聴きやすいクラシック 静かな雰囲気の物。
普段、あまりクラシックを聴かない人でも聴きやすいおススメな曲は何ですかとの質問を頂いたので、おこがましいながら自分の好みで解説させてもらいます。
YouTubeにリンクを貼っていますが、やや適当に視聴数が多いのをひっぱってます。聞き比べるのもクラシックの醍醐味ですので、お時間のある人はそれぞれ検索してみて下さい^^順番はランダムです!
1・ボロディン:弦楽四重奏曲よりノットゥルノ
クラシックはテーマを想像させる様な具体的な題名がない曲も多いので、それもとっつきにくい要因かもしれませんね。
この曲も、弦楽器を四人で弾くための曲という事で四重奏曲となっていますす・・・その中の曲、ノットゥルノ(ノクターン)は日本語にすると「夜想曲」で、これはなんとなくイメージできますね。前後の激しめな曲をつなぐ穏やかな曲です。
2・チャイコフスキー:くるみ割り人形より「パ・ド・ドゥ」
チャイコフスキーの三大バレエ組曲の一つ、くるみ割り人形の中の一曲です。
チャイコフスキーは他にも有名かつ親しみやすい音楽が多いです。
シンプルなメロディーを発展させる天才だったんですね。
3・サン・サーンス:白鳥
http://youtu.be/ATXifclxtq8
これも有名すぎる程有名な曲ですが、やはり長く愛される曲はただ美しいだけではありません。
構成、和声、伴奏形どれをとっても素敵です。
4・ブラームス:愛のワルツ(op.39-15)
自分の溺愛するブラームスの曲です。堅苦しいイメージがつきまといますが、ふとこんな穏やかなメロディが流れたりして、やっぱりロマンに生きた人だなと思います。
5・リスト:ため息
リストというと「愛の夢」が有名ですが、こちらも更に難易度アップ、更にエスカレートした感があって素敵です。
6:フォーレ「レクイエム」よりピエ・イェズ(Pie Jesu)
器楽ばっかりだったので、声楽を。
瞑想的な曲で大好きです。
7:モーツァルト交響曲第41番より第二楽章アンダンテ・カンタービレ
何気なく聴くと何気ない曲ですが、聴きこむとかなり深いです。
歌うような優しい曲調の中に時折顔を出す暗さがなんとも言えないというか・・・
この交響曲はどこを取っても、素晴らしいの一言です。
後半派手に盛り上がる曲もあるので、静かで聴きやすいという趣旨から外れた曲もあるかもですが・・・他にもたくさんあるので、また書きます!
クラシックと言うと、何かと堅苦しいとか高尚というイメージが付いてしまいますが、本当は人の心に訴えかけるのが音楽であり、その人がどう感じるかが大事で、ジャンルはないんですね。
ポピュラーもクラシックもロックもその時々の感情に訴えるという点では同じだと思います。
ぜひ、クラシックを普段聴かない人も生活に取り入れてみて下さい!
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追記:
本当に静かに聴きたい時はロシアの作曲家のピアノ三重奏曲(ピアノ・ヴァイオリン・チェロ)をおススメします。しつこい程の憂いがあって好きです。
アレンスキー:ピアノ三重奏曲(第一楽章)
チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲(偉大な芸術家の想い出)
ラフマニノフ:悲しみの三重奏曲第一番