牛めしげんき 新橋ＳＬ広場

東京出張朝ご飯の定番牛めしげんきへ。二日目の朝の起点は必ず新橋。
ここは何度も書いているがグルメガイドの草分け的存在『文春ムック』のどんぶり特集で見つけたお店だ。そして僕の持っていた本には『かめちゃぼ』と紹介されている、そして店の電話番号は変わり一般家庭の回線となり『今は牛丼屋さんの電話番号じゃないんですがよく掛かってくるんですよー』と優しく切り返され恐縮したことを思い出す。一回来た時から牛丼観が変わった、牛丼観ってなんだ？まぁいいや。甘辛い東京風の味付けで焼き豆腐と突きコンが入る、つゆはヒタヒタで大手チェーンでは必ずツユヌキで注文する僕が甘んじてプロパーを受け入れるくらいつゆが美味しい。縦目に割って行きあまりの熱さに空気を含むよう、そうそれは赤ワインを飲
むように吸い込みながら食べるのが王道だ。また偏域を成り行きで楽しむ。牛肉だけや玉葱だけもあるだろうはたまたその何れもや豆腐だけなんてちょっと物悲しいから次はにーくなんて楽しくストーリーを持って食べ進む。そこにいるのは四十前の難しい顔をしたおっさんリーマンだ。駅前の喫茶店はいつのまにかＰＲＯＮＴＯに変わってた少し悲しい。栄養が行き渡りフューエルゲージが直角をしめす。一服しながら雑文を書いてお茶を飲み頭を覚醒させる。『さぁ昼は何を食べようかな』、よし絶好調だ。