• 12Apr
    • 新人漫画家へ/究極的に目指すもの

      大御所・松任谷由実も、今をときめく米津玄師も、自分の曲は「読み人知らず」が理想だと言う。つまり、何百年も経って、誰が作ったのかもう良くわからないけど、曲だけが、みんなに親しまれて残っていて欲しいとのこと。スケールの大きな話だ。漫画も同様かも知れない。一般に、作者名よりタイトルの方が知られている。あるいは、主人公の名前の方が有名なことが多い。読者にとっては、誰が描いたとか、どこに載っていたかとかは、それほど重要な問題ではない。それでいいのだ。漫画も自然と「読み人知らず」になるものなのだ。いっときでも、面白く読んでくれれば良い。少しでも、気持ちが明るくなってくれれば良い。欲を言えば、生きる元気をもらってくれれば良い。そして、「これは私のことだ。この主人公は私だ」って思ってくれても良い。いろんな読まれ方で、読み続けられれば良い。そういうことを考えてれば、自ずと謙虚に漫画と向き合えると思う。

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  • 10Apr
    • 新人漫画家へ/感動とは…?

      感動とは、深く感じて心を動かすこと。心が動く、動かされること。シンプルですね。面白いとも、ちょっと違う。心の深いところを動かす。これができれば、たぶん人気のことは考えなくても良いくらい。結局のところ、エンタメの世界では、心が動かないと、なかなかお金を払ってもらえないもの。心が動かされると、頼まれなくても、お金を出してくれる。そういうものだと思います。その「感動」のネタは、海を渡って遠くに行かなくても、自分の周囲に転がっているものだと思います。たとえば、道に転がっている平凡な石ころとか、名もない雑草とか。道で、たまたますれ違った人とか。バスの中で、たまたま隣に座った人とか。それに何を見出すかは、人それぞれ。特別なものを追い求めなくても、周囲をよく見れば、何かひとつくらい、心を動かすネタは転がっていると思います。平凡な日常を非凡に切り取る。当たり前を疑う。違う視点から見てみる。色々ありますね。

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  • 08Apr
    • 新人漫画家へ/刺さるセリフ

      漫画ではないが、米津玄師の歌詞が切れている。ありきたりの日常を独特な感性で切り取っている。イントロから10秒もすれば、その世界に取り込まれてしまう。ミステリアスな風貌と相まって、高音域を歌い切る声色にも感動。久しぶりに感動した。小説は言葉だけ。音楽は言葉とメロディー(とリズムとハーモニー)。漫画は絵とセリフ。いずれも言葉が大事。漫画では絵柄はもちろん大事。でも、セリフ大事。新人漫画家は、絵のことはすごく気にするが、実はセリフが大事だったりする。セリフが生きているかどうかは、絵より大事。絵はだんだんと上手くなるが、実はセリフは、感性によるものが大きい。日頃感じていること、考えていることが、セリフに滲み出てくる。作者の思考そのものかも知れない。

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  • 02Apr
    • 新人漫画家へ/癒し系の効用

      疲れている時には、重いものや熱いものより、軽いデザートのような漫画を読みたいと思うのも、また人情。クスッと笑えたり、ホッとしたり、他愛ないけど、なんか読んでしまう。そういう漫画も大事。動物が主人公だったり、主人公の相棒だったり。普通の高校生の群像劇だったり。普通のカップルだったり。特に大きな事件も起きない、困った事態にもならないが、少しだけ心が動くような瞬間。そういうものを、丁寧にすくい取って、短めのページで見せる。これも芸ですね。特に大きな事件が起きなくても読ませるのが、漫画の芸風。ちょっと戸惑っている主人公の表情や、控えめな喜びの反応が大事になってきます。振幅小さめの心の動きを追うというか。日常は、そういうことの連続ですよね。どんな小さなラッキーも見逃さない。それで、すごく得した気分になる。ささやかだっていい、幸せ見つけよう運動です。漫画は、四コマの時代から、日常の小さなシーンを取り扱ってきました。四コマだって、ちゃんと導入もあれば、クライマックス、オチもある。それでもって、主張や、批評もする。意外に高度です。使えるコマが少ないなりに、省略や絞り込みを極限までやる。やはり四コマは、漫画の原点かも知れません。

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  • 01Apr
    • 新人漫画家へ/火の鳥(手塚治虫)から

