り物!!
こちらは前回の、逓減(ていげん)定期保険と同じような、
保障の形をしています。
損害保険で、所得補償保険というのがありますが、こちらと
似て非なるものです。所得補償保険は、被保険者が病気や
ケガなどで就業不能により、収入が減った際にカバーする
内容です。
ここで言う収入保障とは、被保険者ではなく、
残されたご家族の収入を保障する保険です。
万が一あった時、死亡保険金を年金形式で、受け取る
タイプの生命保険です。一時金で受取ることも可能です。
元が定期保険なので、基本的なしくみは、ほぼ同じです。
【保険料の決定】
保険料は、年齢・性別・健康状態・保険期間などで、
決まります。
【保険料割引制度】
被保険者の健康状態による、健康体や非喫煙体などの割引。
【保険期間】
定年時を考慮した、60、65歳などで満了する、更新のない
歳満了型が一般的です。
歳満了型:60、65、70、75、80歳
(保険会社によって、設定が異なります。更新も出来る場合が
あります)
【保険料支払い方法】
保険期間と払込期間を合わせた全期型が一般的です。
保険期間満了を待たずに保険料を払い込む、短期払型を
選択出来る会社もあります。
下図は、加入時40歳、保険満了60歳、月額10万円を
受取る保障イメージです。
これだとわかりにくいですね。これではどうでしょう。
■加入直後に万が一あった場合。
10万円×12カ月×20年=2,400万円
■加入後、ちょうど10年経った時に万が一あった場合。
10万円×12カ月×10年=1,200万円
保険期間の最後の方になると、受取額が減っていくため、
支払保証期間を2年や5年などと、設定することができます。
(保証期間は会社により異なります)
仮に2年と設定すると
10万円×2年(24カ月)=240万円
となります。
この加入設定だと、期間中の保険金額はこうなります。
2,400~240万円(満了すると保障はゼロ)
上図の水色部分が保険金額、黄色部分が支払保証期間
緑部分が、四角の定期保険と比べた保障削減額となります。
【必要保障額の設定】
例では10万円としましたが、設定方法の一例をご参考まで。
もちろんライフプランはご家庭ごとに違うので、しっかり作成
した前提です。これだけで数記事費やすので。。。
必要保障額=月々の支出-公的支援-妻の収入
月々の支出額
■生活費
■教育費
■住居費(家賃、住宅ローン)
そこから
■公的支援(遺族年金など)
■妻の収入
などを差し引きます。
例えば、
40歳、妻、子供2人、年収約400万円のサラリーマンだった
場合。持ち家で、夫死亡でローンが相殺されたとします。
■生活費、教育費あわせて、月々25万円支出する
■遺族年金が15万円(乱暴です)
■子供が小さいので、妻はまだ働けない。
25万円-15万円-0万円=10万円
これ以外にたくさん要素はあるので、ちょっと乱暴ですが。。。
しかし、ライフプランを作成し、必要保障額を算出した際に、
●千万円などと言った数字が出てきますが、ケタが違うので
中々イメージしにくい場合があります。
月額10万円が必要だったとすると、保険期間中は
必要保障額が、結果として2,400~240万円だった
ということです。
月におとしこむことで、より現実味を帯びてくるのではない
でしょうか?
必要保障額が年々減っていくという考えならば、四角の定期
保険などは、更新時もしくは途中減額していく必要があります。
こちらは手続きの手間がかからず、合理的といえますね。
微調整も簡単ですし、保障額が合わない場合は、終身保険や
それこそ定期保険を組み合わせても良いのです。
長文になり、申し訳ありませんでした。
今日はこの辺で。
それでは また。
アンタ、大昔は四角原理主義者だったのに。。。
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