〇 営業なんて無理!!


私は事務経験しかありませんでした。

営業職は


「売りつける」「ノルマがある」

「大変な仕事」「つらい・・・」


そんな先入観があり、ずっと事務職で仕事をしていました。


それが何故

営業職に興味を持ち、営業職が好きになり

営業って素晴らしいと思い

「営業は売る仕事じゃない」

「営業は大変な業種じゃない」


それどころか

「営業ってとても楽しい仕事」

だと思うようになったんでしょうか?


「折角仕事をするなら楽しい方がいい」

「折角仕事をするならやりがいが欲しい」

「会社にいる時間が多いから、仲間と共感し合いたい」


私は充実した生活を送るためには

仕事に満足していないと得られない

仕事を充実させることが自分自身満足するのだと

ずっと思っていました。



事務職で在りながらお節介が始まりました。

それはある言葉がきっかけでした。



「事務員はいいよなぁ~」



ある営業マンから出た言葉でした。

確かにそうです。


営業マンは夏の暑い日でも

冬の寒い時にでも

外に出掛けて営業をしなければなりません。

総務課が一番重要なポジションだと思っていた私は

ある事に気気付かされました。


―会社は営業部が頑張らないと成り立たない―



そこで営業部に興味を持ちました。


テレセールスを始めました。

社長に時間を頂いて「提案書」を作りました。

社長に「私の思い」を伝えました。


事務職を取り組みながらテレセールスをして

アポイントを頂き、営業マンに訪問してもらいました。

かなり大きな契約が頂けた時には

その営業マンから感謝して頂き

家族で食事に誘われました。


「営業やってみるかい?」


ある日、社長から呼ばれてこの言葉を言われました。

このまま事務職でいる事も出来たのですが

ずっとこのままだと事務職のまま・・・


「嫌っていた営業ってどんなものかやってみたい!!」


前向きに考えるようになりました。

家族に猛反対された私は


「出来ない理由を考える前に出来る理由を考えよう」

そう思い、夫を説得し

社長にいくつかの条件を出して

取り組むようになりました。


あの時社長に


「営業やってみるかい?」


この言葉を言って頂けなかったら今の自分はありません。


今、社長に心から感謝しています。



〇 半年間契約はありませんでした



約半年間契約はありませんでした。

当時、倉庫・運送業の営業をしていた私は

そうたやすく契約を頂けるはずがありません。

お客様の大切な書類を預かる仕事を

新人の私に預けるはずがありません。



―すぐに契約にならなくても大丈夫―



契約がなくても毎日楽しい日が続きました。

毎日お客様にお逢いして

いろんな事をお話しして

沢山沢山お喋りできるという楽しみが先でした。

目先のノルマや金額に振り回されたら

笑顔が消える、話が出来なくなる

そう思って、ただただお客様に出逢えたことに感謝し

「ありがとうございます」と

契約を頂いているお客様に

頭をさげて回る日々が続きました。



営業経験がない私が出来る事は

「感謝の気持ちを心から伝える事」



―私が「今」出来る事をただ一生懸命にやるだけ―


これなら出来ると思いました。


「あっ、梅岡さんだ」

「事務職から営業職になったんですね、頑張ってください」

「声と顏が一致した~」


事務職で名前だけを知っていたお客様から

沢山の応援を頂きました。

契約がなくても落ち込まなかったのは

お客様の温かいお声

温かい笑顔があったからだと感謝しています。



〇 成果が上がった!!


一番初めにご契約を頂いた会社様は

自分でテレセールスをしたところでした。

嬉しくて嬉しくてお客様の前で涙ぐんでしまいました。



それからその会社様から支店の紹介を頂き

契約に繋がりました。

営業に完全に異動になってからの成績は

毎月契約件数トップ

そして5年間連続契約件数はトップを頂きました。

2度のキャンペーンでは2度ともトップ。

会社から賞と金一封を頂きました。


賞を頂いたのは私だけの力ではありません。

事務員さん・倉庫作業員さん・ドライバーさんのお蔭。

一緒に仕事をしてくれているみなさんの協力が

あったからこそ・・・。


決してひとりではやり抜くことは出来なかったでしょう。

会社で共感している仲間を増やして

プラスのオーラで取り組むことが大切だと思います。



ちょっと気持ちを変える事で誰でも出来る事!!



ひとりでも多く

私の経験を話すことにより

「自分でも出来る!!」と自信をつけて頂き

仕事もプライベートも楽しくワクワクして

日々生活が送れるようになればいいなと思っています。



成果が上がった事で

沢山の良い事が連鎖してきます。

いろんな事へのチャレンジ精神がわいて

「もっともっといろんな事にチャレンジしよう」

「ワクワクしてみよう」

と思ってくると思いますよ。


〇 梅岡教室で、このノウハウをお伝えします


私の営業の手助けをしてくれたもののひとつに

「コミュニケーションレター」があります。


営業を取り組みだしてから

しばらく経ったころ社長から

「一旦事務職に戻ってくれないか?」と言われました。

後輩に任せていた事務を再度私が見直す作業が大変になり

一旦事務職に戻ることになりました。


―折角営業として訪問していたのにお客様と逢えなくなる―


―私の事を忘れられてしまう―


そう思って色々と考えました。

私が事務職に戻っても

お客様から忘れられないようにするには

どうしたらいいんだろうか?

そんな事を考えるようになりました。


そこで考えたのが「梅岡レター」です。


のちに「コミュニケーションレター」と呼ぶようになりました。


毎月1枚お送りする事で「私」を忘れないでいてくれる。

半年、一年逢わずとも

毎月毎月「梅岡レター」を送付したら

きっと記憶に残してくれる。

そう思って営業に戻るまで継続しようと思いました。


「あれはいいね~」

「毎月梅岡さんが来てくれているようだよ」

「あの話の続きはどうなったの?」

「〇〇号の話って詳しく聞かせて~」

「このレターの事、ほかの会社の人にも話していいかな?」

そして

このレターを継続してくれるには契約したらいいの?」

そんな嬉しい言葉をかけてくれるようになりました。



「記憶に残したい」

「私を忘れないでいて欲しい」

と言う思いで始めた梅岡レターが

いつしかお客様と私を繋ぎ共感し合うレターに変わって行きました。


「今迄沢山の営業マンを見てきたけれど

そのようなレターを書いたり、お礼状をくれた人はいなかったよ」

と言って頂くようになりました。


お礼状だって

社名が印刷された葉書とは少し違う・・・

確かに「お礼状」を進めている会社様は沢山あります。でも

「あなたに逢えてよかった」

「このご縁を大切にしたい」

「アポイントを頂いてありがとうございます」

そんな思いを伝えるには

自分自身で作ったり書いた葉書が一番いいのではないでしょうか?



オンリーワン企業として

オンリーワンの人間として

記憶に残そうとするのなら

他の人と同じことをしていたら記憶に残せません。


8年間毎月1枚継続できたのは

全てお客様の笑顔が見たいから出来たこと。

お礼状で

コミュニケーションレターで

笑顔一杯頂いて

私が楽しくワクワクできたからこそなのです。