      時々昔読んだ漫画を思い出したりします。火の鳥/鳳凰編、個人的にオススメ。我王という主人公が歩む壮大な物語です。奈良時代の仏師・我王の一生を描いたもの。永遠の生命を持つ「火の鳥」が随所に現れます。その中で印象に残っているシーン。優しい心なんてかけらもないと思われていた我王が、追われている中で、たまたまそばにいたてんとう虫を助けます。さりげないシーンですが、これが後々ドラマの中で、重要な伏線になります。芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を連想するシーンです。もしかしたら、そこからヒントを得たのかも知れません。そのおかげで、我王がどんな人生を歩むようになるのか?ネタバレになるので、気になる人は、鳳凰編を読んで見て下さい。壮大なドラマです。読んだ後に溜息が漏れるような感じ。火の鳥は、未完だと言われていますが、各時代に分かれているので、どれを読んでも面白いです。今となっては、古典の風格が。

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  • 28Mar
    • 新人漫画家へ/桜の季節に思う

      春。卒業、進級、入学、就職……。イベントが目白押し。漫画の世界では、春の新連載攻勢。春休み期間中は、漫画が読まれる時期。書き入れ時というわけです。チカラが入りますね。この時期のために、何か月も前から準備してるわけでして。場合によっては、何年も前から。桜の花びらみたいに、一瞬で散ったりしないで欲しいと切に願います。しぶとくね。でも、次の年の桜の季節になると残っているのは、わずかだったり。切ない。厳しい。毎年、毎年、そういう光景を見ています。その厳しさがあるからこそ、漫画は発展してきたことを思うと感無量。チャレンジし続ければ良いんですよ。何回でも。若さには、失敗する権利がある。

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  • 23Mar
    • 新人漫画家へ/作家性と企画

      編集者サイドでは作家性という言葉を良く使う。絵柄やテーマ他が個性的で、ありきたりではないというくらいの意味だ。それと対極にあるのが企画優先型、または企画性の強いもの。まず企画ありきの話で、絵柄や作風、作家そのものは、次に来る。作家性とは、文字通り、作家そのものに属している。替えは効かない。企画優先の作品は、条件に合えば、作家は多くの候補が上がる場合が多い。作家性が強いという言い方は、必ずしも、肯定的とは限らない。こだわりが強く、人の意見を余り聞かない、融通が効かないという面もなくはない。しかしその個性が、他の人には替えがたい魅力を放っていることも多いので、ファンが爆発的に増える可能性もある。自分の描きたいテーマを描き、描きたいキャラクターを描いて、当たれば万々歳。編集者いらずとも言えるかも知れない。逆に、うまく行かなかった時が怖い。ひとり相撲になり、ドツボから抜け出せなくなってしまう恐れもある。どの作家も、個性や絵柄、キャラクターの考え方等、まったく同じわけもなく、どの人も、余人に替えがたいものである。そういう意味では、全ての人は、個性的である。編集者は、作家性という言葉を便宜上使っていると思って欲しい。ぶっちゃけ、作家性という言葉のニュアンスには、編集者の意見やアイデア、企画に乗ってきやすいか否かも含まれているかも知れない。誰が発案したとしても、当たれば良いのだから、どっちが考えたとかは、どうでも良いことかも知れないのだが。ただし、マーケットの動向とかは、編集者が把握していることも多いので、少しは参考になるのではないか。まあ、今は、読者の審判があっという間に下る時代なので、編集者の出る幕はないかも。とはいえ、良い企画、良いアイデア、良いジャッジをする編集者は、少なからずいるもので、あながち不要とは言えない。作家がまだ未熟な段階では、父のように母のように、見守り、育てる。これは、他の人には出来ない。良い企画を考え、新人を適切に指導し、良いアイデアを出し、うまく作品をプロモーションする。。。。全部きちんと出来たらスーパーマンではないだろうか?そうありたいものだが。

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  • 16Mar
    • 新人漫画家へ/20年後には……

