ゼロから1を作るのが作家。
それを何とかして2とか3にするのが編集者。
さらにもっと大きくするのが出版社という装置でしょうか。
何が大変かって、やはり無から有を生み出すことですよね。何となくイメージは出来ているが、まだまだ混沌としているカオス状態。そこを来る日も来る日も粘って、だんだん主人公たちがモヤモヤの中から立ち現れてくるのは、感動的な瞬間だと思います。いつもそばで見ていて不思議な感じですね。そのキャラはどこから来たんだろう?って。漫画家の頭の中にいて、今までジッと出番が来るのを待っていたんでしょうか?
言うまでもなく、キャラクターも世界観もテーマもストーリーも作画も全部、漫画家の担当領域です。
原作と作画に分かれて作品を作ることもありますが、最終的にキャラクターの姿形を決めるのは、漫画家です。原作も最終形は漫画家の手に委ねられている訳ですね。漫画家あっての原作。
世間は、漫画家の凄さをもっと評価しても良いのではないかと思います。
なにぶん、漫画家も編集者も密室でやり取りしているイメージあると思います。
ひと昔前に比べると、ずいぶん製作の舞台裏が世に知られるようになってきたのは、喜ばしいことだと思います。でも、まだまだブラックボックスかなとも思います。この創作の現場がもっと多くの人に知ってもらえるといいなあ。
このブログが、少しでもその役に立つと嬉しいです。