きになる電気料金 | @1945ashizawa

きになる電気料金


 電力自由化ということで、この4月から需要者側が供給会社を自由に選択できるわけだ。つまり関東地方では東京電力の1社体制だったが、これからは新規参入の東京ガスなど約200社の中から自己責任で契約先を選べるということ。


 制度変更で需要者がどれだけ料金的なメリットが得られるかは興味深い。というのも電気代は生活維持のためとはいえ、かなり高額の利用料金を支払っているからだ。

 ちなみにわたしの家では昨年11月の電気代は19,354円(31日分)、さらに12月(28日分)は寒さが増したことで23,615円、つまり基本料金を含めて1日当たり843円も払っていることになる。

 その内訳は複雑怪奇な料金体系にあって、"使えば使うほど割高"なのである。検針票にあるようにそれは3段階になっていて、東京電力では第1段階(120kWh)までは@19.43円、第2段階(300kWh)になると@25.91円、さらに使用量が増える第3段階(301kWh~)となると@29.93円である。

 どの商売でもたくさん購入すれば単価が下がるはずだが、ところが電気料金では割高となり、第1段階を1.00とすれば第2段階では1.33倍、第3段階になれば1.54倍になってしまうのだ。


 もっとも我が家では通常の100Vに加えてリビング用のエアコンに200Vも契約しているので割高の元凶になっている。これならエアコンを100Vの機器に変えて、200Vは契約解除すれば月額7,000円の節約になる計算だ。なお100Vの契約容量は80アンペアなのでまずブレーカーが落ちる心配はないはず。

 新電力への切り替えについて各社の料金体系は今後明らかになるということだが、月間の電気利用金がおよそ8,000円がひとつの転換点だそうで、それ以上の支払いであればメリットあり。8,000円未満であればメリットが生じないといわれる。

 あれやこれやで新電力への切り替えも要検討だが、我が家の場合は電気料金節約のためには何が効果的であるのか、使用する機器も含めて、じっくり考えたいものだ。