      20年後には私は80歳。その頃は、こんな青臭いブログは書いていないだろう。このブログを読んでいてくれている奇特な新人漫画家たちも偉くなって、「そんなブログが昔あったなあ」なんて思い出すかも知れない。いや、思い出さなくても良い。しっかりした漫画を描いていてくれれば、私は嬉しい。20年後の漫画の風景に想いを馳せてみる。何が違うのだろう?スマホよりも、もっとクールなアイテムが登場しているんだろうか?それとも、あんまり変わっていないのだろうか?人間ドラマは、普遍的なんだろうか?恋愛に心を煩わす人は減っているんだろうか?たぶん、そんなことはないだろう。喜怒哀楽は、DNAの深い所に刻み込まれているはずだ。AIが発達して、もっと余暇の時間が増えているかも知れない。漫画の需要が、今よりも、もっと高まっているかも知れない。楽しそうだなあ。私が生まれたときは、ウチにはテレビもラジオも電話もなく、蓄音機もありませんでした。本も絵本もなく、漫画雑誌もなく、トランプも花札も将棋も囲碁も、ありませんでした。ボールも竹馬も自転車も縄跳びもない。箪笥とちゃぶ台とミシンくらいしかないガランとした部屋で暮らしていました。身近にあったのは、新聞に挟み込まれた折込チラシくらい。そこに何かを描いていた覚えがあります。あれから60年近く経って、世の中は変わったなあというか、自分自身を取り巻く環境は変わったなあと素直に思います。これからの子供は、小さいころから、ゲームや漫画の洗礼を受け続けるんでしょうか。もう少し、自然に接した方が良い気もしますが、老婆心か。ランキングに参加していますクリックをお願いしますにほんブログ村にほんブログ村

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  • 05Mar
    • 新人漫画家へ/絵のチカラ→こぐまのケーキ屋さん

      漫画なんだけど、絵本のような「こぐまのケーキ屋さん」(さく:カメントツ)。装丁がキュートです。奥付を見ると、名久井直子さんですか。さすがです。読むと心がほっこりします。こういう漫画あっても良いなあ。こぐまの素朴なキャラがかわいいです。絵もその素朴さにマッチしていて、無理がありません。長く愛されますように。ランキングに参加していますクリックをお願いしますにほんブログ村にほんブログ村

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  • 04Mar
    • 新人漫画家へ/2001年宇宙の旅

      50年も前に作られた映画なのに、今でも新鮮。宇宙船や宇宙服はカッコいいし、印象的なシーンも多い。「ツァラトゥストラはかく語りき」と「美しき青きドナウ」の音楽も効果的。さらに、物言わぬ謎の石板・モノリス。雄弁に語るコンピュータ・ハル9000。AIの先祖?ハル9000は「私失敗しないので」の外科医みたいに自信満々。自我を持ってしまったので、少々思いあがっています。キャラクターは立っていますが、最後に人間と対立、敗北。なかなか見せますね。全体に説明不足で抽象的なのが難点ですが、たまには分かりやすいものではない映画もよろしいのでは?漫画を作るうえで、ヒントになる部分も多いのではと思います。「ブレードランナー」も示唆する部分が多い映画ですよね。ランキングに参加していますクリックをお願いしますにほんブログ村にほんブログ村

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  • 24Feb
    • 新人漫画家へ/デビュー作の中にテーマは見える。

      投稿者は無意識に自分の思いや考え方を作品の中に描き込む。ずうっと考えてきたもの、感じていたもの、追い求めてきたものが、主人公や設定、ドラマ、エピソードなどに反映される。つまりは、テーマ。その辺を読み取るのが、編集者サイドの技術。たとえ、不十分でも、デビュー作には、そういうものが溢れていることが多い。そういう意味で、デビュー作は、濃い。作家は、そのテーマや好きなキャラクターを長い作家生活で追い続けていくのである。同じようなキャラクターやテーマが、作品を変えても繰り返し現れる。絵柄が容易に変わらないように、テーマも簡単には変わらない。それでよい、それこそが作者のカラー。考え方、感じ方そのものがオリジナル。一見、そういうものはないように見える作家でも、絵柄、絵の描き方に様々な主張が現れていることも多い。キャラクターの目の描き方とか、擬音とか、汗の描き方とか、背景とか。。。どこかに作者の思いや企みは現れる。それがない作品はない。ひょとするとAIの描く作品は、無味無臭かも知れないが。。。作品はどう描いても人間臭いものである。自分の作品の放つ匂いに釣られてやってくるファンが多ければ、大ヒットだし、ファンが少なくても熱烈ならマニアックな作家ということになる。作品の吸引力が高いに越したことはないが、それは自然に出て来るもの、意識的に作り出すことは難しい。まあ、そんなことは気にしないで、作品やキャラクターに没頭すべきである。ランキングに参加していますクリックをお願いしますにほんブログ村にほんブログ村

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  • 21Feb
    • 新人漫画家へ/老人をうまく描くのは難しい。

