話が前後するが、とらとみーは結婚と同時に、みーの実家まで
徒歩20分の場所にある、
とらが勤める会社の社宅に住まいを構えていた。
みーの実家にはご両親がお二人で住まわれ、みーのお兄さんは隣の市に家を建てて家族と住まわれていた。
とらが家を建てる2年前にみーの父親が亡くなられた。
アタシは入院中だったので、いのぶが仕事の関係もあり、お通夜だけに
参列した。
この時も、離婚していなかった色ぼけが「西園家の長男やさかいに葬式にもでらんとあかんやろ、仕事より葬式にでる方が先や」
「香典は20,000円や」と、いのぶにゆったようで、いのぶとちょっとした
いざこざがあったようだ。
香典は10,000とマミと連名の供花をした。
お通夜に参列した翌日は土曜日で、いのぶが、アタシは病気の特性から
個室に入っていたので、
ドアを開けアタシの顔を見ると同時に、
「すごいで、みーのとこ、聞きたいか?」
「えー、なになに」( ̄ー☆
アタシは、1ヶ月近くなっていたベッド上安静で気が滅入っていたが、
一気に、ドーパミンが分泌しはじめようとした。
「とらがなぁ、『これまで家(義家)のことを色々言われてきたけど逆転したわ』ゆうとったわ」
「そうなん、ほんで、ほんで」ヾ(^▽^)ノ
「とらは、家(義家)にお金を出していることをみーから聞いた、みーの親からチクチクと嫌みを言われていたんやて」
「うん、うん」(^o^)
「みーの実家な、公営団地やったんや、びっくりするやろ」
「うそーーー、一戸建てってゆうとったやん、それに、みーのお母さんの実家は芦屋でお金持ちって、とよがお義母さんがゆってたやん、実家から援助してもらったらええのに」
「そう思うやろ、だから、お袋にゆうたんや、そしたら『みーのお母さんの実家は芦屋やけど、一人っ子でな、アパート住まいで、もう親もいてへんさかいに頼る人がおらんらしい』んやて」
「とよはお義母さんは、いつもゆうてたやん、『みーちゃんのおかあさんの
実家は芦屋でお金持ち』って、嘘やったん」ヽ(*`Д´)ノ
「お袋はみーのお母さんとみーの話を聞いて、そう思うたみたいや」
「えー、じゃあ、みーはえせお嬢やったんやぁ」(=_=;)
「だからな、結納の儀式はしないで、みーの親が家(義家)に行くからその時に『結納金と指輪だけをしてくれ』って、ゆうたんや、今思えばな」
「ああぁ、なるほど、でも、とらはみーの実家に行ったんちゃん」
「内緒にしてたんや」
「ふーん」
「それにな、来てる親戚はみーのお母さんの伯母さんとその長男さんだけ
やったんや、お父さん側の親戚は誰一人来てへんかったんや」
「なんでなん」ヾ(^▽^)ノ
「みーのお父さんも、お父さんのお兄さんに300万円借金をして、まだ返してないさかいに半絶縁状態なんやけど、死にはったのを知って返してくれってゆうてきたんやて」
だからかぁ、とらとみーの結婚式にも、親戚が誰一人として列席してなかったんや。
(2011.11.13『義弟嫁みーの実家に頼れない話の前に』記事ご参照を)
「とらがゆうとったけど、お兄さんに借金した以外にも、お父さんが亡くなって
わかったらしいんやけど
色んな借金が、はっきりとした金額はわからんみたいやけど、一千万円
くらいかな、知り合いから借りてはったみたいで、お兄さんの援助とお父さんの年金で返してたみたいやけど、年金が入らなくなるさかいにとらんちからも
援助してほしいと、みーのお兄さんから言われたみたい」
「何の借金なん?」
「西園さん、MRI検査に行きましょう」看護師さんが来られた。
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