      新人漫画家によくあるパターン。若いキャラクターは上手に描けるのだが、老人や年配の人の描き方がいま一つ。老人が老人に見えない。。。老人なんか興味がないし、メインキャラとは、あまり関係ないし、出番少ないし。。。まあ、そうなんですが、そういう脇役をきちっと描けると、作品の奥行が広がるんですよ。老人がうまく描ける人は、実際に少ないので、うまく描けると断然有利です。ただ顔に、ほうれい線を描けば、老人の出来上がりとはいかないのです。もっと他にも、老人の顔を老人らしくしている要素はあるはずです。そこが観察力。どこが違うんでしょうか?目も違う、瞼がたるんでいたりする。瞳が濁っていたり白かったりする。髪の毛も黒くない。髪の毛の量も乏しい。白かったり、禿げていたり。正ちゃん帽を愛用していたり。顔には当然しわはある。歯が抜けていたりもする。皮膚が汚い。眉毛がうんと濃い人がいたり。でも、白かったり。長いひげを生やしている人もいます。などなど、若者と老人を分けるポイントは、たくさんありますね。首から上だけでも、いっぱいある。体全体なら、もうたくさん。背中が曲がっていたり。服装が地味だったり。手押し車を押していたり。ご飯粒がセーターについていたり。動きは緩慢。。。。。こんな要素を入れていけば、どう見たって老人です。描けると思うのですが。。。まあ、描いていても楽しくないという意見もありますね。でも、作品の奥行が。。。。。同世代だけでは、ドラマは広がりにくいんです。世代が違えば、自然と対立、葛藤は生まれやすい。無理解、誤解、偏見も生じやすい。ものの考え方も、そうとう違うし。老人をうまく使わない手はないかなと。老人は年配の人と読み替えても可。おじさん、おばさんですね。主人公の親世代かもしれない。このいう人たちも重要。中年の特徴も、よく勉強しましょう。立ち上がるときに、「よっこいしょ」なんて言ったりします。おしぼりで顔を拭いたりします。紙をめくるときに指につばをつけたりします。まあ、他にもいろいろ。若者にも多々特徴あります。自覚ありますか?人間を観察してると飽きないですね。

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  • 20Feb
    • 新人漫画家へ/ベイビー・ビースト・ビューティー。

      広告宣伝の世界で訴求力のある素材。3Bとも呼ばれます。Baby,Beast, Beautyビューティーは美人のこと。私の解釈では、ベイビー、アニマル、ヌードです。同じようにコミックの世界に当てはめると、エロ、グロ、サスペンス。またはエロ、グロ、バイオレンス。これらが入っていると、目を引くこと請け合いです。ただし、コードに引っかかる恐れがあります。キャラクター云々以前に、上の三つの要素が入っていると、まず読まれます。後味とかは横に置いていおいて。成人指定を受ける恐れもあります。諸刃の刃ですね。赤ちゃんと動物と美女なら、安全。ターザン的な世界観が向いている?ディズニー映画でも良く扱う素材ですね。美女は、可愛い女の子でもOK。かわいい女の子って、たいていの漫画に出てきますね。赤ちゃんと動物と可愛い女の子。三題噺ですか。。。心温まる話が出来そうです。フィギュアスケートの宇野昌磨選手、なんとなくベイビーなイメージ。キャラとして、ここ大事ですね。

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  • 19Feb
    • 新人漫画家へ/1%でも面白くする努力。

      平昌オリンピック、羽生選手、小平選手と金メダルが二日続いて出て、盛り上がっています。0.01秒でも速く、1センチでも遠くへ、0.01ポイントでも美しく。漫画を作る時にも、限られた時間の中で、最大限の努力をするもの。より分かりやすく、より面白くするには、どこをどういじれば可能なのか?締め切り時間のギリギリまで苦労する。アップしてから、「あの部分がちょっと違ったかなかな?」とか、「最後のところは、もう少し大きなコマにすれば良かったかな?」とか悩まないようにしたいもの。そのためにも、見直し。ファンタジーを作るのに、現実的なポイントを押さえなくてはならない。どの部分が、世界観を伝えるのに、不十分か?どのセリフが切れてないのか?どこかに無駄なコマはないか?すごく、きめ細かく、リアルに見ていきます。ファンタジーだったら、なおさらです。その世界に浸ってもらうのには、細心の注意が必要です。編集者は、ゼロから1を作ることは出来ません。1を2とか3とか4とかにする仕事。まだ粗削りなものをブラッシュアップする。あいまいなものに形を付ける。作者が気づいていない矛盾点を見つける。いち読者としての感想を言う。1%でも面白さが増すようなアイデアを出す。製作時間の管理をする。エトセトラ、エトセトラ。。。。商品として世に出すとは、そういうことです。

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  • 11Feb
    • 新人漫画家へ/引きのある漫画は体力が要る。

      毎回毎回、良いところで次回に引っ張る、いわゆる引きの強い漫画は、描くのも読むのも体力が要ります。ちょっとサボったら、知らない展開になってたりしますから、気が抜けません。一気読みしたくなるのも、引きの強い漫画。夜を徹して読む漫画はこのタイプですね。描く方も、引きのみならず、全体の構成や、伏線を常に意識していなくてはなりませんから、油断がなりません。気力、体力が要ります。対して、一話一話読み切りになっている漫画は人に優しいです。しばらく読むのサボっていても、何が何だか分からないということはありません。主人公と、その仲間たちが、いつも通りに、わちゃわちゃやっている。その緩さに、ちょっとホッとしたりします。でも、描く方は、毎回ネタを考えるのが大変。ネタさえ浮かべば、いつまでも続けられるメリットがあります。また、ネタ集めに取材が必要なことも多い。手間は掛かります。どちらを目指すかは、主人公のタイプや設定、世界にもよると思います。学校ものとか場所を限定するタイプは、読み切り型が向いていると言いたいところですが、学校を舞台にしたサスペンスだったら、引きの強い漫画になりますから、そうとも言えませんね。場所を限定したドラマは、概して一話完結のものにしやすいのは事実。いわゆる「グランドホテル形式」ですね。「場」があって、主人公たちの群像劇が展開するタイプ。その「場」は、ホテルだったり、裁判所だったり、探偵事務所だったり、職業がらみのものも多い。大人の男性向けの漫画は、この一話読み切り形式が多い。だんだん引きの強い漫画は重たくなってくるのでしょうか?少年向けの漫画は、引きの強いものが好まれます。若いと血の気が多いのか?

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  • 07Feb
    • 新人漫画家へ/クリエイターの気持ちは分からないが。。。

      毎日のようにクリエイターと接しています。メールとかもあるから毎日ですね。しかし、いくら頻繁に接していても、彼ら彼女らの本当に気持ちは分かりません。他人ですから。でも、忖度したり、想像したりは出来る。あるいは、寄り添うことなら出来る。伴走者ですかね。できれば、気持ちよく描いて欲しいと思っていますが、時には耳の痛いことも言わなくてはなりません。怒るだろうなあと思い切って言うと、意外にすんなりと受け入れてくれたり。逆に、ちょっとしたことで気分を害したり。そこが地雷だったのか。。。相手がクリエイターでなくても、他人の心は読めません。読もうとはしますが。男も女も相手の心が分からないから苦労している訳で。。。では、そもそも自分の心は完全に把握しているのか?そんなことはないと思います。自分でも意外なことを言ったり、したりすることはありませんか?心はころころと変わるから、心と言うとか。作者の気持ち、読者の気持ち、担当者の気持ち、色々な人の気持ちを背負って主人公は動きます。主人公とて、すべての読者の気持ちを掴めるとは思えません。多くの読者の気持ちを掴むのが限界です。それで十分。心という不確かなものを相手にしているのですから大変。心、感情とも言いますね。読む人の心を動かせれば成功。1ミリも動かせなければ、スルーされるだけ。そんな心の荒野で汗を流して戦う兵士たち。今宵も頑張れ!

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  • 05Feb
    • 新人漫画家へ/他人の力を利用すべし。

      創作は孤独、といっても徹頭徹尾、一人でやらなければならないという訳でもない。入学試験じゃないんだから。担当編集者がいなければ、アドバイスは友人や知人でも良い。下手に詳しくない方が、より的確な意見をくれるかもしれない。すべてを一人で抱え込んで解決しようと思い込むと、行き詰まる。他人を利用するのも一法。作品(ネーム?)を人に晒しましょう。恥はかくものです。兄弟姉妹で漫画家をやってる例は多いが、兄弟だと意見が言いやすい部分はあるのかも。同じような環境で育ってきているし、感覚も似ているのか。仲良く漫画を描いている姿を見ていると、なんだかほっこりする。他人の意見を入れるのは、なんだか不純だと思う人もいるかも。現実的には、「誰でもいいから、アイデア下さい!」状態になるものなんですよ。忙しいときには、猫の手も借りたい状態になるし。(もののたとえです)漫画家と打ち合わせをして出来上がった原稿の、どこからどこまでが作者のアイデアで、どこからどこまでが担当のアイデアかなんて、わからなくなること多いです。.時間が経てば、さらに曖昧模糊となり、まあ、そんなことどっちでもいいかになります。忌憚のない意見は耳に痛い。それでいいんです。無菌状態で育って、いきなり外界でハチの巣になっても困る。異論、極論、なんでもいただければ、養分になるかもしれず。純粋培養で行こうとしても、無数の意見に晒されて、無垢ではいられなくなります。意見をいただく、意見に慣れる。公器なんですよ、世の中に出せば。どんな作品にも、ファンは付く。数が多いか少ないかだけです。どんな人気作でも、嫌いな人はいる。そう思って、他人の意見をいただきましょう。何を言われても、命を取られるわけじゃなし。ずぶとく、しぶとく。

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    • 新人漫画家へ/「ジョニーは戦場に行った」を見る。

      前々から見なくてはと思っていたDVDを見た。映画「ジョニーは戦場に行った」。「ローマの休日」の脚本を書いたダルトン・トランボが脚本を書き、自ら監督を務める。「面白いから、ぜひ見た方が良い」と簡単に言えない作品です。重苦しく、やるせなく、かつ哲学的。トランボがもとの小説を書いたのが1939年、第二次世界大戦の突入時。その本は政府の逆鱗に触れ、何度か発禁になる。映画が出来たのが1971年。ベトナム戦争時。なにかと戦争がらみの作品だ。原作本が書かれてから80年ほど経つが、内容はまったく色褪せていない。中身はネタバレになるから説明しませんが、見る勇気がある人だけが見ればよい。戦争の本質を描いたもの。はたしてこれはエンタメなのか?映画「ディア・ハンター」とも通じる匂い。軽くて、くだらなくて、面白可笑しいのもエンタメだが、それとは真逆のスタンスを持ったものもある。いろいろあって良いのかもしれない。

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  • 30Jan
    • 新人漫画家へ/主人公は、あなたの代わりに何でもやる。

      漫画の中では、銀行強盗だって、世界征服だって、できてしまうのですが、もっともっと小さなことも出来る。片思いの彼(彼女)と偶然に立ち話をするとか。商店街のクジ引きで3等が当たるとか。ささやかな喜びも自由自在。現実では、偶然の立ち話もなく、景品は末等のティッシュとかが多い。せめて、フィクションの中では、そのくらいのささやかな幸せが欲しい。現実の生活に寄り添うような、潤いを与えるようなもの。リアルに少しだけ都合の良い偶然が配合されている。でも、その偶然は、負の側面と裏表だったり。事態がどんどん進んでいって、コントロール不能になったり。そうでないと、ドラマになりませんから。現実がシビアで夢を見るのが難しいほど、リアル夢見漫画は有効。現実の代償行為なんでしょう。人は、夢を見ないと生きていけない。フィクションに助けられる存在です。かくして、コミックは癒やしとしての使命を果たす。常に、現実の半歩先を歩んでくれるような作品。こうあって欲しい未来を先取りするような作品。主人公がどんなに酷い目にあっても、挽回してくれるような作品。どれも必要ですよね。

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    • 新人漫画家へ/テレビドラマや映画では、俳優がキャラを立たせるが。。。

      俳優は、なんといっても存在感があります。男女を問わず、出ているだけで絵になる。ファンは、その俳優が画面に映っているだけで嬉しい。その上、声も聴ける。得ですね。それに引き換え、漫画画面上のキャラクター。声も音もありません。吹き出しの中のセリフを各々が脳内で変換して読んでます。表情も画面から読み取る必要がある。なかなか大変です。それゆえ、丁寧にキャラクターを描いていく必要がある。というか、主人公を、じっくりと分からせるだけで、骨です。そんなに色んなことは出来ません。コマ数、ページ数が限られていますから。主人公の視線で物語を進めなければ、理解も大変。主人公の声すらないですから。 その不自由さが、かえって漫画を漫画たらしめているのかも知れません。不自由な中で、キャラクター中心で描くという手法が確立したとも言える。ストーリー中心で描いていくと、キャラクターを十分に描いて、読み手に感情移入させるのが、おろそかになります。あくまでも、バランスの問題なのですが、ストーリーとキャラクターは、ずっと付きまとう問題だと思います。キャラクターをじっくり描きつつストーリーを進めれば、ページは多く必要になりますね。だいたい連載漫画は、そういう構造をしています。漫画の場合、キャラクターを立たせることが出来れば、あとはラクなのですが、それが難しい。これも、永遠のテーマですね。

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